会報第15号 昭和58年7月15日
 ■ 巻 頭 言

「ご挨拶」                福岡市薬剤師会 会長  冨永 泰資

 先づもって盛夏お見舞申上げます。この暑気にも負けず日夜ご活躍のこと心からお喜び申します。

 さて去る4月23日、57年度代講員会総会にて代議員の前進的ご意見を頂き、又執行部の意をご理解頂き無事終了いたしましたこと、会員各位にご報告いたしますと共に感謝申上げます。

 其後2ヶ月、愈々58年度の事業も代議員会に於ける事業計画に基づき、各委員会にて詳細検討され、計画に従って着実に執行していき度いと存じます。58年度は前年度にもまして市薬会員の団結融和と支部・部会組織の活性化を第一に掲げました。この事は即ち会員の市薬事業、運営への積極参加と協力によってもたらされるものと考えます。執行部も積極参加して頂けますよう種種計画立案しております。是非絶大なご協力を望みます。

 代議員会後、5月には各支部総会が開催されました。今年の支部総会は前年に比し出席全員も増加し、意見発表も非常に活発であったと感じます。発言することは会に直接参加することです。会員の参加あってこそ真の組織活性化が実現され、力をつけて前進するものと信じます。本年には後述致しますように、我々にとって更に一層の試錬の年であろうと思います。

 1.本年4月(市薬は昨年10月から)に業務日誌が変りました、と同時に薬事法、薬剤師法等の規則変更があっております。私達は薬剤師という国家の資格を持っております。薬に対する義務と責任が薬の有効性・安全性の広範囲に拡大されました。然るに最近は分業業務とOTC店頭の忙しさに、法の必守義務のことを少々忘却していたのではないかと反省されます。執行部はその都度連絡はしているものの不行届きもあり、それをカパーする為再確認の意味で研修会を開催しております。会員各位にお願いすることは、文書必読、研修会、部会への参加を積極的にやって頂くことです。

 2.昨年10月薬価改訂が行われ、今年2月1日からは老人保健法が施行され、処方箋発行が危惧されたわけです。調剤薬局への影響等考え憂慮致しておりましたが、3乃至5月の状況ではその伸び率は可成り下っており、前年比18%増です。金額も又同率増を示しておりますが、今後が注目されるところです。来る年末には再度薬価改訂が行われるとも云われますし、その他ビタミン剤、漢方薬の保険適用除外も聞かれます。然しながら、分業指向の医師は増加しつつあるのは現実であります。何れにしても調剤薬局、OTC薬局共にこの1年は耳目を傾けて成り行きも正確に見極め、対処すべき年だと考えられます。

 3.代議員会に於いて最も真剣に討議されました調剤特別会費は、会員各位の(+)、(−)を説明致し、一応来年度には枚数制を基本とすることをこて了解を待ました。然し、前述の薬価と処方箋枚数より致しまして、出来る丈早期に枚数制に切換え度いと考えております。一部には枚数制による出費増となる会員もあるかと思います。然しながら基本料320円の中20円は日薬指導によれば、特別会費に充当する為に加算されたものであり、請求金額による徴収は不合理なのであります。然し福岡市薬は代議員会合意により当分金額制を適用させて頂いていたわけですが、薬価改訂が進むにつれその不合理が出て参りました。負担増になる方にはご辛棒ご協力を切にお願い致す次第です。尚、枚数制に致す場合は、20円の範囲内で充分検討を重ねてまいります。

 以上、主なことをお願い致し巻頭の挨拶にいたしますが、58年度も更に一層会の団結、組織活性化と職能の発展の為、市薬の運営を慎重に行い、皆様方の意にそうべく努力致しておりますので、、会員各位の全面的ご協力を切にお願い致します。


「本年度の抱負」          福岡市薬剤師会 副会長 冨永 昇蔵

 愈々昭和58年度を迎えましたが、先づ昨年度の会員先生方の御理解ある絶大な御協力を、厚く御礼申上げ度いと存じます。

 現在既に会長以下全役員は活動の緒について居りますが、事業部として一言申上げますならば、先般の代議員会並に総会で御承認頂きました今年度の事業計画を、委員長委員の先生方により一層、市薬会員のお役に立つ様、順次実施に努力して頂いて居ります。

 昨年に引続き、組織薬局委員会は一体となって、新会員勧誘による会員増加を、そして会員の懇親にはソフトボール大会、納涼船、ポーリング大会を、又実益としてはOTC薬局経営のためのゼミ、パネル、その他を、社保委員会では次々と変りゆく情勢に応じた対応を、急患委員会では、昨年の実績の上に新センターの患者増に対応し、その充実を期して、対処して頂いております。各委員会は委員長を中心として、各委員の先生方の事業に対する計画立案実施と、その取組み方は実に真剣そのもので、自分のお店を留守にして、本柱の先生方がかくも市薬の為奉仕して頂く姿に、心から頭のさがる思いで感謝の念で一杯です。

 薬剤師会は御承知の様に職能団体ですので、その組織力は対外的にも強くなければなりません。その為には会員数は出来るだけ多く、全薬剤師の参加が理想です。そして、会員は仲よく協力し、その目的達成の為に邁進することが肝要です。昨年度から各支部は、理事である支部長先生のもと、部会では部会長会員先生の絶大な御協力と御理解によって、市薬としての組織の力が、日を追って顕在化して参りました。会費の早期納入や統一地方選参議院選の後援会活動でも、それがよく現われています。折角ここまで来ましたので、今年は各部会員先生が、部会員として一人一人が更に会員意識を強めて頂いて、部会長先生を中心として、お互いの利益に結びつく部会にして頂き度いものと存じます。それがそのまま市薬の組織力の強化になるのであります。企画や事業はたとえ小さくても、一粒の種を播くことが大切です。昨年度始めました事業も、諸先生方の御協力で、今年は葉も繁り、背丈ものびて実のあるものに育ってゆくでしょう。

 諸先生の絶大な御協力を得、更に新会員を迎えて私共にメリットのある市薬剤師会と致したいものです。会員先生方! どうぞ御協力下さい。昨年度の御礼を申上げますと共に、今後の御協力の程を心からお願いして、御挨拶とします。


結束と主張                     専務理事  堀 江 秀 男

 日差しが日毎に強まり暑くなりました。会員諸兄にはご健勝のことと思います。去る4月、代議員会、総会終了後、本年度の予算にてらし乍ら、安全且つ極力円滑な会務と事業の推進に思いたいたし、年度を通して検討して参りました。先づ、市薬の安定確保と会務の適切な実施、並びに恒常的事業の内容充実と促進を考え運営をして参ります。

 社会的に薬剤師の地位向上には申すまでもなく、自らの研讃と自覚が必要であります。日に日に変転する社会の車で発展、進歩の医療と共に歩み得るには、常に勉学、研究、情報収集等欠くことはできません。県薬の研修に合せて市薬に於ける研修は、本年度も活発に行いたい。又、組織の確立、結束のため頭脳を解放するレクリェーション事業、同好会等も行います。硬軟共々会員諸先生の多数の御出席を切に要望致します。

 さて、保険薬局における処方箋応需も順調に進展しております。老人保健法の施行以来やや鈍化の傾向がありますが、情勢は薬価の切下げ、調剤料の圧縮等酷しいものがあります。政府の医療費抑制の方向がある限り、吾々のみならず医療は流動的であり、適切な対応が必要であります。

 政治力が如何にしても必要な時に、日薬、日歯の代表石井道子が惜敗したことは残念至極、言葉になりません。私は当初20位と知らされた時、薬剤師が議員を欲しくば自からの手で勝とれと、自民党より含まされたものと申したものです。結果は運もありますが、その通りで力不足と反省しています。

 何れにせよ、今後の保険調剤は医師共々試練を波状的に受けると思われますが、之を合理的に踏まえて検討し、分業の正常化と完全化に向けて邁進したいと考えます。

 一方、大衆薬OTCも薬離れという地盤沈下で横這い状態ですが、自己治療、プライマリーケアー健康予防の社会的傾向はご承知の通り、潜在需要は多く、地域の公衆衛生と相まって、薬品販売の域を越えて、専門家として今後大衆と如何なる接点をもつか考えねばならないと思います。

 又、勤務薬剤師の地位向上、待遇改善は薬剤師として重要課題であります。医師に追随する立場で、三師の型はありますが、現実の格差は大きなものがあります。病院薬剤師が全て管理職として、医療界で認められる時の早からんことを願うものであります。

 吾々薬剤師ほど忍耐強い資格者はないようです。耐えることも必要ですが、主張すべきは主張してゆくべきと考えます。それには、自からが社会的信頼を得るべく努力が必要です。国民は、薬剤師の仕事を知りません。会員夫々の職域で主張し、それに恥じぬ行動をとりたいものです。

 会員も約700名になりました。会員が結束し、太い磁石となり、同一方向をこ行動した時、その力は大きく素晴しいものになるでしょう。互いに牽制する時ではなく、助け合い、業権と職能を確保し、発展の努力をすべき時であります。


薬局・組織委員会

薬局委員長 小村 正治・常務理事
組織委員長 磯田 正之・理事
 薬局委員 中嶋 達雄・碇  裕弘・波多江 敬三・川畑 健二郎・栗岡 芙佐子
 組織委員 冷川  襄・森田 明・栗田 邦彦・深見 俊彦

 薬局・組織合同委員会は市薬方針に従い、薬剤師職能の社会的認識の向上をはかっていく為、薬剤師の団結と融和を基礎にして、専門的分野及び社会的分野の研修に努め、将来の問題を予測しつつ、大きな視野にたって目前の問題にどの様に対応していくかを考えつつ運営しています。

 前年度は、諸行事の外に、@薬剤師と他の従業員との明確な区別をする為に、胸用ネームプレートを、A信頼される薬剤師全会員であることを表示する為の店頭ステッカー(縁色)を作製しました。

 「58年度の事業計画について」
 すでに、市薬広報等により一部案内しておりますが、まとめて案内致します。

(T)非会員の入会促進について
  全薬剤師がすべて会員であり、薬剤師職能が正しく発揮され、対外活動がより活発化されることを目指して、今年度も各支部別名簿を整理し、非会員である開設者、管理薬剤師研修会を薬務課より講師を招き、市薬主催で行いました。
  日時 7月15日(金) 午後2時30分〜4時30分
  場所 市薬研修室

(U〉OTC薬局研修会について
  市民健康づくり、地域医療問題、薬離れ、健康食品等薬局をとりまく諸問題をかかえる中、どう対応していくか、今後のOTCの発展と組織づくりについて一緒に考え重しょう。健康食品問題を主体に2月17日に続く第2回研修会を行いました。
  日時 7月12日囲 午後7時〜9時30分
  場所 市薬研修室

(V)薬局製剤の活用について
 前年度より発足している支部別薬局製剤研究会の育成に努力しています。今一度薬局製剤の特長を見直して下さい。

(W)地域医療への積極的参加について
 各区別、又全市的な地威医療行事に対して具体的な実施案を検討し、ボランティア活動を含む対外PRを考えています。大きな長い視野にたったアイディアを是非お寄せ下さい。

(X)全会員参加の催しものについて
 会員、家族及び従業員を含めた楽しい催しものにより、相互の融和と部会、支部会活性化をはかって次の行事を実施します。多数の参加を希望しております。

@第2回懇親納涼船大会
 目時 8月3日因 午後7時集合
 場所 築港本町市営桟橋
 会費 大人(中1以上)1,000円(弁当付)
    子供(小6以下) 600円
 飲物 生ビール 1杯 250円
    ジュ−ス 1杯 100円
 つまみ・菓子     無 料
    お子様には、豪華景品付抽せん会を船内にて行います。
 予定 午後7時30分出航 博多湾一周
    午後9時30分帰着
 市薬、各支部共同主催で行いますが、県及び市の議員の先生方も招待していますので、御歓談下さい。

A支部対抗ソフトボール大会
  日時 9月11日(第2日曜日) 9時集合
    雨天試合不能の場合は9月15日(敬老の日)
     に行います。
  場所 南区市営長住球場
  予定 午前10時 試合開始
     午後5時30分 終了
  市薬主催で行いますが、前回迄は舞鶴小を借りせまかったのですが、今年からは球場が広いので正規ルールで行います。応援者多数参加して盛り上げて下さい。終了後の慰労会は、各支部にて設営致します。

