■ 巻 頭 言
会長に就任して (社)福岡市薬剤師会 会長 三津家正友

去る4月21日、第22回通常代議員会に於て古賀隆前会長が県薬副会長として専念されるため勇退されたあと、会長職の大任を仰せつかりました。今更ながら、事の重大さに身の引き締まる思いであります。

過去4年間、前会長の元で総務と会計担当として、会務を勤めて参りました。その間、会館用地の譲渡、新会館の建設、更に会営薬局用の土地建物取得等、会運営の基本となる問題に携わってきました。 これ等ハード面の解決を見た現在、今後は古賀前会長の路線に沿うとともに、歴代会長を中心に多くの先達が、長い間育くまれた「社団法人福岡市薬剤師会」の組織と多大の財産を守って行くことが重大な責務であると考えています。

平成元年は第二次分業元年と言われましたが、本年はいよいよその実効を上げるべく、具体的行動に移る年であります。

日薬、県薬における事業の最大なものは、面分業の推進と研修となっていますが、それを具体化したものが「都道府県薬剤師会認定基準薬局制度」です。 この問題について、会員にはそれなりの対応が必要となりますが、まだ県薬の方針が定っておりません。いずれ研修の必修制度が打ち出されて来ると思います。諸々の点が決まり次第お知らせ致します。

さて、市薬では、先の代議員全で御承認頂きました事業計画に従って、それぞれの事業を進めて参ります。

この中で急を要し、且つ重大な事業は、国立福岡中央病院及び市内科医会との問で進めている処方せん応需問題です。

皆様が御承知の通り、国立病院の院外処方せん発行促進については、厚生省が面分業の呼び水として強力に押し進めています。

福岡中央病院側も、又市薬としてもこれに対応するため、前年度より定例会議を設けて話しを進めて参りました。その結果、第一次の受け入れ薬局名簿を提出し、細部の詰めの段階に来ています。しかし、受け入れ薬局についてはその数がまだまだ少ないのが現状です。受け入れ薬局になるには、研修が必修となっていますが、それを受けられることにより、多くの方が参加されるよう望みたいと思います。なお、市薬としてこれをサポートするために、コンピューターを導入し、備蓄薬品管理システム並びにファックス網の整備を進めているところです。

次に、内科医会の問題については、今までに4回の協議を重ねて参りました。先方の幹部の先生方は、我々以上に真剣で前向きに、分業問題と取り組んでおられます。小野理事の報告にある様に、支部によっては急進展することも考えられますので、積極的な対応をお願い致します。

分業問題は、今後支部活動が中心となります。そのために市薬としても最大の支援を致しますが、皆様の自覚と団結が必要です。

又、OTC問題については、単なる経済自由主義的考え方でなく、基準薬局認定制度と相まって、地域医療への参加という観点で進めて参りたいと考えている次第です。

最後に、会員諸兄の御協力をお願いして、会長就任の御挨拶と致します。

<特別寄稿> 国立岩国病院ファクシミリ送信 岩国薬剤師会 小川玲子

平成2年2月1日に、スタートした国立岩国病院の、院外処方箋ファクシミリ送信。

これは、薬剤師会の先生方の尽力と、国立岩国病院長、同事務部長、同薬剤科長のご理解とご協力があってスタートしました。

最初受付けに座るのは、女性の方があたりが柔かくてよいだろうという事で、薬剤師としては、少々明るすぎて物怖じしない私が、カウンター嬢に選ばれました。でも、最初は私も患者さんに、どう説明しようかと気後れがしました。

そんな時、薬剤師会の役員の先生がてきぱきと、
「処方箋を、ここからファクシミリで貴方の行きつけの薬局や、職場近くの薬局へ直接送ります。貴方が帰られる問に、薬は準備されますので国病で長く薬を待つ事がなくなります。また、処方箋は4日間有効ですので、都合のよい日に貰いに行けます。また薬局は、処方箋の内容を記録し、前回の薬と変わった所を患者に確かめたり、一般の薬をお売りする時にも参考にします。また他院からの院外処方箋を一つの薬局へ持っていかれますと、重複投薬等をチェックして、医師に問い合せます」

やはり重複したと思われる薬を、自分で勝手に飲むのはやめて、それも違う薬をやめてしまって困ったという患者さんもおられて、それは安心だと言われ、また待時間(患者数が500人を超える日は、1〜2時間)の短縮という事も、あいまって利用してみようかと言われる患者さんが多い様です。

ただネックとなっているのは、一部負担金が、国病の中で薬を貰うより割り高であるという事。特に場合によっては、かなり高くなるので国病の計算方法を熟知して、患者さんに伝える必要があります。

又、患者さんが、国病以外の薬局で薬を貰うのが不安であるという事です。少しでも不安を解消するため、備蓄所である国病前薬局(十年前に、薬剤師会の会員で創った会社。私はここに三年勤務している)の薬を総て既製のヒートシールや、21錠ヒート、薬袋(見本)等、国病と同じにしました。

国病の外来の先生方は、まだ戸惑っていらっしゃるようです。神経科の先生が、
「近所の薬局で、薬を出して貰うのなら、間違えんと作って貰いなさいよ」
と、患者さんに言われたそうです。

岩国の各保険薬局の、国病処方箋を受ける事に対する考えも様々です。それでも「患者さんが、お宅の薬局で薬を貰いたいと、言っておられますが」と、問い合せれば「困った困った、今はまだだめです」と言われながらも、励みになるようです。

患者さんの反応は、やはり時間休を取って病院に来られている方等は少々高くても、職場の近くの薬局へ送ってくれと言われます。又、小さなお子さん連れのお母さんも、よく利用されます。それから、薬局側が積極的に面分業に取り組みお客様に「うちは、国病の処方箋を調剤します」と、宣伝された薬局へは、よく処方箋が流れます。

各薬局へは、国病採用医薬品集を一部450円で、毎月の医薬品情報も年間300円で、薬剤師会より希望される薬局へおわけしています。又、最初基幹薬局という処方箋受付け薬局を作り、国病の薬局で研修してもらいました。でもやはり、現在のところ国病前薬局への問い合せが多いです。医師への問い合せの窓口は、国病の薬剤科長さんが、買って出て下さいました。

FAXで流す処方箋の内、2月84%、3月74%、4月73%が、国病近くの門前薬局に流れていますが、2月43枚、3月91枚、4月107枚と、一般の薬局や調剤薬局へ流れています。FAX受付けに座っていても、これは患者さんが助かる事だから、これからますます進んでいくという、碓かな手応えを感じます。