B支部対抗ボーリソグ大会について
  日時 昭和59年1月15日(第3日曜日)
  場所 博多駅南スターレーン
  予定 午前9時30分集合
    10時試合開始、午後1時終了
  市薬主催で行いますが、男性4名、女性1名のチームで支部対抗試合となります。優勝トロフィー外豪華景品付です。
  会費 1人1,500円の予定

C各種同好会育成について
  会員よりの要望に応えて、5月末アンケートをとりましたが、6月20日現在、次の様な結果です。同好の士は積極的に参加して下さい。市薬は後援し、申込者のみ市長より開催日案内状を送ります。自主的運営を望みます。
(1)ゴルフ(高倉先生〉 73名
  7月針別田:芥星カントリークラブにて第1回コンペ実施
(2)舟釣り(堀江先生)21名
  6月24ロ(金)博多湾・能古島沖にてスズキ釣実施
(3)囲碁(児島先生) 28名
  7月17日(日) 第1回囲碁大会実施
(4)写真(山手先生) 19名
(5)ソフトボール(冷川先生) 22名
(6)ボーリソク(馬場(正)先生〉 27名
()内は世話人です。
その他登山、テニス、バドミントンの希望も出ています。


社保委員会

委員長 宮崎 和人・常務理事
委 員 戸田 昌久・石井 雅明・松枝 茂雄・深江 暉夫・岩佐 周一郎・正岡 民次理事・栗岡 芙佐子・石井 雅明・小野 信昭・仲上 一成・山口 博

 昭和58年1月20日の官報告示に於いて、老人福祉法に依る老人医療費支給制度が廃止され、新たに老人保健法に依る診療報酬に関し、「老人保健法の規定による医療に要する費用の額の算定に関する基準」が制定される。

@(寿)受給者証に代えて健康手帳「老人保健法医療受給者証」として、(27)「(高)医療証」と公費負担(41)「老医療証」とに区別される。
A調剤報酬請求書(様式第9)の様式を全部改正し新たに老人保健に関する欄を設けたこと。又、調剤報酬明細書の株式の種類に、新たに老人医療単独者、又は老人医療と公費負担医療の併用の者に係る様式を加えた。

◎調剤報酬請求書及び明細書新様式

社会保険関係
(1)請求書…様式第9
(2)社保単独明細書・・・様式第10
  本人…白色紙黒色刷
  家族…白色紙赤色刷
(3)老人及び老人と公費併用明細書…様式第10の2
   うぐいす色紙黒色刷
(4)公費単独明細書・・・様式第11
   藤色紙黒色刷
(5)社保と公費併用及び公費と公費併用明細書‥・様式第12
  本人と公費併用、公費と公費併用…浅黄色(うす青色)紙黒色刷
  家族と公費併用…浅黄色赤色刷

国保関係
(1)請求書・‥様式第8
(2)国保単独明細書…様式第9
   白色紙青色刷
(3)老人及び老人と公費併用明細書…様式第9の2
   肌色紙セピア色(黒茶色)刷
(4)国保と公費併用明細書‥・様式第10
   桃色紙黒色刷

 *服用時点が同一である内服薬の調剤
 内服薬についての調剤技術料及び薬剤料の算定は「1剤1日分」を所定単位として算定することとされているが、この場合の「1剤」とは、調剤技術料の算定の上で適切なものとして認められる単位をいうものであり、次の点に留意するものであること。
@1回の処方において、2種以上の薬剤を調剤する場合には、それぞれ内服薬を個別の薬包等に調剤しても、服用時点が同一であるものについては、1剤として算定するものであること。
A服用時点が同一である薬剤については、投与日数にかかわらず、1剤として算定するものであること。
B服用時点が同一とは、服用日1日を通じて、たとえば「朝食後、夕食後服用」、「1日3回食後服用」、「就寝前服用」、「6時間毎服用」等の服用時点が、同一であることをいうものである。
 なお、食事を目安とする服用時点については、食前、食後及び食間の3区分とすることとし、服用時点が「食直前」、「食前30分」等であっても、調剤技術料の算定にあっては、「食前」とみなし1剤として扱うものであること。

 *投薬特別指導料
@投薬特別指導料は、1回の処方せん受付において7日分以上の内服薬の投薬がある場合に、その投薬を受ける患者等に対して、投薬される薬剤に応じて服用に際し注意を要する事項、保管取扱い上の注意等に関し、必要な指導を文書により薬剤師が行った場合に算定するものであること。
A投薬特別指導料は同一の患者に対して処方せんを交付した保険医療機開単位に算定するものであること。
B投薬特別指導料を算定すべき指導を行った場合、指導内容の要点を調剤録に記載するか、又は交付した文書の写しを調剤録とあわせて保存するものであること。
 以上が老人保健法実施に伴う問題点であります。

 我々杜保委員も敏速に対応した積りでしたが、請求書、明細書の変更に時間がかかり、各薬局の先生方に多大な御迷惑をかけました事を深くおわび申し上げます。

 更に、6月17日の総理府令に依り公害医療機関の診療報酬の請求に関する一部改正(日本薬剤師会雑誌1983〜6に掲載)されています。

 保険調剤薬局の増加に伴い、今般、福岡県衛生部薬務課に依る薬剤師法の実施状況指導が、昭和58年5月10日より8月15日まで行われています。特に留意せねばならない点は、薬剤師法第28条薬局開設者は薬局に調剤録を備えなければならない事と管理帳簿の記入をお忘れなく。

 最後に、杜保委員会の昭和58年度事業計画を申し上げます。
〔1〕レセプトに薬局名印刷
 対象 第一段階は処方枚数  月1,000枚以上
    第二段階は処方枚数  月  800枚以上
    第三段階は処方枚数  月  500枚以上
の順序で、段階的に増やす予定。
〔2〕特別指導料講習会
 学術委員会と合同で行う。
〔3〕分業推進月間
 8月に事前に検討会を実施(三節会、支部段階)
 7月資料作成、8月発表
〔4〕レセプトの書き方指導は毎月4日、福岡市薬剤師会館で行う。

 社保委員長を拝命し、早1年を過ごさせて載きましたが、保険薬局各先生方には大変御迷惑をおかけ致しております。手さぐりの状態で出発しました社保委員会も、各先生方の御助力に依りまして、何とかガイドラインをたどって参りました。これからも、各先生方のご指導をよろしくお願い申し上げます。


学術委員会

委員長 森 川 俊 一・常務理事
委 員 成 澤 哲 夫・常務理事
    宮 崎 和 人・  〃
    木 原 三千代・理事
    甲斐田   茂・(川口屋)
    竹 中 重 教・(九薬)
    山 田 雅 弘・(九宏薬品)
    吉 本 喜四郎・副会長

 昨年度は老人保険法の改正、医療費の一部自己負担の増額、投薬特別指導料の新設など、保険薬局をとりまく重要な法改訂の行われた1年間でした。特に、投薬特別指導料は保険薬局の長い間の努力があってこそ評価されたものと思われますが、今後も患者のためにより良い業務を発展させるためにも、患者への適切な服薬指導など薬剤師個々で勉強して、業務の充実を図ってほしいと考えます。学術委員会も服薬指導など、より良い業務の発展のために活動しています。58年度の研修会のテーマは昨年と同様に「病態生理と薬物療法」を軸に、その時々の話題を組みこんだ内容にして行きたいと考えます。そして今年度は4回の研修会を行い、第4回目には急患センター医薬品集の説明会を予定しています。

 なお、本年度第1回研修会は「投薬特別指導料新設」に対する経口糖尿病薬などの服薬指導充実の目的で次のとうり行います。御期待下さい。
 期日:7月10日(日) 午後1時〜4時30分
 会場:福岡県薬剤師会館4F講堂
 題目と講師:
  (1)糖尿病の診断と治療
    伊東三夫先生(開業・九大=内科出身〉
  (2)投薬特別指導料をめぐって
    九州大学病院薬剤部調剤掛長
              野 仲 範 子 先生
    福岡市薬剤節会常務理事・社保委員長
              宮 崎 和 人 先生

 第2回以後の研修会については、後日御案内致します。薬事情報、図書については昨年と同様に考えていますが、皆様の御希望、御要望がありましたら事務局または学術委員会へお知らせ下さい。

 今後とも会員の皆様の御希望にそうよう、学術委員会一同努力致しますので、皆様の御協力をお願い致します。          文責:森川俊一


急患委員会

委員長 成 澤 哲 夫(常務理事)
委 員 金 山 一 彦・藤 野 哲 朗・木 原 三千代
    安 藤 満 夫・大久保 俶 住・獺 越   寿

 本年度第1回の急患診療委員会を5月27日(金)午後1時30分より市薬図書室に於いて開催し、58年度事業計画の立案と、6月・7月出勤表の作成、その他について協議しました。

1.昭和58年度事業計画について

 本年度より5ヶ年計画で“急患診療センタ一における薬局業務の手引”を作成することにしました。
 新センターでは診療開始以来9ヶ月半を経過し、業務の内容も一応落ちついてまいりました。また、来年度は医薬品集第3版が発行されますので、是非この機会にと思って実務手引書の作成を計画しました。

 5ヶ年計画の第1年目に当る本年度は、その構想を練ることにして、第1回の会合を9月10日の土曜日、午後3時より市薬会館研修室で行ないます。急患診療に出動される先生方はもちろんのこと、ご出動できない会員の先生方も多数ご参加下さいますよう、ご案内申し上げます。委員会としては決して強制するつもりはありません。どうぞ、ご自由に時間のゆるす限り皆さんと一堂に会して、ご討議をお願いしたいと思っています。

 現在委員会で考えています内容は、保険調剤で話題独占の投薬特別指導にも関係のある
 ・医薬品の使用上の注意
 ・医薬品の取扱いや保管上の注意
 ・調剤業務の申し合せ事項
 ・小児薬用量について
 ・老人薬用量の考え方
などを会員の衆智を集めて形あるものにし、更に年を経るに従って内容を充実したいと思っています。

2.新規出勤希望者説明会について

 本年度はすでに3回行っています。
 第1回 4月2日13時 急患診療センター
  出席者 姥原菊子(寺沢内科)
      田岡恵里(県薬DIセンター)
 第2回 5月10日15時 急患診療センター
  出席者 木下祥一(福大病院)
      副島啓子(福大病院)
 第3回 6月10日 15時 急患診療センター
  出席者 竹尾真一(タケオ薬局)
      荒巻 滋(荒巻薬局)
 以上の先生方が新しくご参加いただくことになりましたのでご紹介します。
 尚、今後も随時説明会をいたしますので、新たに出動希望の方があり重したら、市薬事務室までお申し込み下さい。

 次に、当委員会の博多区委員の岡村紀子先生が、事情により3月末で委員を辞退され、市薬理事の木原三千代先生(シティー薬局)と交替されることになりました。岡村先生には長い間急患診療委員としてご活躍をいただき有難度うございました。また、木原先生は市薬理事・学術委員・急患診療委員と一人三役で大変なことになりますが、これもまた福岡市薬剤師会と会員のため、どうかよろしくご尽力下さいますようお願いします。

 以上、年度初めにあたり、事業計画、その他について述べさせていただきました。  どうか、本年度も例年同様に、会員諸先生のご指導をよろしくお願い申し上げます。                58・6・15 (成澤〉


「矛   盾」          副会長 吉本 喜四郎(福岡市立第一病院薬局長)

 この数年間、厚生省の方針を背景に、日薬の医薬分業の推進運動は着々と実績を上げておりまして、特に我が福岡県は分業先進県といわれていますが、日薬では更にその前進のため、「病院の外来処方せんは調剤薬局へ、入院処方せんは従来通り病院薬剤師で」という考え方だそうですが、日病薬側では、「明治以来、病院・診療所の大方では、すでに技術的に医薬分業が行われて来たのであるから、何も今更、積極的に院外処方せんを出さなければならない理由はなく、薬剤師のいない診療所の処方せんは、調剤薬局が引受けるのが当然と思う」と、両者間の対立論争となっています。

 一方、現在検討されている第二臨調では、国家公務員の定数削減が言われ、医療担当職員も例外ではないと思われます。現在の医療機関における薬剤師の定数は、昭和23年に定められました医療法施行規則に基づいて、調剤数80剤に薬剤師1名と表現されていて、DI・薬物血中濃度測定・臨床薬学等の、最近頓にレベルが高くなった業務に対する定員の配慮はなされていないのです。

 そして、昨今の健保制度におきます診療報酬の改定は、病院経営の立場からの期待を大幅に下廻り、逆に薬価基準のみは年々引下げの方向で、薬価差益による利潤が減少し、病院経営が悪化するのに伴って、院外処方せんを発行することの有利性に目が向けられた結果、院外処方せん発行に踏切られた病院も最近は多くなりました。

 実際に、東京の阿佐谷にある、358床のべヅトを持つ河北総合病院が、昭和58年3月1日より全面的に院外処方せん発行を開始し、隣接地に阿佐谷ファーマシーを開設して、1日950人の外来患者に院外処方せんを発行し、入院患者の調剤・製剤・注射薬の管理補給・DI業務に対応する薬剤師として、従来の薬剤師定員17名の半数以下に減員された事実があります。

 この現象を、薬剤師会全体でいえは、医薬分業の一歩前進であると評価される方々もあるかと思いますが、私共病院薬剤師の職にある者からすれば、今まで苦労して築いてきた職域の後退であると、残念に思われます。

 現在でも、薬剤師という資格に対する社会的評価が低いということについて、私も開局の方々と共にその打開に些かの努力をしてきたつもりですが、近来、病院における薬剤師の評価も著しく低下しているという不満が、病薬会員の間に起こっています。

 原因は種々あると思いますが、1つには診療報酬の中の薬剤師の技術料が、僅かに長期投薬の際の1月1回5点の調剤技術基本料と、10単位を超えた部分についての1日1点の調剤料があるのみで、経済的に病院経営への貢献度が少ないという考えがあるように思われます。

 これは、いわゆる病院薬局は、法的に医療法上の調剤所であり、薬事法で定める薬局ではないからなのですが、実際には薬事法の定める薬局よりも、設備も充実し薬剤師数も多い、九大病院の薬剤部でも、調剤薬局並の技術料は認められないというのは理解し難いことです。

 それは初診料・再診料に含まれているからということですが、このことが病院経営者の頭の中で単純に、薬剤部は不採算部門という判断を起こさせ、病院によっては前述のごとく院外処方せん発行、そして病院薬剤師の定数削減という方向におもむくのです。従ってこれを逆に考えて極論すれば、現在の調剤薬局で認められているような技術料が請求できれば、病院薬剤師は待遇改善を含めて、院内における存在評価が高まるであろうという人もあります。

 しかし、このように病院薬局の調剤技術料が調剤薬局並になれは、院外処方せんが出にくくなるので日薬としてほ病薬の要望に対して消極的のように見られます。私共病院薬剤師としても、医薬分業の進展は望むところであって、外来患者の処方せんを院外の調剤薬局に出すことによって発生するマンパワーを、いわゆるクリニカルファーマシー(高度な患者志向・病棟志向の薬剤師業務)にふりむけることが、我が国の医療水準を向上させることになると確信しているのですが、病院における薬剤師の定数が前述の如く調剤数のみで算定されている現状では、多くの病院薬剤師がその職を失うことになりかねないのが不安です。

 この矛盾を解決することは容易ではなさそうですが、今後も開局薬剤師と勤務薬剤師の相互理解を深め、少なくとも薬剤師同志で足の引っぱり合いをするようなことだけは、避けなければなりません。
            (昭和58年7月17日・記)


市薬試験センターの紹介    市学薬副会長・理事 獺 越  寿

 市薬剤師会館の2階に試験センターがある事は会員の皆さんは御存知と思いますが、内容についてはあまり関知されていないと思いますので、出来上るまでの関係者の苦労等経過は略して紹介致します。

 先づ学薬の部屋には、ガスクロマト装置、原子吸光光度計、光電分光光度計、ひ化水素発生装置、これらは有機、無機物の定性、定量分析に使用、これ等の装置に使用する高圧酸素、水素、アセチレンガスは、地下の駐車場入口のボンベ室から引いています。

 学薬の検査器具については、照度計、電動吸引ポンプ、ダストメーター、騒音計、自動記録計、アスマン通風乾湿度計、真空法ガス採取器、黒球温度計、カタ湿度計、螢光検査燈、現場検水検査器具等が置いてあります。

 検査室には飲料水、プール水、落下細菌、大腸菌、一般細菌の検査用として、採水瓶、ペトリ皿、乳糖ブイヨン醗酵管、ダーラム管、ブイヨン培地、培地保管冷蔵庫、乾熱滅菌器、高圧蒸気滅菌器、ふ卵器、化学天秤、化学直示天秤、準備台には殺菌灯も使用しています。

 余談ですがこの部屋での作業は、女性、頭髪の薄い方は日焼けを起こしますので御用心。試験室には主なものとして試薬、試薬戸棚、実験台4面、コーナー実験台5面、携帯用分光光度計3台、PHメーター、恒温水槽、比色管、ドラフトチャンバー、風洞、変速遠心分離器、医薬品崩壊度試験測定器、高温乾熱器、蒸水製造器、廃水処理装置、ピペットウオッシャー、マグネットスターター、全自動乾燥保管庫、ビューレット外ピペット等まで高度の検査ができる設備はできています。

 以上、金額にして2,500万以上の設備が設置してありますが、大半は市教育委員会よりの10年減価消却品で試験センターが貸与しています。

 諸検査は学薬が中心となって行っていますが、今までに行った試験としては、
1.市内小、中学校飲料水の硬度、カメレオン消費量、重金属、全鉄イオン濃度、硝酸性、亜硝酸性、アンモニア性窒素に至るまでの13項目について検査。
2.日薬からの全国統一医薬品、市販の医薬品について、崩壊度試験、重量変差試験、含有成分の定量試験。
3.給食センター(市内4ヶ所)の落下細菌、食器の大腸菌の検査。
4.県立高校プール水の上水道法による一般検査と一般細菌の数、大腸菌の推定試験。

 日薬推進による、各県の試験センター設置そのものの目的は、開局薬剤師会員の職能の向上にありますので、市薬会員の先生方にも大いに勉強して利用してもらいたいものです。幸い市薬には、各種試験に造詣の深い学薬会長・馬場先生がおいでですので、機会をつくってもらって研修会を開きたい希望をもっています。


第28回  福岡市学校薬剤師会定時総会

日 時 昭和58年4月23日(土) 午前10時30分
会 場 福岡市薬剤師会研修室

開会挨拶  司会:木村英樹
会長挨拶  馬場正守
来賓挨拶  冨永市薬会長・久保田市議他

議  事

●報告第1号 昭和57年度会務並びに事業報告
(事業報告) 会員80名 学校数222校
 市立給食センター調査(3回)
 市立学校飲料水水質検査(208校)
 日薬よりの試験センター事業(錠剤、カプセル剤の重量、崩壊度、成分定量試験)
 事業講習会、会議、講師、会員出動(5回)

●議案第1号 昭和57年度決算認定の件
 監査報告 内田数彦、三根孫一監事

●議案第2号 昭和58年度事業計画決定の件
(1)検定セソターの運営の充実化
(2)理事者の変更と業務分担の実際化
(3)関係団体、市教委との協調
(4)学薬活動をすすめる

●議案第3号 昭和58年度予算及び会費決定の件
 議長質疑を受け、以上議案承認可決す。


女 子 薬 便 り     理事 石井 多嘉子

 女子薬支部長を引受けまして早や3年が過ぎました。58年度総会を5月21日・土曜日、市薬の研修室にて致しました。皆様には色々と御都合もあり、当日は20名の出席でした。市薬会長の冨永先生には御多忙の中を御出席下さいまして、励ましの言葉を頂き本当に有難度うございました。

 今年は久しぶりにお子様連れの方達も出席されて、女子薬発足当時の自分達の姿をみる様でした。あの頃は皆若かったので、子供連れの参加も多く賑やかでした。今年は女子薬剤師会発足30年になります。何か記念になることを残したいと話合っております。

 勉強会は、日本女子薬編集によるテキストで、年2回に分けて実施されております。その他、薬草をひろめる会。花王研修会等に参加し、57年度にも実行されました。薬学部4年生の学生に対するアプローチを、県女子薬主催で今年度も推進してゆきたいと考えています。市薬主催の講習会にはC会員入会の皆さんも出来るだけ出席して、勉強して頂きたいと思っております。

 さて、戦後に急増した学校及び学部の増設で、特に女子薬剤師が大変多くなりました。そろそろ子育てから脱出して仕事を求められる様です。折角身につけた職能ですから、充分に生かして頂きたいと思います。

 最後に、長崎の山本テイ先生は91才で、現役の管理薬剤師で、自宅から毎日出勤してらっしゃいます。薬学会にもよく御出席なさるそうです。すごいですネ。後輩としては、大いに頑張らなくちゃと、反省しています。

 今年も皆様方の御協力を、どうぞよろしくお願い致します。


商 組 報 告          福岡地区薬業協同組合理事長 山手 陽一

 福岡県医薬品小売商組総代会が5月27日開催に次いで、福岡地区薬業協同組合総会も終了しましたので、かいつまんで報告いたします。

 医薬品の特種性に基づき、販売姿勢の適正化と、OTCや健康関連商品の販売促進に全力をつくしていますが、薬局をとりまく諸条件はきびしく、OTCの浮揚も意にまかせず、健康食品についても訪問販売、其他アウト・サイダーの販売は目にあまるものがあります。その中に商組は、マグネキングやポカリ・スエット自動販売機の推奨にとりくんでおります。

 次に、量販店の進出にともない、一般小売店とのあつれきにも協調態勢がみられ、大きな混乱は起きなくなってきました。また、近接店舗、過密地域への出店問題もそれぞれ話合いにより混乱を防止するよう努力しております。再販問題、流通の適正化等は毎月薬業研修会(今までの薬業協議会)を開催し店頭販売姿勢、宣伝広告については、大勢は「県の適正基準」に基づいて、県薬務課のご指導とあいまって、福岡方式が小売店各位の協力により定着しておりますが、今後とも各自の自覚を新にしてもらい度いと思います。

 その他、配置売薬問題、効くOTC問題等、今後対処すべき諸問題を多くかかえていますが、全商連、県商組、地区それぞれの立場で研究、対策を進めております。

 又、健康食品については、九州・山口各県商組理部長会(6月28日)で、各県健康食品研究委員会を作り、横の連絡をし、メーカー、卸との三者懇談会でも三者で取りくむことになりました。

 昭和58年度は、以上の諸問題に全力をあげて対処し、少しでも小売薬業の浮揚、経済安定につくしたいと思っております。


表彰お祝い申上げます

 福岡県知事表彰・公衆衛生功労賞

 冨永 昇蔵 先生(西支部)冨永薬局


お悔み申し上げます

 四 島  久 殿
   市薬療問・元県薬会長(中央区六本松)
   昭和58年7月4日(77才)

 山 口 十 郎 殿
   山口薬局(中央区)
   昭和57年12月18日(79才)

 吉 田 義 生 殿
   元市薬事務長
   昭和58年7月11日(74才)


第11回社団法人 福岡市薬剤師会 通常代議員会

1.日 時  昭和5B年4月23日(土)・午後1時30分
2.場 所  福岡市薬剤師会館研修室
       福岡市中央区今泉1丁目1番1号

3.出席者  67名(役員2・代議員36・一般9)
 会  長  冨 永 泰 資
 副会長   国 武 一 人  冨 永 昇 蔵
       吉 本 喜四郎
 専務理事  堀 江 秀 男
 常務理事  式 町 正 信  小 村 正 治
       宮 崎 和 人  成 澤 哲 夫
       森 川 俊 一
 理  事  磯 田 正 之  正 岡 民 次
       木 原 三千代  石 井 多嘉子
       獺 越   寿  冨 永 雄 造
       山 手 陽 一  大 黒 隆 男
       斉 藤 徹 雄  西 森 基 泰
 監  事  三 根 孫 一  松 尾 良 一
 代議員
  〔東支部〕
       馬 場 勘 二  馬 場 正 守
       村 田 博 昭  松 井 昌 也
       藤 野 哲 朗
  〔博多支部〕
       高 杉 正 典  児 島   豊
       冷 川   襄  藤   幸 枝
       石 井 雅 明
  〔中央支部〕
       小 松 真佐雄  安 藤 満 夫
       副 島 恒 夫  松 枝 茂 雄
       森 田   明  白 木 太一郎
       勢 島   充  大 隈 次 郎
  〔南支部〕
       樋 口 泰 義  川 畑 健次郎
       古 賀 茂 次  具 島 敬 治
       木 村 英 樹  山 口   博
       岩 永 栄 次
  〔西支部〕
       深 江 輝 夫  竹 尾 啓 二
       栗 田 邦 彦  本 川   栄
       野 田 靖 夫  清 水 道 三
       波多江 敬 三
  〔勤  務〕
       木 村 浩 三  豊 福 和 登
       豊 福 利 治  清 水 水一郎