これは、余談になりますが、私の座っている席は、病院の玄関を入ってすぐのロビーです。目の前には、待合の椅子が並び、会計窓口の真正面です。時々薬剤科長が、にこにこと、こちらを見ておられます。外来へ行かれる先生も、ここを通って行かれます。そんな場所での出来事です。

ロビーで、心臓外科医が、患者さんと、家族の方を等分に見ながら、「遠方ですから、こちらも出来るだけ便宜をはかりますから」と、名刺を差し出しています。本当に患者を思う気持ちと、強い責任感が感じられ、FAX受付けにいる私にも、患者さんの安心感が伝わってきました。

ここにいると、患者と、医師のふれあいをよく見ます
 「どうしているかね」
 「腰の痛みはどんなふう?」
と、気やすく、ロビーにいる患者さんに声をかけている医師を見ていると、医療という中での人と人の絆の強さを感じます。ああ、こうして、病気が治っていくのだなあと、思います。

FAX受付けでは、患者さんと日常の話も出ます。病気の事、人生観、戦争の話等。色々な方からお話を聞くのが楽しみになりました。今迄はただ薬局の窓口で、処方箋と薬を付き合わせて、薬は間違ってないか、患者さんの顔を見て、急いでおられるのではないかと、気を使っていましたが、カウンターにいると、本当に患者さんと、しみじみと接せられて、患者さんの幸せが心から願われ、自然と顔付も優しくなり、私も幸せになります。

長々と書いてしまいましたが、福岡市薬剤師会の皆様、薬剤師の職能をより生かせる面分業を、成功させられる事をお祈りいたします。私も岩国の地で元気で楽しく、FAXを送り続けるでしょう。

<会員の広場> 完全医薬分業に思いを馳す 警固部会 永瀬永寿堂薬局 中野佐


医師に、経済的にも地位に於いても劣っている薬剤師が、何んとかしてその地位を確保しなければならないと思う者である。薬剤師の特権を最大級に生かして経済力を身につけるには、完全医薬分業に努力する以外に薬剤師の生きる道はないと思う。

昨年6月、ヨーロッパ7ヶ国ロンドン、ローマ、ナポリ、ウィーン、フランクフルト、ハイデルベルグ、ローテンベルグ、ディンケルズ、ビュール、ネルトリンゲン、ドナウヴェルト、アウグスブルグ、フユツセン、インスプルグ、リヒテンシュタイン公園の首都ファドーツ、ルツェルン、ブリエンツ、インターラーケン、グリンデルバルト、ベルン、ジュネーブ、パリ十三日間の旅に家内と参加した時、バス停車一時間の間、主に街角の薬局を見学してまわったが、ヨーロッパ型の薬局が良いなあと確信した。

ヨーロッパ諸国の薬局の現状は、薬剤師の身分が700年も前に確立されていて、薬剤師でなければ開局はできない。一薬剤師一薬局で、複数の薬局は持てない制度で、人口により適正配置が行われていて、安定した経済力と地位が確保されている。実に合理的で堅実である。このように特に免許証のいる医療に対しては、ある程度の規正は必要ではないかと思った。

日本の医療は、江戸時代の医師が自ら薬草を薬研で粉砕調整し、診断と投薬をした医薬兼業の時代が300年の長きに亘って行われてきて、明治になってやっと薬剤師の身分が法制化され養成されたが、100年以上たった現在でも、法律はあれど完全分業が仲々達成できずにいる。

先輩薬剤師は医薬分業に努力はしたのだけれど、医薬品の小売人だけで、何一つ分業の恩恵を受けることもなく亡くなられたことを思うと悲憤の限りである。

思えば同じ角帽に学生服で医はM、歯はD、薬はPの襟章をつけ、将来医療を担当する者として希望に燃え、勉学に勤しんで夢があった。医・歯・薬・三師会専門学校の各種対校試合に闘志を燃やした学生時代が懐かしい。

お互いの学問を尊重し、医専に負けるな、歯科医専に負けるな、薬専に負けるなと健闘したことを思い出す。医師も薬剤師の立場を尊重して、任意分業を完全分業に移行して、薬剤師の長年の夢を達成させて頂きたいものである。

医歯薬は医療を担当する者として、運命共同体の仲である。お互いに助け合って行かなければならないと思う。

「百年河清を待つ」「前途程遠し恩を雁山の夕の雲に馳す」では遅すぎるので、早期達成を願う者である。

<会員の広場> 初めての海外旅行 (社)福岡市薬剤師会 専務理事 冷川襄

(第34号3月号より続く)

翌朝、1990年1月1日午前7時モーニングコールで起きる。ここも朝食はバイキング型式だが、メインディッシュはスクランブルエッグかオムレツのオーダーであった。

各部屋に日本語新聞が配られていた。あっ、フィヨルドランドでセスナ機墜落、日本人観光客死亡の記事がついている。2日前のことだ。今日は自分等もセスナ機に乗る予定になっている。ついでに外は雨が降っている、9時頃には雨があがる。ここ迄来たのだからとに角マウント・クックをめざす。

クライストチャーチよりマウント・クック航空でマウント・クック空港へと向う。しだいに雲が切れて、峰々が見えてくる。この山脈は3,000m級の山々が連なり、ヨーロッパのアルプスに対して、サザン・アルプスと呼ばれる。主峰マウント・クックは3,764mで日本の富士山より少し低い。マウント・クック空港に着いた時はすっかり晴れ上がっていた。日本の上高地のようには混雑していない。ここでも観光客の大部分は日本人である。中には三日前からここで天気の回復を待っていた人もいた。

いよいよセスナ機の順番が回ってくる。山々の間をぬって飛んで行く。岩肌が目前に迫ってくる、すごい迫力だ。もうただ単に「すごい」という言葉以外には出てこない。タスマン氷河の上に着陸する。万年雪の上に降り立つ。無事正月元旦、マウント・クックのタスマン氷河に立つことができた。あまりも天気が良過ぎ、目があけていられないくらいまぶしくなってきた。

セスナ機に戻ってマウント・クック空港に帰る。そこからバスでハーミテッジホテルにて昼食をとる。昼食後あたりを歩いて花々を写真に写す。ルビナス(日本名ノボリフジ)が当り一面咲きほこっている。セイヨウノコギリソウも多い。防寒対策をしていたが、天気に恵まれ、それほど必要ではなかった。素晴しい感動を得て、クライストチャーチへ戻った。

夕食は久しぶりに和食を食べた。翌1月2日午前9時より、クライストチャーチの市内を巡る。開放的なシドニーに比べ、こちらはしっとりと落ち着いた感じだ。どの家にも木が植えられて緑が豊かだ。タイサンボク、アジサイ、ビョウヤナギなどの花も美しい。特にコニファー類(杉や桧類)の新緑が非常にきれいだ。澄んだエイボン川の流れ、餌を求めて寄ってくる鴨、カシミール山のメルヘンのような住宅街、このまま住み着きたくなってくる。

午前11時15分クライストチャーチ空港を離陸する。アンセットニュージーランド機でロトルアへ向う。二人のスチュワーデスはとても美人である。二人の男性乗務員もこれに負けない美男子である。

そのうち機内の状況がなんとなくおかしくなってきた。機内放送があっているが、早くて聞き取れない。外人客には乗務員が説明しているが、自分は英会話はさっぱりである。添乗員がさっと知らせてくれた。ロトルア空港の天候が悪く、いったんオークランドに着陸するということである、思わぬ回り道だ。小1時間ばかりオークランド空港で待期し、ロトルア空港へ着陸できた。何となく雨が多そうに感じられる。

レストランアウランギピークで昼食を取る。せっかくの高台にあるのに霧がかかって景色を見ることが出来ない。

レインボーファームへ向う途中雨が降り出す。レインボーファームでは羊の毛刈りショーを見学する。日本人客の為にちゃんとヘッドフォンが用意してあり、同時通訳で説明を聞くことができる。続いてレインボースプリングで国鳥のキウイを見る。夜行性の為に室内をうす暗くしてある。その他鱒が養殖されていた。時間があまりなくてかけ足の見学であった。

夜はホテルで原地人マオリの料理バンギを食べ、マオリコンサートを観賞した。日本人客が一番多かったので、最後に瀬戸の花嫁を日本語で全員で歌って終った。この曲はマオリ族の民謡とメロディ構成が共通していた。このロトルアは温泉地であるが、ショーが終ったのが9時過ぎの為、温泉につかることはできなかった。

翌1月3日、朝食後マオリ部落を見学する。昨晩ショーに出ていた人達が工芸品を作っている。そしてこの村から温泉の地獄に道が続いている。別府の坊主地獄に似たカエル地獄、間歇泉等がある。運よく目の前で間歇泉が吹き上げた。

それからバスに乗りワイトモ洞へ向う。ワイトモ洞は鍾乳洞で、世界でも珍らしいツチボタルが生息する。洞窟の中を流れる川を舟に乗って下って行く。天井には無数の青白い光が、星のように輝いている。非常に幻想的な光景だ。

昼食はローズランドレストランでバーベキューを食べる。シドニーからずっと牛肉はよく出てくる。こっちの牛肉はさっぱりした感じで、こってりとはこない。油っぽい肉が好きな人にはもの足らないだろう。

後はバスでオークランドへと向う。日本とほぼ同じ面積がありながら人口はわずか350万人。福岡県の人口にも及ばない。だから国土はゆったりとしている。あちらこちらで羊が飼われている。たぶん羊の数の方が人の数より多いだろう。同じ景色が何度も繰り返されしだいに眠くなってくる。時々目をさますと景色が変わっていないので、同じ場所を回っているのではないかと疑えてくる。

夕方5時近くオークランドに着く。ビル街は福岡の天神と変わらない。夕食はフィッシャーマンズワーフでロブスター料理を食べる。海の景色のいい所だが、時間が丁度夕陽がさしこむ時であった。せっかくの景色もカーテンに遮ぎられた。夕陽が沈んだのは午後9時近くだった。

日が変わって1月4日。観光できるのも今日限りである。午前中は市内をバスで観光する。マウントイーデンからはオークランド市が一望に見渡せる。いくつも入江がいりくんだ複雑な地形をしている。ここも街中にゴミは散らかっていない。オークランド市と福岡市は姉妹都市だが、こちらでは福岡のことはあまり知られていないようだ。

昼食は中華料理を食べる。午後はオークランド博物館を見学する。大変立派な博物館だ。動物、植物、鉱物はもちろん、化石、民芸品と展示品が非常に多い。時間内に全部は見おおせなかった。

オークランド空港で出国手続きを取りカンタス航空でシドニーへ帰る。3時間少しの飛行だが、今度は時間が逆もどりする。午後4時半に出発して、午後5時45分の着となる。

ホテルに荷物を置いて、初めて自分達家族3人で街に出てみる。見知らぬ土地で不安もあるが、異国の地で買物をするということがこんなに楽しいとは思わなかった。大きな土産物店にはどこも日本人の店員がいて日本語で全てがすませられる。しかし、その土地の人が生活している店で、買物をする方が心が通じ合える喜びがある。短い時間であったがこれが外国旅行の貴重な経験だと思う。

翌日1月5日午前9時45分発のカンタス便でシドニーを離れる。天気に恵まれ、窓から見るサンゴ礁が非常に美しい。飛行時間は10時間だが、また2時間時間が逆戻りするので、午後6時福岡空港に帰りついた。

この旅行でもっとも感動したのは旅行者の企画ツアーではあったが、1月1日マウント・クックのタスマン氷河に降り立つことができたことだった。天気に左右され、旅行者の半分はマウント・クック空港迄もこれないそうである。さらにタスマン氷河迄行けるのも、その又半数だということである。その二日前には、日本人観光客がセスナ機墜落事故で死亡している。一つまちがえば天国と地獄であった。が本当に思いきって出かけた甲斐のある旅行であった。

<会員の広場> 急患センター出勤者懇親会に出席して 長住部会 ふかみ薬局 急患委員  深見 朋子

恒例となっております年度末の懇親会を平成2年3月20日(火)、午後6時30分より福新楼にて開催致しました。出席の先生方37名、中華料理を囲んで会長の古賀先生の御挨拶で始まり専務理事の藤原先生の乾杯の音頭で宴へと移りました。

それぞれに顔馴染みの先生方がテーブルで輪になり色々な話題に花が咲き始めました。

まずI先生のお話、病院勤務で一般の人との接触が少ないので薬剤師の職能を知ってもらう為、子供のPTAの役員を引き受けて、学校の集まりに出席した時「お薬のことで何か不審を感じた時はいつでも相談に乗りますよ」と皆様にお話しされたり、又近所の人にも気軽に声をかけ、病院にかかった時の適切な薬の飲み方も指導してあげられるとか・・・。