 一般会員  若 狭 範 隆  松 村 定 雄
       高 丘 昭 月  梅 原 茂 俊
       山 口   博  広 田   勇
       藤 野 義 彦  古 賀   隆
       藤 原 良 春

会議の模様
>  磯田正之理事の司会により開会、午後1時30分

(1)開 会 挨 拶   国 武 一 人・副会長

(2)会 長 演 述   冨 永 泰 資・会 長

 本日は、新しく市会議員になられた久保田先生をはじめ、多数の来賓の御出席を載きまして厚く御礼申し上げます。

 さて、私昨年の代議員会におきまして会長を仰せつかり、何の心組みもなく戸惑い困惑したものです。しかしながら新しい副会長、専務理事、理事の方々と共に今日まで努力して来たわけであります。そのことは、会報・広報・薬事新報等で御承知のことと思います。その1年間事務長不在のため、専務に非常に御迷惑をかけました。しかし、元薬務課事務補佐の二宮先生が4月5日から、市薬の事務長として着任され、市薬の運営もスムースに流れていくと期待しています。

 事業報告、会計面については、担当理事から説明があると思いますが、少し変わりましたことは、組織の面で理事に各支部長が加わったことです。主旨は会報で説明していますが、何といっても市薬の本部が踊っても、支部が踊らなければなんにもならない。支部の強化という考え、支部と理事者とのコミュニケーションを一つの目的としている。いろいろ御批判もあろうかと思いますが、私なりの考えでありこの形をとった。一番大事なことは組織の強化であります。

 57年度に非会員の薬局等開設者講習会を開き、会員でないが薬局を開業しているので、薬局に対する認識をもって協力してもらわねばならないと考え、大庭先生等を中心として招き、そのうえで薬局のあるべき姿、取るべき責任と義務、更に雇用薬剤師の義務と責任を順耳と話して戴いた。そのため一部会員になられた方もあります。

 次に、入会時の会費を月割制とし、御手元の資料でもわかるように、入会者も増えました。その他研修事業については、学術・社会保険関係どの会にも100名程度の出席を得た。若い担当理事の方々が研究され尽力されたことを改めて報告すると共にお礼を申し上げたい。

 分業と特別会費の件ですが、分業の件については処方箋の枚数も金額も前年度に比べて平年並の増加をしている。しかしながら、本年度は2月1日の老人保健法の施行に伴いまして、一抹の不安を持っている。現在のところ、いまのままいけは平年並の増加は期待できる。マンツウマンの医院が少くなって分業をしたくても周辺に適当な薬局がなく、処方箋を発行できない医師もある。今後我々分業発展をめざす薬剤師会としては、面と面の分業、点と面の分業を推進して行かなければならない。その意味で非会員の薬局も入会して戴き、そのうえで共に本来の仕事に協力して欲しいと考えます。

 特別会費ですが、上限を2,500万ということで今日まで来ている。本年は目標の2,500万に達したわけである。58年度は2,500万を基礎に予算編成をした。その際に保険特別会費の基準につき数次に亘り深夜まで討議してきた。基本的には基本料金320円の20円につきましては、日本薬剤師会におきましても会館の建設費とか、医薬品試験センターの建設費につかって欲しいとの基本的希望があったと認識しています。処方箋一枚につき20円出して戴だけれはすむわけでありますが、その当時福岡市薬におきましては、その20円では不足する金額でございまして、そのため漸減方式をとってまいりました。現在では20円のことは考えず、調剤特別会費が非常に高いとの意見もありますが、20円の方から試算するともっと高額なものになるのではないかと思います。他の支部で枚数制をとっているところがあるが枚数制にすると現在の特別会費の2〜3倍になる方が可成りある。このことを勘案して現在のままで2,500万を限度とすることにした。

 本日の代議員会で色々御意見もあろうと思いますので、それを踏まえて来年度にむけて検討させて戴こうと思います。

 皆様方の御協力をお願いしてご挨拶とします。

(3)来 賓 祝 辞

神谷福岡県薬会長

 新しい全館が出来まして第3回の代議員会がこのように盛大に行われることを、心よりお喜び申し上げます。昨年10ヶ月間研修室を県薬のため御提供になり、お蔭様で県薬はなに不自由することもなく日常業務が出来ましたこと、その結果立派な会館が出来ましたことを重ねて厚くお礼申し上げます。

 2月1日、老人保健法が施行され、内容は御承知と思いますが、医療費の抑制である。医療費と薬を分離する考えで厚生省は前々からこの考えであった。西独では1978年第一次疾病費用抑制法を、昨年に第二次疾病費用抑制特別立法を施行された。これによれば、薬価基準表からはずす、ビタミン、漢方等を見直すという考え方がある。

 医療費の抑制が医薬分業にどうかかわって行くかは、我々の努力しだいである。医療外事業は市町村で行い、ヘルスケアとよんでいる。対応は支部レベルである。市町村でも対応については、未だ明確ではない。支部においては十分対応されるようにお願 いしたい。

 県の1/3をしめる市薬は、会長のお話しにあるように、組織の強化を図ることが大切である。代議員の先生方は確立のため、御精進賜わるようお願いします。

進藤福岡市長(代理・村山衛生部長〉

 市長が出向きまして御挨拶申し上げるべきですが昨日から広州市に出向していますので、かわりまして市長の祝辞を代読します。

 役員、代議員の皆様には日頃から市民の健康と本市の公衆衛生向上に御尽力を戴き、更に急患診療を初めとする衛生医療行政の推進に多大の御支援と御協力を賜わり、心から感謝申し上げます。

 近年医療保険制度の発達のため医薬品需用が激しく延び、医薬品の開発生産が盛んに行われ、それらの有効性・安全性がとわれているところである。本日は代議員の皆さまが一同に会され、薬品衛生の普及向上と市民の福祉、衛生向上のため昭和58年度の事業計画を御審議されるということでありますが、薬剤節会発展のため更には本市の公衆衛生向上のため、実り多き成果を挙げられるよう期待します。

大庭県薬務課長

 58年度の市薬の代議員会をお祝い申し上げます。
 昨日亀井知事の退任式、本日奥田知事の就任式があった。知事の方針としては一部の意見による行政でなく、どんな小さな意見でも県民の隅々まで吸上げたうえでの行政をしたいということを冒頭にいわれた。さしあたっては行政のブランクがないようにしたい。素人だから協力して欲しいとの話しがあった。

 国においては、国民医療費の適正化は薬務局・医務局の問題だけでなく、厚生省の問題である。当面の薬務行政の問題で、福岡県においても医薬品の使用期限を抹消したもの、医薬部外品であるが、国が承認した内容と異なった成分を用いたといった問題があった。これ等は内部告発である。何れにしても法律を軽く考えている。

 健康食品を大掛りに販売するということも大衆薬との関係があり、現在の行政の中でお手伝いすることが若干でもあればと思います。

 お祝いを申し上げるべきところ、注意とか方針とか述べましたが、市薬の業績の新しい検討と益々の発展をお祈りいたします。

久保田、友杉両議員の紹介と、当選御礼の御挨拶。

祝電
 大蔵政務次官・参議院議員   遠 藤 政 夫
 県会議員  早 麻 清 蔵  横 田 進 太
 市会議員  石 橋 友 幸

(4)仮議長選出、馬場勘二先生仮議長に選出される。

 正副議長選挙について、選考委員制か推せん制かを問う。
選考委員制採択

 選考委員について、支部毎割当を行う。仮議長を含めて10人。
  東支部  1人    博多支部 2人
  中央支部 2人    南支部  1人
  西支部  2人    勤  務 1人

選考結果
  議  長  竹 尾 啓 二
  副 議 長  清 水 水一郎

(5)議長、副議長席につき、
 @ 物故者
 中村吾一郎、戸田連城、山口十郎諸先生の御冥福をお祈りして黙とう。
 A 代議員会成立
 代議員42人中35人出席につき、代議会成立を宣言する。
 B 議事録著名人2人について議長一任となり、次のとおり指名された。
 議事録署名人  冷 川   襄(博多)
         松 枝 茂 雄(中央)

(6)議     事

報告第1号 昭和57年度会務並びに事業報告
                (堀江専務理事〉
 1 一般会務関係報告
 (1) 会 員 数
  昭和57年3月末現在 635名
  昭和盟年3月末現在 660名  C会員 30名
  内訳:薬局372、一般販売業92、薬種商5、勤務・その他163、名誉会員2、賛助会員26〔A…469名、B…165名、C…30名、賛助…26名〕
 部 会 数
  昭和58年3月末現在 31部会 406名
  東支部:4部会52名、 博多支部:9部会97名、
  中央支部:6部会98名、西支部:6部会96名、
  南支部:6部会54名、 部会外所属外9名
 保険薬局数
  336(会員319、非会員17)
(2)会   議
  @第10回通常代議員会(総会通算第38回)
                    (2回)
 昭57・4・24(土)
 福岡市中央区渡辺通り4丁目1〜2・セントラルフクオカ地下第一ホールにて開催、審議一部未決のまま閉会、継続審議とする。同時に還歴会員の祝賀式典を行う。該当者は大正11年生まれ(順不同)。
  松 尾 賀久雄   岡 村 重 一
  中 川 幸三郎   大 谷 禧 之
  磯 本 美 穂   恒 松 俊 雄
  川 島 圭 介

第10回通常代議員会継続会議
 昭57・5・15(土)
  セントラルフクオカ地下第一ホールにて開催。
  継続議事の役員選挙を終了、閉会。
 A理 事 会(14回)
  昭57・4・19、昭57・5・24、昭57・6・19
  昭57・7・22、昭57・8・24、昭57・9・24
  昭57・10・18、昭57・11・6、昭57・11・24
  (常務理事会)、昭57・12・13、昭58・1・23、昭58・2・25、昭58・3・15(常務理事会)、昭58・3・23
 B 三 役 会(3回)
  昭57・6・1、昭57・7・22、昭57・11・9
 C監 事 会(1回)
  昭57・4・7
 D 顧 問 会(1回)
  昭57・12・13
 E 支部長会(4回)
  昭57・6・16、昭57・8・封、昭57・10・18
  昭57・12・13
 F 部会連絡協議会(1回)
  昭58・1・Z3
 G 委 員 会(28回)
  薬局委員会
   昭57・7・10、昭57・8・20、昭57・9・20、昭58・1・19
  組織委員会
   薬局委員会と合同
  休日急患委員会
   昭57・7・7、昭57・7・20、昭57・8・11、昭57・9・2、昭57・10・26、昭57・12・14、昭58・2・2、昭58・3・17
 学術委員会
  昭57・7・7、昭57・10・6、昭58・1・19
 社会保険委員会
 昭57・7・5、昭57・8・4∴昭57・96、昭57・10・4、昭57・11・4、昭57・12・3、昭58・1・5、昭58・1・25、昭58・2・4、昭58・2・10、昭58・2・21、
 昭58・2・2、昭58・3・4
 H 福岡県薬代議員会事前打合せ会(福岡市薬選出)(1回)
  昭58・3・25

(3)表彰関係

 昭57・10  藤 田   絆
         厚生大臣賞        東京都
 昭57・10  竹 尾 啓 二
         福岡県知事賞(薬事功労) 福岡市
 昭57・10  黒 田   健
         福岡県知事賞(薬事功労) 福岡市
 昭57・10  松 井 伊 三
        福岡県知事賞(薬事功労)  福岡市
 昭57・10  小 村 正 治
         福岡県学校保健会長賞(学校保健功労) 福岡市
 昭57・10  小 松 秀 美
        福岡県学校保健会長賞(学校保健功労〉  福岡市
 昭57・10  鶴 原 正 蔵
         九州山口薬剤師会長賞(薬事功労〉   別府市
 昭57・10  冨 永 泰 資
         九州山口薬剤師会長賞(薬事功労)   別府市
 昭57・10  黒 田   健
         九州山口薬剤師会長賞(薬事功労)   別府市
 昭57・11 獺 越   寿
           福岡県教育委員会賞(教育文化功労〉  福岡市
 昭57・11 中 野   佐
           福岡県教育委員会賞(教育文化功労)  福岡市
 昭57・11 三 根 孫 一
           福岡市学校保健会長賞(学校保健功労〉 福岡市