身近な所から人々の役に立つ事を教えられました。それから医薬分業に一歩踏み出した薬剤師のあり方については、むしろ積極的に「かけもち受診、重複処方へのチェックの仕方、薬害防止etc‥」メリットが患者さん側にもたくさんあると言う事をアピールしたりする必要性があります。そして患者さんへの接し方一つを取っても、社会性が問われるようになる事も、きちんと説明出来る薬剤師にならなければと話合いました。

宴も中ばになり、ビールの栓も増えてきた所で、それを利用し綿に栓をくるんで、ぶどうのコサージュの作り方を教えてくださった先生やアマチュア無線の免許取得の事、思ったよりは難しいとのお話をして頂いた先生。それから食べ物の話、これは私とて少しは詳しい、どこのケーキ、チョコレートが美味しいとか、お店の雰囲気は?次々に運ばれてくる料理を眺めながら「この素材は何?… 味は?…」ダイエットを気にしながら「でも結局は色々の種類食べた方がいいのよね」 医食同源、何んでもいただいた方が…。器具があまりいらない方法のパンの焼き方、大きなボール一つあれば簡単に作れる方法を教えてくださった先生もいらして、これなら不精の私でも作れるかな? 皆様のお話を適当に楽しませていただいてる私には別の世界が見られて楽しい一時でした。

隣の部屋からカラオケも流れてくる様になり宴たけなわ。お料理も残り少なくなり午後9時を回った所で獺越先生の御挨拶で閉会になりました。

急患センター出動中には得られない先生方の顔を覗けます。年に一度の懇親会です。出席したことの無い方、新しい発見、出会いがあるかも知れません。なるだけ多くの方に出席していただきたいと思います。

原稿の件、委員長の成澤先生がお忙しいとの事で私に白羽の矢がたってしまいました。最近手紙すら書かない私なので苦慮しております。

先日、家族連れで久留米の大興善寺のつつじを見に行った折、道すがらまだ三分しか咲かないつつじにも感動しつつ、心の底で原稿の事を思い出していたら、なんと‘世間は広いようで狭い,という諺どうり、広報の木原先生にバッタリ出合いました。私、子供連れ、木原先生2人連れ…ムムム御主人ととても仲睦ましそうでした。

最後に、本年度も皆様の御協力により無事急患診療業務を遂行する事ができ、委員一同感謝致しております。

〔フレッシュさん紹介〕 卒業、就職、雑感 福岡試験センター 黒木 尚美


今春、大学を卒業し、試験センターにお世話になることになりました。

センターでは、城戸先生のお手伝いをするのが、主な仕事ですが、こともあろうにこの私が、調剤ではなく、試験室に就職するとは、思ってもみませんでした。たまたま、私の所属していた教室が、以前、城戸先生がいらした教室であった、というご縁から、このたびの私の就職となったしだいです。

就職してしまった後ですから、「バレる」前に暴露いたしますが、こと実験に関しては、私は教室で一番、不出来な学生でした。以前は、自分でいうのもおかしいけれど、勤勉に実習もして、レポートも書いて、それなりの勉強もしていたのです。ところが、いつの頃からか、私のエスケープ生活がはじまりました。天気が良いと、ふらふらと講義を抜け出し、実験で壁にぶつかると、そのまま、いわゆる「トンズラ」し。出席日数を数えながら、あと何回休めると碓認しては、あちらこちらをふらついていたりと、不真面目極わりない態度をとっていました。

私の大学生活での最初の3年間では、大学の講義を聴くのが楽しくてしかたなく、残りの1年間は、何か凧の糸が切れたような生活といえたかもしれません。卒論実験に気合いを入れて、熱中して取り組んだり、かと思うとふらふらと出歩いたり。当然、こんな甘い生活がいつまでも続くわけはなく、学生生活最後の決算である卒業試験では、痛い目にあいました。その卒業試験も、友人に助けられ、なんとか切り抜けることができました。その友人がいなかったらおそらく私は、今ここにはいなかったでしょう。

このように、学生時代の私は、教室主任の先生、助手の先生を悩ませ続けていたわけですが、同じてつを踏んで、城戸先生を悩ますことがないように、社会人としての自覚のもと過してゆこうと思います。
  会員の皆様、試験センターの新入りを、どうかよろしくお願い致します。

(H2年 第一薬科大学卒業)

ヘルス・プロモーション21

3月号に、坂本先生がご紹介下さった福岡市健康づくりセンター(仮称)構想が、5月8日福岡から「ヘルス・プロモーション21」として正式発表されました。

この事業の基本理念は「歩く」ことでの健康づくりと「歩きたくなり、歩いて得をする」街づくり。坂本先生は、自ら実践すべくパンプスをスニーカーに履き替えての出勤だそうです。

実はこの情報は、医師会理事の山本愛文先生からのFAXで送られてきました。3月号に坂本先生の写真が手に入らず残念です、と書いていましたのでお知らせ下さったのです。山本先生のお手紙によれば、先生が医師会理事の職務の一つとして担当されている集団検診部の打ち合わせでは「衛生局とけんかばかり、坂本雅子先生とは毎月です。彼女は美人のくせにけんかが強いのです。(これはヒミツ)今度は、彼女の文は止めて、顔写真だけを10枚ばかり載せませんか?」とのこと。

そして山本先生は、今年から私達薬剤師会に大変関係のある急患診療の担当もなさっています。

急患センターに出動された時には、出勤者名簿を見て下さい。責任者のところに山本愛文先生のお名前を見ることができます。5年後の百道への移転に向け患者さんを待たせない薬局への模索を成澤先生にお願いしていますとおっしゃっています。

来年の「急患診療出勤者懇親会」には、是非ど出席をお願いしたいものですね。

〔部会紹介〕 和白部会の紹介 和白部会長 加藤薬局 加藤 正剛

和白部会の紹介を致します。

御存知の様に、地理的には福岡市の一番東の外れにあります。しかし志賀島の首の根っこの様な場所にあたり、日曜祭日には天神のラッシュの様な込み具合を呈します。

海の中道海浜公園、ホテル、水族館、志賀島へ向かう県外ナンバーがビッシリです。

又、どこへ行ってもお金を使う事が遊ぶ事のような場所が多く中々ゆったり出来ませんし、家族で遊びにゆくと経済的負担も大変なものですが、海浜公園などでは、本当にゆったりとのんびり出来ます。

広大な土地に良く手入れされた公園、こうした税金の使われ方は歓迎ですし、納得できます。

それから何かと話題になっています「和白の干潟」野鳥の会や自然保護の会の方々が努力されていますが、これだけ地球の自然破壊が叫ばれている折、やはり、次世代に残されてゆくといいなと思います。

早朝や夕方、海でエサをとったり、遊ぶ鳥を見ていると、中々埋立てようという気持にはなれないような気がします。

前置が長くなりましたが、和白部会長をやるように正岡先生に言われて早や4年になります。当時は私の薬局を入れて8軒という小さな部会でしたが、現在では4軒増えて12軒になっています。9月位には、あと1軒増える予定になっています。

福大の1回生の大先輩、和白薬局の井原先生を始め、諸先輩方の指導の下、うまくいっていると思います。

又、和白部会は半数近くが女性オーナーで女性らしく、平和的でやさしく、その上、大人であるから隣接していても本当に仲良くやられています。

それに何か事がある時には、非常に協力的で助かります。

一時入院されたりして、体調の思わしくなかった畑田先生も元気になられて仕事をされていますし、皆様元気な様子です。

和白部会は田舎なのかも知れませんが、攻撃的、利己的な薬局もなく、全体的に平和で調和のとれた部会だと言えるのではないでしょうか。

平和な和白部会が長く続くことを心より祈りながら、部会紹介を終えたいと思います。

■■トピックス■■ 市薬学術委員会

食物アレルギーの原因は自分で捜そう
(食物アレルギー:食物日誌の効用)

アトピー性皮膚炎の原因として食物の関与が近年問題になってきているが、現在抗原検索で保険が認められている検査は1gE抗体が関与したものが中心であり、それによって原因食物を確定することは非常に難しい。又1gE抗体のみの関与でなく他の免疫反応が関与している場合も多い為、その検査に頼ることは危険であると思われる。そのような時は患者さん自身に食物日誌をつけてもらい、推定抗原を根気よく追求する必要がある。

皮膚テストやRAST法では陰性であったが食物日誌により原因が判明した例がある。アレルギー症状は疲労や日常生活とも関係があるので日頃と変わった事や行動も食物日誌に並記しておくと症状との関係がわかりやすい。食物日誌で疑った食物があったら少なくとも3ヶ月は止めてみる。ここで注意することは原因となる食物を摂取しても症状の変化が必ずしも一定でなく、ある時は弱く、ある時は強く出ることである。

(医学のあゆみ Vol 151 7)

コーヒーは安心して飲めるか?
(コーヒーのオクラトキシンA汚染)

オクラトキシン(OCT−A)はカビの産生する毒素で各種動物に対し急性毒性を示すだけでなく、マウスの腎、肝に発癌性を示す。

筆者の実験ではOCT−Aのマウス胎児成長に及ぼす影響はカフェインによって増強されることがわかった。コーヒーに対してのカビ毒汚染報告は少ない。

しかし、市販焙煎コーヒーからOCT−Aが検出されることは好ましくない。たとえ汚染量は微量で毒性は低くても、毎日口にする食品との相互作用が懸念される。又カビ毒などの自然汚染物質は生産地の天候に左右される為地道なモニタリングの継続が必要である。

(医学のあゆみ Vol 151 2)

なぜ! 女性はアルコールに弱いのか
(アルコール代謝に及ぼすホルモンの影響)

アルコール性臓器障害の発生に男女の性差による違いが報告された。1例として肝硬変患者では、女性が男性に比べ、より少量で又より短期間で発生にいたっている

月経周期とエタノール代謝の研究において、健常女性の血中エタノール消失率は月経前期において遅延しており、血中アセトアルデヒド濃度は高値であった。その時期に一致して血中エストラジオール(E2)、プロゲステロン(P)値が高値を示しエタノール代謝に影響を及ぼしていると報告している。

又、他の報告では、経口避妊薬を服用中の女性と未服用の女性でのアルコールの負荷試験結果は未服用群の方が最高血中エタノール及び血中アセトアルデヒド濃度共、高かったとしている。疫学調査やエタノール代謝の実験成績から考慮すると女性ホルモンはアルコール性肝障害において一見、促進因子のようにみうけられる。

しかし高女性ホルモン血症がエタノール代謝を遅延させることは事実であるにしても、肝障害の伸展とを関連づける根拠はうすい。

(医学のあゆみ Vol 151 10)

※市薬学術委員会よりの「トピックス」を毎号届けて下さっているのは、こども病院感染症センター薬局長の市花晃先生です。いつもたくさんの資料の中から、このようにまとめて原稿を送って頂いています。今回、「食物アレルギーの原因は自分で捜そう」の食物日誌は、実際に10日間の日誌を書いて下さっていたのですが、誌面の都合上入れられませんでした。ご覧になりたい方はご一報下さい。

市花先生は、大学の二年後輩ですので、いつも先輩かぜを吹かせて「締切り日は過ぎとうとよ、早く送って」とか「ここの所よくわからんけん、拡大コピーしてもう一度送ってよ」等と厚かましくやっています。

[広報] 医薬分業推進の現況  (社)福岡市薬剤師会 理事 小野信昭

いま社保委員会では、国立福岡中央病院及び福岡市内科医会との話し合いを下記のように進めております。

会員の先生方には、各区の分業推進委員より説明があったと思いますが、国立病院の対応については、早急に指定薬局リストとコンピューター管理による備蓄薬品リストの作成をせねばなりません。ご協力をお願い致します。

国立福岡中央病院院外処方せん発行問題について

市薬では、2月の国立中央病院薬剤科との初会合より、月1回第2水曜日の午後、病院内に於て定例の打合せ会を持っています。

現在までに確認された事項は以下の通りです。

国立病院薬剤科では
(1) 処方せん発行に向け、発行されやすい薬品(ex.漢方薬、かさ張る物等)及び発行可能なDr.から、発行依頼を進めていく
(2) 市薬の指定薬局決定をもって、名簿及び備蓄薬品リストをDr.に回覧し、処方せん発行を進める
(3) 処方せん等の疑義照会は薬剤科で行う。又市薬に対する要望等は、この定例会の市薬出席者に連絡する。

第4回 内科医会との打合せ会について

日 時
平成2年4月16日 午後7時
場 所
市薬会館会議室
出席者
内科医会
 会 長 中村裕一
 副会長 小野恭、石原保之
 理 事 添島国統、武田儀之
薬剤師会
 会 長 古賀隆
 副会長 高倉博
 専 務 藤原良春
 理 事 正岡民次、小野信昭