 2. 恒常的事業報告

 (1) 共済事業
  @ 会員死亡
    中 村 吾一郎(昭54・4・24)
    戸 田 連 城(昭57・6・12)
    山 口 十 郎(昭57・12・17)

 (2) 薬剤師研修会  主催:福岡市薬剤節会
  @第10回学術研修会(福岡市歯科医師会共賛)
    日 時  昭和57年8月21日田 午後2時
    会 場  電気ビル本館・12階ホール
    題目・講師
    1.歯科で使用される薬剤について
         九州大学歯学部病院薬剤部長
              河 野 義 明 先生
     2.歯科疾患の病態生理
        九州大学歯学部保存料教授
              青 野 正 男 先生
    出席者  93名
  A 第11回学術研修会
    日 時  昭和57年11月14日(日)
    会 場  都久志会館・4Fホール
    題目・講師
     1.患者へ伝える注意事項
       “その方法と内容”
         九州大学病院薬剤部調剤掛長
              野 仲 範 子 先生
     2.薬物療法において考慮されるべき条件
         福岡市立第一病院薬局長
              吉 本 喜四郎 先生
    出席者  92名
  B 第12回学術研修会
    日 時  昭和58年2月20日(日) 午後1時
    会 場  福岡県薬剤師会館講堂
    題目・講師
     1.服薬指導のための医薬品の相互作用の知識
        九州大学歯学部薬剤部長
              河 野 義 明 先生
     2.成人病の予防と治療
        福岡大学病院健康管理料助教授
              鈴 木 九 五 先生
     出席者  54名
 C 保険薬局請求業務講習会
    日 時  昭和57年10月15日(金)午後6時半
    会 場  博多パークホテル・会議室ホール
    題目・講師
     1.請求事務の概要について
       福岡県杜保診療報酬支払基金業務企画課長
              大 原 照 美 先生
     2.請求方法特に公費と公費の併用について
       福岡県社保診療報酬支払基金業務部業務第一課長
              山 口 信 雄 先生
     3.国保請求について
       福岡県国保団体連合会審査係長
              池 田 続 雄 先生
     出席者 198名
 D 保険薬局請求業務説明会(4回)
    日 時  昭和58年2月21日(月)〜22日(火) 午後6時
    場 所  福岡市薬剤師会館研修室
    題目・講師
     1.老人保健法改正に伴う請求方法の変更について
       藤田 絆県薬常務理事、宮崎市薬常務理事他、社保委員
     出席者  236名
 E OTC大衆薬研修パネルディスカッション
    日 時  昭和種牛2月17日(木) 午後7時
    場 所  福岡市薬剤師会館研修室
    標 題  今後の薬局を考えよう
     1.今困っている問題は
     2 大衆薬は浮上するか
     3.悩みを話そう、語ろう
   出席者  34名
  F薬局等開設者講習会(2回)
   日 時  昭和58年2月9日〜10日 午後2時
   場 所  福岡市薬剤師会館研修室
   題目・講師
    1.最近の薬務行政について
      福岡県薬務課長
             大 庭 久 光 先生
    2.薬局の遵守事項について
       薬務課監視係長
             古 賀 正 弗 先生
    3.福岡市薬剤師会の概況について
       市薬専務理事   堀 江 秀 男
    1.の2日目は、薬務課課長補佐蓑田正和先生の講演。
   出席者  67名

(3)講習会・研修会・大会等
  @薬局薬剤師研修会 主催:福岡県薬剤師会
   日 時  昭和58年1月30日 午後1時
   会 場  福岡県薬剤師会館講堂
   出席者  140名
   受講料  会 員1,000円
        非会員3,000円
        テキスト 日薬誌1月号掲載「調剤を考える」
   〇開講のことば
     福岡県業務課長   大 庭 久 光 先生
   ○開講のことば
     福岡県薬務課長補佐 蓑 田 正 和 先生
   〇開講のことば
     福岡県薬剤師会長  神 谷 武 信 先生
   〇調剤を考える(調剤の新しい概念と業務の観察)
     九大医学部附属病院薬剤副部長 金 枝 正 己 先生
  A卒後教育スクーリング(第1回) 主催:福岡県薬剤師会
   日 時  昭和57年7月18日(日) 午後1時
   場 所  福岡センタービル
        福岡市博多区博多駅前
   受講料  3,000円
   講 義
    〇虚血性心疾患とその薬物療法
      国立福岡中央病院循環器科医長 馬 場 腎 吾 先生
    〇心に効く薬 −その害と益−
      福岡県立太宰府病院参事    出 田 哲 也 先生
   B卒後教育スクーリング(第2回) 主催:福岡県薬剤師会
   日 時  昭和58年3月13日(日) 午後12時40分
   場 所  福岡県薬剤師会館講堂
   受講料  1,000円
   講 義
    〇真菌症と抗真菌剤
      九州大学医学部皮膚科教授   占 部 治 邦 先生
    ○自覚症状よりみた眼科疾患       大島眼科病院副院長 岡    義 祐 先生
   C第7回保険薬局セミナー 主催:福岡県薬剤師会
   日 時  昭和58年2月13日 午後1時
   会 場  福岡県薬剤師会館・4F講堂
   会 費  2,000円
   受講者  370名
   講 義
    1.医療費抑制へのプロセス
       福岡県薬剤師会長    神 谷 武 信 先生
    2.支払いサイドからみた医療費問題
       健保組合連合会常務理事 北 野 寿三郎 先生
    3.質 疑 応 答

 D 薬と健康の週間
 厚生省、福岡県衛生部、福岡県薬剤師会及び福岡県薬業団体連合会に加担し、県民・市民の健康教育に寄与した。
   1)期 間  昭和57年10月17日〜23日
   2)イベントコーナー(天神地下街)における薬草及び薬用茶の展示、「福岡県の薬草」
    パンフレット及び薬草の種子の配布
   3)薬物乱用防止のPR及びオートスライド映写
   4)分業についてのアンケート調査実施
     相談説明出動者に多くの会員が出動した。
   5)薬事功労者の表彰
    日 時  昭和57年10月19日 午前11時
    会 場  博多区東公園・福岡県庁知事室
    表彰者  13名(本会関係者:竹尾啓二、黒田健、松井伊三の3名)

3.重点事業報告

 昭和57年度は、会館の維持・会務の遂行に総力を傾け、会員参加の会づくりに専念した。会員の意識の高揚を期待しつつ参加を呼びかけるとともに、本会の状況を広報等で明示し、会の発展を図った。又負債の返済を行いながら厳しい経理、予算の中で経費の節減に務め、事業推進には支障なきよう配慮し概ねの事業目標を消化した。

 (1)組織の強化

  @ 組織について
 市薬の運営状態が会則こ正確かつ適切に伝達されるよう考え、各支部長を理事に加え、支部充実とともに会員の意向を吸収し、市薬運営の円滑化を考慮した。   A 会館の夜間使用
 薬剤師職能の発展と会務の運用上、会館の夜間使用を実施した。諸会議、研修会も夜間使用のため多数の会員利用があり、会員意識の高揚が図られたものと考える。
 尚、夜間使用には別に使用規程附則を定めて、安全を期している。
  B 市薬広報・会報・業務連絡
 隔月に広報を発行し、概略の会運営、支部状況及び事業報告等を情報し、組織に対する認識を促したと思われる。又、本年度は会報を1回発行したが、年2回を目標にしている。広報・会報共に今後内容充実が課題である。業務連絡は、確実・迅速に行うよう考え、事務の能率化を実施した。
  C 非会員薬剤師対策
 非会員の薬局、一般販売業開設者講習会を開催し薬務課による講習を行い、入会促進を実施した。各支部長、各組織委則まじめ会員の協力を得て積極的に優良会員を増加し、組織の拡充強化を考慮した。

(2)薬剤師職能の発展
 @ 薬事情報の提供
 本年度のファクシミリの伝達は51件である。この情報は従来通り回覧で送られている。別に県薬薬事情報センター発行の医薬品情報は、全会員あて不定期に発送している。
 A 備蓄リストの作成
 分業推進のため前回のリストに変えて新リストを作成、保険薬局に配付した。処方せん応需促進のため大いに役立つことを願う。
 B研修会等の実施
 学術委員会をはじめ各委員会にて協議し、前記の通り研修会等を実施した。市歯科医師会との協賛の学術研修会、OTCを具体的にとりあげたパネルディスカッションは印象的であり、今後に有意義な課題を提供した。

(3)地域医療における職能の強化
  @ 試験センターの充実
 本年度は、市学校薬剤師会の協力で日薬試験を実施し、市販医薬品の崩壊度試験、重量偏差試験及び成分の定量試験が行われた。
  A 休日急患医療への協力
 センターは中央区薬院に移転し、57年9月より開院6科に増設され、診療患者数は激増している。勤務薬剤師部会の協力を得て、出動薬剤師を増員し、地域医療に寄与している。出動希望者は適時研修会を行い、参加者は現在121名である。
 B 商業組合への協力
 自由社会の経済環境にあって、出店問題及び医薬品流通問題等難大の業務をもつ商業組合の役割りは益々重大である。薬剤師倫理に基づく会員の協力が必要である。

(4)医薬分業の方向と発展
  @ 医師会・歯科医師会との連携と情報交換
 分業路線は発展の方向にあり、医師の処方せん発行は前年度より増加の傾向にあるが、医療費抑制に伴う薬価改定、報酬改定等今後流動的である。分業率上昇には今後、点と面、面と面の分業推進が必要と思われる。
 処方せん受入れ推進月間は、医師会・歯科医師会の理解と協力を得て実施したが、多くの成果はあがらず、今後検討の必要がある。
  A 請求業務指導
 県保険課による保険薬局の個別指導は従来通り行われているが、第二薬局通達以来監査が強化されている。正常な処方せん応需及び請求業務をお願いしたい。又、老人保険法の改正により請求方法が変更になり、その対応に万全を期したが、尚、今後も改訂があると思われるので充分対応していきたい。

 (5)そ の 他
  @ 福岡市薬剤師会検査センター
 昭和58年1月、福岡市(教育委員会学校保健課)と水質検査委託業務契約を行い、市内小・中学校の飲料水の水質検査を実施し、完了した。
                (学枚数 208)
  A 福岡地区薬業協議会は、毎月10日(土、日曜の場合は、前後に変更)薬業界の諸問題等に関して、メーカー、卸業者、小売業者の各代表により協議する。山手、小村理事ほか参加する。
  B 福岡市国保運営協議会は、会長出席し、各区保健所運営協議会には、各区支部長出庸する。
  C 第4回親善ソフトボール大会
 日 時  昭和57年9月5日(日)
 場 所  中央区舞鶴・舞鶴小学校校庭
 出席者  85名
 優 勝  西支部
  D 懇親納涼船大会
   南支部主催、四支部・勤務部会共催
 日 時  昭和57年8月18日
 場 所  築港志賀島渡船場
 出席者  303名
 博多湾一周納涼船貸切り乗船し、盛会裡に会員親睦が行われた。

 4.関係団体の事業報告

 (1)福岡市学校薬剤師会
  福岡市学校薬剤師会副会長  獺 越   寿
 (2)福岡市薬剤師会勤務部会
  福岡市薬剤師会副会長    吉 本 喜四郎
   別紙資料により説明
 (3)福岡市女子薬剤節会
  福岡市薬剤師会理事     石 井 多嘉子
 (4)福岡県南組福岡支部
  県南組福岡支部長市薬理事  山 手 陽 一
 適正化について、メーカー・卸と地区研修会で、これは以前安定協議会から地区協議会と変りましたが、地区研修会でやっている内容は変っていない。
 OTCの浮揚の問題で、マグネキング・ヤマゾール御協力いただき有難く思っている。それに57年度からサロンパスが配置販売の申請をし、許可になった。全国的に配置のサロンパスが流れているが、九州・山口県は反対しているので、現在のところ配置はない。残念なのは、ヤマゾールがメーカーの都合で製造中止している。
 健康食品については、適正な指導をしてお客に販売して戴きたい。
 医薬品以外の商品については、商組としてはふれていなかったが、利益確保のため商組の今後の有り方として調整のみでなく、部外品、その他のものについても取扱っていく。その手初めとして自動販売後がある。ポカリスエット・オロナミンの店頭設置を取上げる。趣旨については、皆様方に案内状がいっている。
 次に、量販店・隣接店舗の問題について、御協力により混乱なく現在に至っているが、自分の店は自分で守るという認識が必要である。商組としては、6月初旬に地区の総会を予定している。出席願いたい。

報告第2号 第47回(臨時)・第48回(通常)福岡県薬剤師会代議員会出席報告
                 (西森理事〉
 付議事項に従って詳細に説明。

[質問の部]その1

高杉代議員
 学校薬剤師会は、組織上市薬の下部組織であると思うが、そのように理解してよいか。 冨永泰資会長
 日本薬剤師会、県薬剤師会の中の縦の流れの中で別法人という形をとっている。もとは、薬剤師会員であることが前提となっている。いま云われる考えで結構である。
馬場正守学薬会長
 冨永会長が答弁されましたが、全くそのとおりである。
高杉代議員
 学薬担当者の担当をみてみますと、平均して2〜3校、多い人で6乃至7〜8校、平均しますと3校弱となっている。それと市薬剤飾会の組織ということと関連して考えてみますと、薬剤師会の末端におきましては、会費だけは納めているけれども薬剤師会からのメリットが少いとか、薬剤師会に対する連繋が少ないという考えがある。それで学校薬剤師の募集を大々的にPRして、1担当者当り1校とすると、大体140人ぐらいの新会員となる。そうすると組織に対して好い結果が出ることになる。それとともに学校という立場から考えてみても1人の担当者が数校持つよりも、1人の担当者が1校持った方がよい結果がでることは間違いない。このことに対して市薬、学薬の見解を問う。
冨永泰資会長
 午前中の学薬の総会で馬場会長からそういう方向で行くと答弁されていますし、私も学薬総会の挨拶の中で申し上げています。
議長
 質問終了し、一同に諮り報告第1号・第2号について、原案通り承認決定、清水副議長と議長交替し議案審議に入る。

議案第1号 昭和57年度歳入歳出決算認定の件  (式町常務理事)

          昭和57年度
     福岡市薬剤師会歳入歳出決算書
       自 昭和57年4月1日
       至 昭和58年3月31日

1.収支計算の部

[歳入の部]       昭和57年度   昭和57年度
   款   項     決 算 額   予 算 額
 第1款 会   費   45,212,100  44,728,000
  第1項 会   費  35,102,100  35,696,000
  第2項 薬剤師連盟   5,484,000   7,032,000
      特別会費
  第3項 入 会 金   4,626,000   2,000,000
 第2款 保険薬局会費  32,289,160  31,000,000
  第1項 保険調剤特  25,494,886  24,500,000
     別会費(市)
  第2項 保険調剤特   6,794,274   6,500,000
     別会費(県)
 第3款 雑 収 入    2,075,156   3,000,000
  第1項 雑 収 入   2,075,156   3,000,000
 第4款 繰 入 金    4,000.000   4,000,000
  第1項 福岡市より   2,900,000   2,900,000
    の事業補助金
  第2項 福岡市より   1,100,000   1,100,000
    の事業未収金
 第5款 県薬よりの補   1,384,000   1,240,000
      助金
  第1項 県薬よりの    350,000    350,000
      補助金
  第2項 支部活動費   1,034,000    890,000
 第6款 繰 越 金     681,676    681,676
  第1項 前年度より    346,753    346,753
     の繰越現金
  第2項 前年度より    334,923    334,923
     の銀行預金
    収入合計(A)  85,642,092  84,649,676

[歳出の部]       昭和57年度   昭和57年度
   款   項     決 算 額   予 算 額
 第1款 事 務 費   13,653,179  16,520,000
  第1項 費用弁償     600,000    600,000
  第2項 給   料   5,464,795   7,107,000
  第3項 職員諸給与    130,000    170,000
  第4項 臨時雇費         0    300,000
  第5項 旅費交通費    285,540    500,000
  第6項 交 際 費    546,830    300,000
  第7項 会長渉外費     58,310    200,000
  第8項 通 信 費    958,360   1,372,000
  第9項 器具備品費    196,400    100,000
  第10項 消耗品費     593,404    516,000
  第11項 福利厚生費    752,808    538,000
  第12項 水道光熱費    848,907   1,523,000
  第13項 公租公課   1,799,410   1,612,000
  第14項 事務諸雑費    382,415    478,000
  第15項 会館維持費  1,036,000   1,204,000
 第2款 会 議 費    2,394,081   1,500,000
  第1項 代議員会費    621,668    350,000
  第2項 総 会 費    315,263    250,000
  第3項 役員会費    1,328,650    800,000
  第4項 諸会議費     128,500    100,000
 第3款 事 業 費    7,012,923   6,330,000
  第1項 総務部費     317,160    250,000
  第2項 組織部費     286,262    350,000
  第3項 学術部費     299,051    150,000
  第4項 事業部費    1,474,275    600,000
  第5項 広報部費     631,030    400,000
  第6項 宣 伝 費     50,000     50,000
  第7項 印 刷 費    107,300    300,000
  第8項 補 助 金    200,600    200,000
  第9項 支部活動費   1,046,000   1,130,000
  第10項 薬業経済対策費  500,000    500,000
  第11項 職能対策費    164,530    100,000
  第12項 清水文庫費    70,900    100,000
  第13項 事業諸雑費       0    100,000
  第14項 情報センター費     0    100,000
  第15項 試験センター費  87,415    350,000
  第16項 学薬対策費    300,000    300,000
  第17項 部会活動費  1,478.400   1,350,000
 第4款 分業推進費    5,262,830   5,096,000
  第1項 推進事務費   4,631,930   4,796,000
  第2項 三師会対策費    105,660    100,000
  第3項 分業推進部    525.240    200,000
      業費
 第5款 負 担 金   32,122.274  32,354,000
  第1項 県薬負担金  17.440,000  17,440,000
  第2項 調剤基本料   6,794,274   6,500,000
      負担金
  第3項 その他の負   2,428,000   2,402,000
      担金
  第4項 県薬入会金   1,596,000    600.000
  第5項 薬剤師連盟   3,864,000   5,412,000
      特別会費
 第6款 積 立 金     430.000    430,000
 第1項 職員退職蹟     430,000    430,000
      立金
第7款 借入金返済金   16,644,762   16,703,000
 第1項 借入金返済金  10,800,000  10,800,000
 第2項 借入金利息    5.844,762   5,903,000
第8款 雑   費      293.920    200,000
 第1項 雑   費     293,920    200,000
第9款 過年度未払金    4,400,000   4,400,000
 第1項 過年度未払金   4,400,000   4,400.000
第10款 予 備 費         0   1,116,676
 第1項 予 備 費         0   1,116,676
   支出合計(B〉   82,213,969  84,649,676
 次期繰越収支差額(C〉  3,428,123
   合   計     85,642,092  84,649,676

 上記監査の結果、正確なることを証明いたします。
  昭和58年4月2日
        監事 三 根 孫 一(印)
        監事 松 尾 良 一(印)

議案第2号 昭和58年度事業計画決定の件     (堀江専務理事〉

 昭和58年度 事業計画(案)
 昭和58年度は、日本薬剤師会・福岡県薬剤師会の基本方針に従い、会員意識の高揚と有能性により薬剤師職能の拡大と安定を図り、円滑な運営を行う。
 組織の確立強化、薬剤師倫理に基づく医薬分業の正しい進展並びに地域医療、公衆衛生に関する職能の発展に有効なる施策を考慮し、会員利益の追求を目標とする。
 一般的継続事業は、積極的にこれを行い、会員の参加・協力をお願いする。又、会館維持には万全をはかり、その活用を促進し、事業の拡大を試み、諸施策を実施する。

 1.組織の確立
 (1)支部・部会組織の強化支援
 (2)広報、会報、業務連絡の拡充強化
 (3)非会員薬剤師、非会員開設者対策
 (4)日薬・県薬事業への協力
 (5)市薬会員名簿作成
 2.医薬分業の推進
 (1)医師会・歯科医師会との連携及び情報交換
 (2)支部三師会の発展促進
 (3)保険業務の敏速な情報収集と伝達
 (4)請求業務指導
 3.地域医療並びに薬剤師職能の強化
 (1)薬事情報の提供(県薬薬事情報セソクーの活用)
 (2)各種研修会の療極的開催と充実
 (3)OTC拡大策と薬局製剤の実践指導
 (4)試験センターの円滑な活動
 (5)急患診療への協力
 (6)話関係団体への支援
 4.会館の維持と運用
 (1)会館の活用と万全なる維持
 (2)会員来館促進のための整備
 (3)事務の能率化と分担
 5.会員の福祉と会員利益の追求
 (1)福利事業の研究と拡充

[質問の部]その2

冷川代議員
 組織の確立について、本年度から支部の代表者が理事になった。このことは結構と思うが、今後、定款22条理事の選定について、支部の推せん者を理事にするよう、この機会にはっきり規定して欲しい。

冨永泰資会長
 現在この形をとっている。役員の改選、特に理事は会長がきめるという形をとっている。私はこの考え方で進めているが、検討させて欲しい。

 議案第2号原案通り承認。

議案第3号 昭和58年度福岡市薬剤師会会費決定の件(案)

1.昭和58年度の会費は、次のとおりとする。
 A 薬局・一般販売業者、薬種商販売業者
       会費年額 68,000円(現行据置)
 B 勤務・その他
       会費年額 26,000円(現行据置)
 C(1)A会員の薬局・薬店に勤務する薬剤師
      会費年額 7,000円(現行据置)
  (2)薬業に従事しなくとも福岡市薬剤師会の趣旨に賛同する薬剤師
       会費年額 7,000円(現行据置)
2.昭和58年度の新入会者の入会金は、次のとおりとする。
 A会員 13万円(県薬5万円、市薬8万円)
 B会員 1万1千円(県薬1万円、市薬1千円)
 C会員  0

議案第4号 昭和58年度歳入歳出予算決定の件
          昭和58年度
    福岡市薬剤師会歳入歳出予算(案〉
       自 昭和58年4月1日
       至 昭和59年3月31日

[歳入の部]
 款 項       昭和58年度   昭和57年度
           予算額(案)    予算額
第1款 会   費   39,751,000  44,728,000
 第1項 会   費  37,751,000  35,696,000
 第2項 薬剤師連盟           7,032,000
     特別会費
 第3項 入 会 金   2,000,000   2,000,000
第2款 保険薬局会費  32,500,000  31,000,000
 第1項 保険調剤特  25,000,000  24,500,000
     別会費(市)
 第2項 保険調剤特   7,500,000   6,500,000
     別会費(県)
第3款 雑 収 入    1,000,000   3,000,000
 第1項 雑 収 入   1,000,000   3,000,000
第4款 繰 入 金    6,030,000   4,000,000
 第1項 福岡市より   2,930,000   2,900,000
     の事業補助金
  第2項 福岡市より  1,100,000   1,100,000
     の事業未収金
  第3項 水質検査受  2,000,000
      託費
 第5款 県薬よりの補  1,453,000   1,240,000
     助金
  第1項 県薬よりの   350,000    350,000
      補助金
  第2項 支部活動費  1,103,000    890,000
 第6款 繰 越 金   3,428,123    681,676
  第1項 前年度より   278,833    346,753
     の繰越現金
  第2項 前年度より  3,149,290    334,923
     の繰越銀行預金
    合   計   84,162,123  84,649,676