両会会長挨拶の後、以後この打合せ会の方向を分業推進のため、実務実行の機関とし、諸問題の解決にあたることが確認されました。

<確認事項>
分業推進は、各支部において支部の状況に応じ、実行可能な支部より着手する。
(1) 各区毎に各1〜2名づつ両会のパイプ役となる役員を定め、両会のホットラインとする
   東区(添島−正岡) 中央区(入江−小野) 敬称略
   他の支部は、早急に会合を持って役員を定めること
(2) 西区においては区医師会、内科医会の意見調整がなされるのを待って話し合いに入ること
(3) 南区においては、区医師会長自ら分業推進を提唱なさっているので、南区の分業推進委員は話し合いを開始すること
(4) 博多、早良両区は、内科医会が再度アンケートを取り直し、分業希望のDr.によって委員を選定し、分業の長とすることによって薬剤師会との話し合いの体制を整えること

最後に内科医会より、分業にあたって患者さん向けのPR小冊子及びパンフレットの文例集の要望がありました。各薬局やDr.サイドで使用されたもの、又現在使用中の物がありましたら、社保委員までお知らせ下さい。

*内科医会の要望により提出した資料
 1.部分分業に対する公式な解釈(厚生省保険局医療課による)
 2.保険調剤の流れ

[資料]

部分分業に対する公式な解釈(厚生省保険局医療課による)

・同一の患者に対して一部の薬剤を院内において交付し、他の薬剤を院外処方せんにより交付することは、緊急やむを得ない場合を除き認められない。(S56.5.29保険発43)

・「緊急やむを得ない場合」とは、常時処方せんによる投薬を行っている患者に対して患者の症状等から緊急に投薬の必要性を認めて臨時的に院内投薬を行った場合、又は、常時院内投薬を行っている患者に対して当該保険医療機関で常用してない薬剤を緊急かつ臨時的に処方せんにより投薬した場合をいう。(S56.12.1保険発87)

・同一の患者に対して、同一診療日に一部の薬剤を院内において交付し、他の薬剤を院外処方せんにより交付することは原則として認められない。

万一緊急やむを得ない事態が生じこのような方法による投薬を行った場合は、レセプトの摘要欄にその日付及び理由を記載する。(S59.10.9保険発84)

保険調剤の流れ

[広報] 「都道府県薬剤師会認定基準薬局」認定基準

(注)日薬では、この制度を4月1日からスタートさせようとしていますので、ここにその内容を紹介致します。
    この認定基準は目薬で定めたものです。福岡県薬ではこれを基にして独自案を検討しています。

「基準薬局」は、薬事関係法規及び関連行政通知、薬剤師綱領、薬剤師倫理規定、日薬で定める自主基準等を遵守するとともに、少なくとも、次の基準に合致していなくてはならない。

※18ページ委員会報告の薬局委員会「1.認定基準薬局 基準内容の対応について」の2とか3と書いてあるのは、この表の2.とか3.を意味しています。

[支部だより]

南支部総会

日 時
平成2年4月28日 午後7時30分
場 所
大橋「納言」
出席者
21名

議事
(1) 平成元年度に於ける事業及び会計報告
(2) 基幹薬局について説明
(3) 国立病院院外処方せん応需薬局の申請の件、福岡市薬剤師会指定薬局誓約書
(4) 役員改選
   南支部 支部長 :大庭秀臣
       副支部長:岩佐周一郎
       会 計 :川畑健次郎

西区薬剤会総会

日 時
平成2年5月1日 午後7時
場 所
室見「とり市」
出席者
20名
来賓
市薬小野理事

議事
(1) 平成元年度事業及び決算報告
(2) 国立中央病院院外処方せん発行問題について
(3) 西区三師会の件
(4) 薬局,組織,社保委員及び分業推進委員について
(5) 役員改選
   西区薬剤師会 会長 :吉田斌
          副会長:占部吉幸

研修会報告

[学術研修会]

日 時
平成2年3月27日 午後7時
場 所
市薬会館講堂
演 題
「肝臓病とその臨床 パートI」
講 師
福岡市民病院 副院長 医学博士 広重一郎先生
出席者
92名

日 時
平成2年4月24日 午後7時
場 所
市薬会館講堂
演 題
「肝臓病とその臨床 パートU」
講 師
福岡市民病院 副院長 医学博士 広重一郎先生
出席者
84名

理事会他会議報告

[第14回理事会]

日 時
平成2年3月16日 午後7時
場 所
市薬会館会議室
出席者
古賀会長、竹尾、高倉、長谷川各副会長、藤原専務理事、三津家、戸田、松枝、坪根、正岡、篠崎各常務理事、木原、高杉、南島、冷川、城戸、小野、藤田、成澤、市花各理事、日高監事

議 事

1.会長挨拶
 本年度も半月を残すところとなりましたが来月の代議員会に向け最後のご協力をお願い致します。
 日薬代議員会における薬種商の資格化問題については、折衷案が棚上げ状態になっているとの報告がなされました。
 そして国立病院の問題については、良い方向に進展をみせていまして、毎月第2水曜日に、国立病院の当事者3名と市薬の社保委員3名で協議を続けて行くことになっています。

2.会務報告 藤原専務理事
 県薬代議員会予備会議
  日時 平成2年3月12日
  場所 市薬会館
 ・県薬代議員会における役員の改選及び日薬代議員、予備代議員の改選について
 ・福岡ブロック代表質問は早良支部(本川栄先生担当)

3.委員会報告 別記

4.協議事項
(1) 平成2年度事業計画案について
   コンピューター導入の件
   ・備蓄薬品リスト
   ・委託薬品管理システム
   ・財務会計システム
   上記4つの機能を備えたコンピューター導入に伴う検討資料を討議
(2) 平成2年度予算案について
   保険薬局特別会費1,800万円の扱いについては、別会計として計上することとする。

[第15回理事会]

日 時
平成2年4月18日 午後6時30分
場 所
天神芙蓉
出席者
古賀会長、竹尾、高倉、長谷川各副会長、藤原専務理事、三津家、戸田、松枝、正岡、篠崎各常務理事、木原、高杉、南島、城戸、小野、藤田、成澤各理事、日高監事、松井、深江各支部長

議 事

1.会長挨拶
 本日は私共執行部の最終理事会でございます。 振り返ってみますと、いくつかの重要な事業があり、長いようで短かい2年間でした。 仕事、仕事で先生方を追いまくり、お詑びしたい気持でいっぱいです。又石井選挙では、今日おいで頂いております支部長先生方に大変ご迷惑をお掛け致しました。
 そしてこの2年間理事者の欠席がいつも少なかったことは、私の一番嬉しいことでした。
 今後若い力で薬剤師会を盛り立てて、ますます発展して行くように願っております。

2.会務報告 藤原専務理事
(1) 県薬代議員会
   日時 3月21日
   場所 県薬会館講堂
(2) 「健康づくり情報システム検討委員会」
   日時 3月24日 午後10時
   場所 博多東急ホテル
   古賀会長出席
(3) 日薬連評議員会
   日時 3月26日
   場所 東京
   古賀会長出席
(4) 「太田誠一代議士を囲む春のつどい」医誠会
   日時 4月21日
   場所 ソラリアプラザ
   出席者 薬誠会藤野会長、木村副会長
(5) 「急患診療出勤者懇親会」
   日時 3月20日
   場所 福新楼
   出席者 古賀会長、藤原専務理事 他45名
(6) 学術研修会
   日時 3月27日 午後7時
   場所 市薬会館講堂
(7) 調剤報酬改定伝達説明会
   日時 3月30日 午後6時30分、7時30分
   場所 市薬会館講堂
   出席者数 約280名
(8) 分業推進会議
   日時 4月7日 午後7時
   場所 市薬会館講堂
   出席者数 40名
(9) 内科医会との打合せ会

3.委員会報告 別記

4.協議事項
 ○代議員会の役割分担について
 ○その他

委員会報告

【社保委員会】

日 時
平成2年3月5日
場 所
市薬会館会議室
出席者
正岡常務理事、小野、藤田各理事、鶴原、入江、山口、清水、大庭、畑各委員

1.国立病院対策につき協議
2.調剤報酬改定伝達講習会の日程について

日 時
平成2年4月4日 午後4時
場 所
市薬会館会議室
出席者
小野,藤田各理事、鶴原、入江、岩穴口、清水、大庭、川畑各委員

○分業推進委員会資料の原案作成
○内科医会との打合せ会に提出する資料の準備

【組織委員会】

日 時
平成2年3月23日 午後7時
場 所
市薬会館会議室
出席者
竹尾副会長、戸田常務理事、高杉、南島各理事、合澤、吉田、松井各委員

1.名簿作成の件:次年度送り
2.B会員の支部での位置づけおよび代議員数について
3.会員証の件について、生涯教育とのからみを検討
4.薬剤師あっせん業務について

【薬局委員会】

日 時
平成2年3月20日 午後7時
場 所
市薬会館会議室
出席者
竹尾副会長、松枝常務理事、冷川理事、篠崎,石井,藤野,本村,青谷各委員

1.「認定基準薬局」の基準内容の対応について
  2.市薬マーク入り名札の作成
  3.薬剤師不在表示、統一した物を作成
  4.一般服医薬品販売についての調剤薬局の対応
  5.Dr.に対する紹介状の作成
  11.休日は急患センターへの出動、夜間は部会で当番制にして対応
  17.薬歴カードについて

【学術委員会】

日 時
平成2年3月22日 午後6時30分
場 所
市薬会館会議室
出席者
長谷川副会長、篠崎常務理事、成澤,市花各理事、久池井,中島,山田各委員

1.次回「学術研修会」の役割分担について
2.新年度の研修会の予定について:生涯教育を考慮し、新執行部で協議されるよう提案する。

日 時
平成2年4月10日 午後6時30分
場 所
市薬会館会議室
出席者
長谷川副会長、篠崎常務理事、成澤理事、山田,車田,中島,久地井各委員

1.前回の研修会の反省
2.次回研修会の打合せ:当日の役割分担について

【急患委員会】

日 時
平成2年3月14日
場 所
市薬会館会議室
出席者
> 成澤,市花各理事、小松,深見,竹尾,馬場,北越,北島各委員

1.急患診療出勤者懇親会について
2.出勤者確認カードの内容チェック
3.出勤者割り当てローテーションの検討

【広報部】

日 時
平成2年4月7日 午後7時
場 所
市薬会館会長室
出席者
古賀会長、藤原専務理事、木原理事

1.一年間の反省と次年度の計画について
2.3月号の反省と5月号の編集について

市薬会長職に伴う役職について

 福岡市薬剤師会は、近年とみに社会的評価が高まり、その地位も向上してきています。
この表われが、会長に対する公的各種委員会の委員就任要請等、対外的役職の増加です。
 参考のため、平成2年3月現在の役職名を紹介致します。

 ○福岡市国民健康保険運営協議会委員
 ○福岡市老人保健連絡協議会委員
 ○福岡市社会福祉審議会委員
 ○福岡市高齢者サービス総合調整推進会議委員
 ○福岡市献血推進協議会委員
 ○福岡市献血推進協議会献血部全委員
 ○福岡市計量協会理事
 ○福岡市健康週間実行委員会委員
 ○福岡市健康づくり情報システム検討委員会委員
 ○第26回全国身体障害者スポーツ大会実行委員会委員
 ○第45回国民体育大会福岡市実行委員会委員
 ○第22回全国保健衛生大会実行委員会委員
 ○アジア大平洋こども会議・イン福岡顧問

会議報告

第22回(総会通算第50回)社団法人 福岡市薬剤師会通常代議員会

第22回通常代議員会(pdf)

会議報告

第50回(社)福岡市薬剤師会総会

日 時
平成2年4月21日 午後5時30分
場 所
市薬会館講堂
出席者
代議員会に同じ

議事

(1) 会長演述及び代議員会報告
(2) 部会表彰
   1位 千代吉塚部会
   2位 馬出部会
   3位 姪の浜部会
   4位 西部会
   5位 壱岐部会
(3) 高齢者表彰(15名)
   岸田清輝(89才) 松村定雄(89才) 藤ヲサム(84才)
   工藤菊江(83才) 尾崎松夫(83才) 大黒隆男(82才)
   国武一人(82才) 村上タカ子(82才)勝野季夫(82才)
   須原勇助(81才) 武田準ー(81才) 絹巻薫 (81才)
   清水貞知(80才) 三根孫一(80才) 藤本信親(80才)
(4) 還暦会員祝彰(14名)
   青山敏信 (九州大学附属病院薬剤部) 
   伊藤洋之助(西部新日本薬品(株)) 
   碓井正浩 (ウスイ薬局) 
   大石愛子 (天神調剤薬局) 
   片井喜久夫(片井薬局)
   栗田邦彦 (シンコー調剤薬局)
   合志恒子 (ゴーシ薬局)   
   坂牧ミヤ子(青山園薬局) 
   高倉博  (長住薬局)  
   成澤哲夫 (福岡市立急患診療センター)
   堀江秀男 (薬局ハルズミ南福岡) 
   松尾英燕 (マツオ薬局)   
   蓑田正和 (富田薬局兜汢ェ支店) 
   森実和子 (庄薬局)
(5) 市薬顧問就任の件
   三津家新会長より、古賀前会長を市薬顧問にご推薦申し上げたい旨提案があり、
   総会の席上、皆さんの承認を得られました。