 [歳出の部]
 款 項       昭和58年度   昭和57年度
 第1款 事 務 費  18,920,000  16,520.000
  第1項 費用弁償    600,000    600.000
  第2項 給   料  8,500,000   7,107,000
  第3項 職員諸給与   170,000    170,000
  第4項 臨時雇費    300.000
  第5項 旅費交通費   500.000    500,000
  第6項 交 際 費   500.000    300,000
  第7項 会長渉外費   200,000    200.000
  第8項 通 信 費  1,200,000   1,372,000
  第9項 器具備品費   100,000    100,000
  第10項 消耗品費  1,200,000    516,000
  第11項 福利厚生費 1,200.000    538,000
  第12項 水道光熱費 1.300,000   1,523,000
  第13項 公租公課  1,800.000   1,612,000
  第14項 事務諸雑費   400,000    478.000
  第15項 会館維持費 1,250,000   1,204,000
 第2款 会 議 費   2,730,000   1,500,000
  第1項 代議員会費   350,000    350,000
  第2項 総 会 費   250.000    250,000
  第3項 役員会費   1.830,000    800,000
  第4項 諸会議費    300,000    100,000
 第3款 事 業 費   8,294,000   6,330,000
 第1項 総務部費     250,000    250,000
  第2項 組織部費    350,000    350,000
  第3項 学術部を    300,000    150,000
  第4項 事業部費   1,500,000    600,000
  第5項 広報部費    600,000    400,000
  第6項 宣 伝 費    50,000     50.000
  第7項 印 刷 費   200,000    300.000
  第8項 補 助 合   200,000    200,000
  第9項 支部活動費  1,094,000   1,130,000
  第10項 薬業経済対   500.000    500,000
      策費
  第11項 職能対策費   150.000    100,000
  第12項 清水文庫費   100,000    100.000
  第13項 事業諸雑費   100,000    100,000
  第14項 情報センター費 100,000
  第15項 試験センタ 1,100,000    350,000
      ー費
  第16項 学業対策費   300,000    300,000
  第17項 部会活動費 1,500,000   1,350,000
 第4款 分業推進費   5,400,000   5,096,000
  第1項 推進事務費 5,000,000   4,796,000
  第2項 三師会対策費  100,000     100,000
  第3項 分業推進部   300,000     200,000
      業費
 第5款 負 担 金  29,393,000   32,354,000
  第1項 県薬負担金 18,523,000   17,440,000
  第2項 調剤基本料 7,500,000   6,500,000
      負担金
  第3項 その他の負 2,570,000   2,402,000
      担金
  第4項 県薬入会金   800,000     600,000
  第5項 薬剤師連盟 5,412,000
      特別会費
 第6款 積 立 金   1430,000     430,000
  第1項 職員退職額   430,000     430,000
       立金
 第7款 借入金返済金 15,850.000   16,703,000
 第2項 福岡市より  1,100,000   1,100,000
     の事業未収金
 第3項 水質検査受  2,000,000
     託費
第5款 県薬よりの補  1,453,000   1,240,000
     助金
 第1項 県薬よりの    350,000     350,000
      補助金
 第2項 支部活動費  1,103.000     890,000
第6款 繰 越 金   3,428,123     681,676
 第1項 前年度より    278,833     346,753
    の繰越現金
 第2項 前年度より  3,149,290     334,923
    の繰越銀行預金
   合   計   84,162.123   84.649.676

[歳出の部]
 款 項       昭和58年度   昭和57年度
第1款 事 務 費   18,920,000   16,520.000
 第1項 費用弁償     600,000     600.000
 第2項 給   料  8,500,000   7,107,000
 第3項 職員諸給与    170,000     170,000
 第4項 臨時雇費     300.000
 第5項 旅費交通費    500,000     500,000
 第6項 交 際 費    500,000     300,000
 第7項 会長渉外費    200,000     200.000
 第8項 通 盾 費  1,200,000   1,372,000
 第9項 器具備品費    100,000     100,000
 第10項 消耗品費   1,200,000     516,000
 第11項 福利厚生費  1,200,000     538,000
 第12項 水道光熱費  1.300,000   1,523,000
 第13項 公租公課    1,800000   1,612,000
 第14項 事務諸雑費  ,400,000     478.000
 第15項 会館維持費  1,250,000   1,204,000
第2款 会 議 費   2,730,000   1,500,000
 第1項 代議員会費    350,000     350,000
 第2項 総 会 費    250.000     250,000
 第3項 役員会費   1.830,000     800,000
 第4項 諸会議費     300,000     100,000
 第3款 事 業 費  8,294,000   6,330,000
 第1項 総務部費     250,000     250,000
 第2項 組織部費     350,000     350,000
 第3項 学術部を     300,000     150.000
 第4項 事業部費   1,500,000     600.000
 第5項 広報部費     600,000     400,000
 第6項 宣 伝 費    50,000     50,000
 第7項 印 刷 費    200,000     300,000
 第8項 補 助 金    200,000     200,000
 第9項 支部活動費  1,094,000   1,130,000
 第10項 薬業経済対策費 500,000     500,000
 第11項 職能対策費   150,000     100,000
 第12項 清水文庫費   100,000     100,000
 第13項 事業諸雑費   100,000     100,000
 第14項 情報センター費 100,000
 第15項 試験センタ  1,100,000     350,000
      ー費
 第16項 学業対策費   300,000     300,000
 第17項 部会活動費  1,500,000   1,350,000
第4款 分業推進費   5,400,000   5,096,000
 第1項 推進事務費  5,000,000   4,796,000
 第2項 三師会対策費   100,000     100,000
 第3項 分業推進部    300,000     200,000
      業費
第5款 負 担 金   29,393,000   32,354,000
 第1項 県薬負担金  18,523,000   17,440.000
 第2項 調剤基本料  ,7500,000   6,500,000
      負担金
 第3項 その他の負  2,570,000   2.402,000
      担金
 第4項 県薬入会金    800,000     600.000
 第5項 薬剤師連盟  5,412,000
      特別会費
第6款 積 立 金     430,000     430,000
 第1項 職員退職積立金  430,000     430,000
第7款 借入金返済金  15,850,000   16,703.000
 第1項 借入金返済金 10,800,000   10,800,000
 第2項 借入金利息  5,050,000   5,903,000
第8款 雑   費     300,000     200,000
 第1項 雑   費    300,000     200,000
第9款 過年度未払金  4,400,000
 第1項 過年度未払金 4,400, 000
第10款 予 備 費   2,845,123   1,116,676
 第1項 予 備 費  2,845,123   1,116,676
   合   計   84,162,123   84,649,676

[質問の部]その3

馬場代議員
 会費を上げることは時代の趨勢でやむを得ないが、会館返済の年数が7年から5年になることはないか。

冨永泰資会長
 社団法人であるので、剰余金があるのに上げることは、社団法人の性格上難しい。

冷川代議員
 保険特別会費について、基本的には調剤基本料によるのが会長説明のとおり正当なものである。決算からして会費が3,500万、特別会費が3,200万ほぼ同額の収入状況である。会費は平等であるが、特別会費は薬局毎にばらつきが大きい。収入の5割をしめていることはおかしい。枚数制にすると金額が上る薬局もできてくると云われたが、逆にそのような薬局は利益率が高い。今までの方が不公平過ぎるものではないか。改めるべきと思う。

式町正信常務理事
 今がよいというわけではないが、3年程後には3円を含めて10〜11円になる。全部の保険薬局に不公平が生じなくなるので、波風が立たなくてよいと思うので、このような案を出した。

冷川代議員
 現行の方が不公平がひどいのではないか。これは特別会費で歳入の半分をしめている。他の収入との割合をくらべてみて、もっと減らすべき性格のものである。

式町正信常務理事
 3円は県に納入すべきもので、枚数が増加すれば上る。会費は物価上昇に応じて上るが、特別会費は2,500万円を上限と定めている。会費と特別会費の比率は、市薬の内では不公平にならない。

高杉正典(博多)
 根本的に考えまして正しいと考えられることが3つある。
(1)調剤特別手数料の収入は、調剤基本料の何円かを徴収すること。これは昭和49年度調剤基本料220円になったとき、日薬が通達して来たことである。だから調剤基本料に対していくらかを収合する。
(2)調剤特別手数料は、一般会計に振込んではいけない。特別会計として、レセプトの用紙とか薬価基準表とか、研修会・勉強会そういうものに使うのが本来の姿である。
(3)会館の建設とか基本的なものは、各会員が均等に負担する。これが原則である。その例はよその県にもいくらでもある。40万〜50万と負担するところはいくらでもある。これが基本的3原則である。
 福岡市薬がやっていることは全く相反する。49年から総請求に対する手数料の徴収をしている。もうこの時点で本来の姿、枚数制にかえるべきときに来ている。これでこの会館を維持するとか、薬剤師会の経費を補うということは、考えて不自然である。
 私の案としては、A会員の会費を5,000円、B会員2,000円、C会員1,000円の薬剤師会費をアップし、それと共に調剤基本料320円の中から14円をいただくと、それで大体予算の採算は合う。それと下る人もいる、上る人もいる。それの考え方は上るということは、調剤基本料に対しては一番薬剤師会の恩恵をこうむっている。だから今まで払うべき負担が少なかったのである。それを見すごされてきている。正すべき時期にきている。会計の方から云われた一般会費3,500万、特別会費2,500万であるが、3,500万の中から県薬に出されている。最終的には2,500万前後となる。一般会費と調剤薬局がしめる会費とは差がない。これは矛盾している。出す人の立場、本来の姿を考えてみれば容認できない。

冨永会長
 御説もっともである。57年度一年間理事会でもその都度取上げ、検討して来た。弱少調剤薬局はまだ恩恵が少い。その意見はよくしらないが、最高では3倍になるという。35,000円払ってある方が枚数制にすると80,000円となる方もある。
 前会長の時からであるが、1%、0.7%、0.5%とざん減方式を取らせて戴いている。そのあたりも勘案して戴きたい。増加する側も今まで少なかったと云われればそのとおりである。
 今日の代議員会でもう少し枚数制を主張している方以外の発言をお願いしたい。それぞれの考え方を発言して戴いて検討させてもらいたい。
 ただ、58年度は上限2,500万で予算を編成している。枚数制で行きたいとなっても、来年度からさせて戴きたい。

本川栄代議員
 先の先生の意見に賛成である。枚数制か金額出来高払いでいくかですが、日薬の方針が調剤基本料の中で20円を使用する方針で指導している。
 薬価は、購入と基準薬価と差が縮まった。基本の原則で行くということになれは、一年に一枚につきとるのが妥当である。やはり基本的には、薬剤師が調剤の職能を発揮する技術料であるから、その団体である薬剤師会に提供することが本来の精神に適合する。薬剤師会の中でも調剤の多い方、少ない方もあるが、色々意見を云っていれば予算を作る方、会の運営をやるうえにも支障が出るから、基本線でいくのが妥当だと思う。

 昭和58年度で十分検討するということで、議案第3号・議案第4号承認。

議案第5号 借入金限度額決定の件

 昭和58年度福岡市薬剤師会の借入金の限度額は、次の通りとする。
   一合 10,000,000円
 議長諮り、これを承認する。

選  挙

 任期満了による本会選出福岡県薬代議員および予備代議員選挙
 別紙県薬代議員名簿のとおり承認された。
 以上で議事終了、正副議長退席

閉会あいさつ

 吉本喜四郎副会長、閉会を宣す。
 終了、5時30分。
 議決を明らかにするため、署名捺印する。
   議事録著名人  冷 川   襄
     〃     松 枝 茂 雄


第39回 社団法人 福岡市薬剤師会総会

1.開催期日  昭和58年4月23日(土) 午後6時
2.開催場所  福岡市薬剤師会館研修室
         福岡市中央区今泉1丁目1−1
3.出席者総数  66名(役員21名、代議員36名、一般会員9名)
4.会議の模様
   磯田正之理事の司会により開会
   開会挨拶  冨永昇蔵副会長
   会長演述  冨永泰資会長

第11回通常代議員会決定事項報告
(1)報告第1号
    昭和57年度会務並びに事業報告
   報告第2号
    第47回(臨時上第48回(通常)福岡県薬剤師会代議員会出席報告
(2)議案第1号
   昭和57年度歳入歳出決算認定の件
  議案第2号
   昭和58年度事業計画決定の件
  議案第3号
   昭和58年度会費決定の件
  議案第4号
    昭和58年度歳入歳出予算決定の件
  議案第5号
   借入金限度額決定の件
 以上、決定書頃につき報告承認。

顧問承認の件  藤野義彦先生顧問承認

選   挙

 任期満了による本会選出、福岡県薬代議員及び予備代議員
 別紙名簿のとおり承認。

部会表彰

 1位:姪浜、2位:西新、3位:千代・吉塚、4位:浜、5位:馬出の各支部。

高齢者表彰(7名〉
 冨永会長より、下記の会員に記念品贈呈す。
   高 倉  等   若 狭 半 吉
   清 水  忠   重 松 荒太郎
   松 村 定 雄  徳 永 与一郎
   岸 田 清 輝

還暦会員祝彰(9名)大正12年生れ
   高 丘 昭 月  梅 原 茂 俊
   山 田 清 喜  中 野   佐
   山 崎  陽   山 口   博
   小笠原 澄 人  松 井   博
   堀 岡 正 義

閉会挨拶 吉本喜四郎副会長

  以上で、第39回通常総会を終了す。午後6時20分。
 議決を明らかにするため、議長・議事録署名人、署名押印す。
       議   長  冨 永 泰 資
       議事録著名人 冷 川   襄
          〃   松 枝 茂 雄


役 員 名 簿 昭和58年5月

職 名    氏  名      住    所
会 長   冨 永 泰 資   西区周船寺407
副会長   国 武 一 人   中央区渡辺通1-1-1 サンセルコビル1F
 〃    冨 永 昇 蔵   早良区西新1−7−32
 〃    吉 本 喜四郎   博多区吉塚1丁目8-1 市立第一病院
専務理事  堀 江 秀 男   博多区博多駅南5丁目12−27
常務理事  式 町 正 信   城南区東油山2−7-11
 〃    小 村 正 治   南区井尻4丁目3−37
 〃    宮 崎 和 人   城南区樋井川3−6−1
 〃    成 澤 哲 夫   南区若久5丁目1-1 国際ビル101
 〃    森 川 俊 一   城南区七隈34 福大病院薬剤部
理 事   磯 田 正 之   東区馬出2丁目2−13
 〃    正 岡 民 次   東区美和台2丁目 シティーマーケット内
 〃    木 原 三千代   博多区月隈168−295
 〃    石 井 多賀子   博多区下呉服町9-118
 〃    獺 越  寿    早良区西新4丁目6−2
 〃    冨 永 雄 造   博多区上川端町1−7
 〃    山 手 陽 一   中央区大手門2丁目7-10
 〃    大 黒 隆 男   南区若久1丁目31−18
理  事  高 杉 正 典   博多区博多駅前3丁目17−10せいわビル
 〃    西 森 甚 泰   中央区平尾4−5−18
監 事   三 根 孫 一   博多区岡場町5-19
 〃    松 尾 良 一   中央区唐人町2丁目 福岡市立こども病院
顧 問   久保田 秀 己   中央区春吉3丁目23−27
 〃    白 木 太四郎   中央区六本松3丁目10-42
 〃    斉 田 和 夫   博多区麦野6丁目23
 〃    藤 野 義 彦   東区箱崎2丁目9−28 議 長   竹 尾 啓 二   西区姪浜3丁目4−2
副議長   清 水 水一郎   東区馬出3-1-1九大


福岡市薬剤師会代議員名簿(5B年度・59年度) 昭和58年6月11日現在

東 区 馬場 勘二 束区箱崎3−9−49
 5名 村田 博昭 東区大字香椎1844−81
    松井 昌也 東区若宮4−270−1
    粟岡美佐子 東区上和白692−1
    柴田伊津郎 東区馬出5−26−7
 予備 井原 俊一 東区下和白1523
博多区 斉藤 徹雄 博多区板付4−3−5
 10名 冷川  襄 博多区住吉3−5−3
    中嶋 達雄 博多区奈良屋町9−1
    石井 雅明 博多区下呉服町9−118
    藤野 嘉道 博多区吉塚1−12−39
    児島  豊 博多区中洲5−5−9
    藤  幸江 博多区銀天町3−1−3
    田中 邦彦 博多区博多駅東3−9−3
    中野 幸子 博多区上呉服町12−23
    吉田  徹 博多区中洲1−5−18
 予備 高丘  章 博多区住吉2−15−18
中央区 小松真佐雄 中央区清川2−13−1
 10名 森田  明 中央区清川1−14−12
    白木本一郎 中央区大名1−14−45 鴻池ビル6F
    勢島  充 中央区天神1−10−24 三和ビル5F
    松枝 茂雄 中央区大手門1−9−30
    副島 恒夫 中央区唐人町1−4−12
    三津家正友 中央区鳥飼1−1−30
    古賀  隆 中央区草香江1−2−15
    安藤 満夫 中央区警固1−2−6
    真崎甚三郎 中央区平尾2−7−2
 予備 大隈 次郎 中央区薬院2−1−1
西 区 栗田 邦彦 城南区別府4−14−5
 9名 藤原 良春 西区姪浜4−10−18
    糸岐 良次 早良区西新4−8−39
    松尾 英熙 早良区高取2−17−46
    深江 輝夫 城南区大字七隈7丁目5−29
    波多江敬三 早良区飯倉2−12−3
    行実他見男 早良区四箇田団地4−110
    清水 達三 早良区有田416−7
    竹尾 啓二 西区姪浜3−4−2
 予備 南島 敏彦 早良区大字次郎丸169−3
南 区 川畑健次郎 南区屋形原1−36−17
 5名 古賀 茂次 南区中尾2−3−5
    木村 英樹 南区長住5−9−44−5
    具島 敬治 南区大橋1−2−5
    岩永 栄次 南区高宮3−4−12
 予備 山口  博 南区中尾1−29−9


福岡県薬剤師会代議員名簿(58年度・59年度) 昭和58年4月24日現在

東 区 馬 場 勘 二 東区 箱崎3丁目9−49
    井 原 俊 一 東区下和白1523
    正 岡 民 次 〃  美和台2丁目美和台 シティーマーケット内
 4名 磯 田 正 之 〃  馬出2丁目2−13
(予備)栗 岡 芙佐子 東区上和白692−1
博多区 堀 江 秀 男 博多区博多駅南5丁目12-27
    三 根 孫 一  〃 絢場町5−19
    高 杉 正 典  〃 博多駅前3丁目17−10 せいわビル
    斎 藤 徹 雄  〃 板付4丁目3−5
    冷 川   襄  〃 住吉3丁目5−3
    冨 永 雄 三  〃 上川端町1−7
 7名 田 中 邦 彦  〃 博多駅東3−9−3
(予備)藤   幸 江    銀天町3丁目1−3
中央区 大 隈 次 郎 中央区薬院2丁目1−1
    小 松 真佐雄 中央区清川2丁目13−1
    古 賀   隆  〃 草香江1丁目2-15
    山 手 陽 一  〃 大手門2丁目7−10
    国 武 一 人  〃 渡辺通1丁目1−1 サンセルコビル1階
    松 枝 茂 雄  〃 大手門1丁目9−30
    勢 島   充  〃 天神1−10−24 三和ビル5F
 8名 安 藤 満 夫  〃 警固1丁目2−6
(予傭)真 崎 甚三郎  〃 区平尾2−7−2
南 区 高 倉   博 南区 長住5丁目16−10
    小 村 正 治 〃  井尻4丁目3−37
    岩 佐 周一郎 〃  皿山1丁目9−4
    成 澤 哲 夫 〃  若久5丁目1−1 国武ビル101
 4名 小 村 正 治 〃  井尻4丁目3−37
(予傭)有 田 俊 雄  〃 横手2−33−13
西 区 竹 尾 啓 司 西区 姪浜3丁目4−2
    宮 崎 和 人 城南区樋井川3−6−1
    式 町 正 信 〃  東油山2丁目7−11
    藤 原 良 春 西区 姪浜4丁目10−18
    冨 永 昇 蔵 早良区西新1−7−32
    野 田 靖 夫 〃  大字梅林125
 7名 江 頭   溜 〃  野芥766
(予備)波多江 敬 三 〃  飯倉2−12−3
勤 務 木 村 浩 三 城南区七隈34 福岡大学病院薬剤部
    松 尾 良 一 中央区唐人町2−5−1 福岡市立こども病院
 3名 金 山 一 彦 東区千早2−30−1 国家公務員共済組合連合会千早病院
 予備 吉本喜四郎 博多区吉塚1丁目8−1 福岡市立第一病院
〔部会30名、勤務3名、予備6名〕


編 集 後 記

□ 第11回代議員会及び総会の詳報を本号でお届け致します。
  毎月の理事会の活発さ、騒々しさも板についてきた感じで、この自由で活達な空気が支部運営協議会や部会に波及することを望みます。

□ 最近、市薬同好会も舟釣り・囲碁・ゴルフと失継早やに花やかに開かれています。次号では、同好会・レクリェーション・趣味・随筆等、余技の記事もとりあげたいと思います。
  御意見等、ご寄稿をお待ちしております。
 広報担当:冨 永(雄)


==市 薬 日 誌==

12月1日 石井道子後援会申込受付
  〃  薬局製剤承認追加手続
  3日 民生部・衛生部訪問(冨永・堀江)
  〃  杜保委員会(宮崎)
  6日 久保田市議事務所(国武・堀江)
  7日 県薬忘年会(冨永・堀江・式町)   11日 山崎拓10周年祝賀会(冨永昇・国武・吉本・堀江)
  13日 理事会・支部長会・顧問会
  14日 市医師会忘年会(冨永・冨永昇・堀江・成澤)
  16日 県薬理事会(冨永)、支部長会(堀江・各支部長)
  18日 会員山口十郎氏死去
  23日 会館歳末警戒(役員)
  28日 神谷会長・荒巻専務来訪
 1月4日 薬業新年会(役員)
  5日 社保委員会
  10日 広報No4発行
  11日 薬剤師招介所開所式(式町〉
  18日 市水質検査事業契約完了
  19日 薬局組織合同委員会(小村・磯田)、学術委員会(森川)
  22日 市薬ボーリソグ大会
  23日 理事会・部会連絡協議会
  25日 社保委員会
  28日 市衛生局長岸川氏死去(冨永・堀江)
  30日 県薬・薬局研修会
2月2日 神谷会長面談(冨永・堀江)
  〃  急患委員会(成澤〉
  4日 杜保委員会
  7日 県薬理事会(冨永)、県薬支部長会(磯田・式町)
  10日 社保委員会
  13日 県薬保険薬局ゼミナール
  16日 民生部・衛生部訪問
  17日 第1回OTC大衆薬パネル
  20日 第12回学術研修会
  21日 社保委員会
  22日 保険請求業務説明会
  25日 理事会
3月4日 社保委員会
  9日〜10日 薬局等開設者講習会(非会員)薬務課指導
  10日 広報No.5発行
   〃 市衛生局・民生局との懇談会
  15日 常務理事会
  17日 急患委員会
  23日 理事会
  25日 県薬代議員会打合せ会
  27日 歯政連西地区連絡協議会(国武・堀江)
  28日 県薬代議員会
4月4日 社保委員会
  5日 事務長二宮善四郎氏着任
  7日 会計監査会(三根・松尾・国武・式町)
  14日 三役会
  17日 市医師会成人病センター記念式典(国武)
  19日 福薬連理事会(冨永)
  21日 支部長会・理事会
  23日 第11回代議員会・第38回総会
  26日 計量協会理事会(冨永)
  27日 県薬常務理事会(冨永)
5月4日 杜保委員会(堀江)
  10日 常務理事会
  11日 学術委員会・薬局組織委員会
  12日 西支部総会(冨永・堀江)
  15日 広報No.6発行
  16日 県薬理事会(冨永)
  21日 博多支部総会(冨永・堀江)
   〃 女子薬福岡支部総会(冨永)
  22日 東支部総会
  24日 市公衆衛生大全(冨永昇・堀江・馬場・獺越)
  26日 市計量協会総会(堀江)
  27日 急患委員会
  28日 理事会
6月3日 本村・遠藤事務所(冨永昇・堀江他)
  4日 南支部総会(国武・式町)
  6日 県薬支部長会(磯田・式町)
  7日 学術・社保合同委員会
  9日 支部長会
  10日 中央支部総会(国武・堀江)
  12日 部会連絡協議会
  13日 医薬集第3版編集委員会(冨永・吉本・堀江・成澤)
  15日 福岡地区薬業協同組合総会(山手・堀江)
  17日 福薬連理事会(冨永)
  18日 勤務部会総会(冨永)   22日 急患診療医薬品集編集委員会センターにて(吉本・河野・成澤・堀江)
  23日 理事会
  24日 県薬理事会(冨永)
  27日 薬と健康の週間小委員会(堀江・小村)
  29日 県薬臨時代議員会
7月4日 市薬顧問四島久先生死去
  10日 第13回学術・社保合同研修会