閉会挨拶 長谷川副会長

三津家(みつか)会長ぷろふぃーる

S2年生まれで63才、熊本薬専をご卒業され、34年市薬理事を皮切りに、県薬・市薬・学薬と理事を歴任。この市薬会報を創刊された先生です。

荒巻県薬会長とは同級生。荒巻先生の言によれば「学生時代の三津家さんは、頭が良くて、家柄が良くて、やさしくて私なんぞ足元にも及ばないくらい女にもててね…」だそうです。やはり親ゆずりでしょうか、三津家先生のご子息は、東大の理Vをご卒業されたと伺っております。

そして前会長の古賀先生とは無二の親友。いつも市薬の理事会の帰りには「ほり田」で、ママの顔を見ながらのお酒です。 飲むほどに酔うほどに、ジョーダンとも本気ともつかぬ言葉が次から次へと飛び出してきて、回りの者を楽しくさせるお酒です。 大きな事業が目白押しだった古賀執行部の会計常務理事として、この4年間しっかり補佐してこられました。 今度は古賀前会長の思いを継いで、三津家執行部の長としてのスタートです。心からエールを送ります。

「鳴かぬなら 鳴くまで待とうホトトギス」 

ホトトギス内閣の誕生です!

「あの−、まだ続きが……」

◆ 高齢者、還暦会員及び披表彰者を囲んでの祝賀会は、タカクラホテル福岡に場所を移して6時半より開催されました。
薬剤師会の懇親会場のお隣りで、偶然にも「太田誠一議員を囲む会」が催されていて、急拠議員にご挨拶をお願いすることになりました。 その時のことです。2月の衆院選に対するお礼の言葉の中で「……本当に先生方には大変お世話になりました」と言われ、皆さんが拍手をしました。 すると司会の小野理事は、てっきりご挨拶は終ったものと早合点し、議員にお礼を言ったもので、議員は次を続けることができなくなって、ステージを降りてしまわれました。 「あっ小野先生、まだ途中ですよ」と古賀会長は大慌てで、議員を再度ステージにお迎えし、議員のご挨拶は、無事最後まで行き着くことができました。
小野理事によるところの名司会は、代議員会での役員改選の後遺症を一気に吹き飛ばして、会場を大笑いさせ、和やかな祝賀会をスタートさせることに大いに貢献しました。

◆ 高齢者表彰(80才以上)に初めて参加資格を得られた三人の先生方を代表して三根先生は「とうとうここに名前を連ねるようになりました」と、懇親会の席上ご挨拶をなさいました。

◆ 代議員会にひき続いて開催された総会での還歴会員祝彰に際し、「本年、めでたく還暦を迎えられる先生方です。これからは皆さん、どうぞ優しくしてやって下さい」と言われた古賀会長。 異論を唱えるつもりはサラサラございませんが、どうみたって仕事の上でも、体力の上でも油の乗りきった男ざかりで「どうぞお手柔らかにお願いします」とこちらが申し上げたいような先生方ばかりとお見受けしました。

◆ 市薬顧問 古賀隆先生 誕生!おめでとうございます。
「代議員会で、質問が一つも無いなんて前代未聞のことです。執行部を全面的に信頼してと言うのであれば良いけど、いくら質問しても何も得られないと思ってのことであれば、憂慮すべき事態ですね−。」と古賀先生談。

会議報告 第35回 福岡市学校薬剤師会 定時総会

日 時
平成2年4月14日(土) 午後2時
場 所
市薬会館会議室
出席者
60名

細井徹一理事の司会により開会

1.開会挨拶        細井徹一理事
2.会長挨拶        獺越 寿会長
3.来賓挨拶 市薬全長   古賀 隆
      県学薬副会長 末宗成二
      教育委員会  太田歌三
      市会議員 中央区 久保田先生
           (代表して挨拶)
           博多区 南原先生
           城南区 高山先生
           東 区 手島先生
4.議長選出
 司会者に一任され、堀江秀男先生を選出
5.議 事
(1)報告第1号 平成元年度会務並びに事業報告   野口副会長
(2)議案第1号 平成元年度決算認定の件      細井会計担当理事
        監査報告  野田監事
(3)議案第2号 平成2年度事業計画決定の件     坪根副会長
(4)議案第3号 平成2年度予算及び会費決定の件   細井理事
(5)追加議案  平成3年度以後の新入会員より入会金2万円徴収の件 獺越会長
  以上、質疑応答の後、原案通り承認された。
  尚、入会金事項を追加した会則を配布することとなった。
6.役員改選
  任期満了による会長、副会長、監事の選出を行う。選考委員は、次の通り。
   議長
   選考委員 東 区  吉村きく子
        博多区  冨永 雄三
        中央区  中野  佐
        南 区  岩佐周一郎
        城南区  藤野 久枝
        早良区  江頭  溜
        西 区  吉田  斌
   〔選出結果〕
     会 長  獺越   寿
     副会長  高倉   博
      〃   内田  文子
     監 事  篠崎 正十郎
      〃   山手  嘉子
   (確認事項)会長任期を今期限りとする。
7.閉会挨拶   坪根副会長


内田副会長 獺越会長 坪根副会長

 総会終了後、セントラルホテルに会場を移し、午後5時半より懇親会が催され、新三役の挨拶等、和気あいあいの歓談後、会は全て終了した。

(文責 竹尾禎二)

余滴 会長の条件

私は今、会史の編纂に頭を悩ませている。 資料の集収もさることながら、どのような構成にすべきか、単なる歴史的事実の羅列だけでは面白くないが、と思いながら、素人の悲しさ皆目分らない。 どなたか御教示願えれば有難い。

この中で、是非取り上げたいと思っていることの一つに、歴代会長論がある。 少なくとも、戦前の磯田秀雄先生や、戦後の初代会長白木太四郎先生以降は可能であるので、長老の方にお願いしたいと考えている。

私が会報の中で、折に触れて歴史的事柄を取り上げているのは、その構想を練るためと、御意見をお伺いしたいためである。

私が初めて理事になったのは、昭和49年で斉田会長の時であった。 その後、藤野、冨永、古賀各会長に接してきたが、どなたも大変短気な方(これはナイショ)ばかりで、ワンマンであった。 ワンマンであるがゆえの愛すべき人柄、これ又楽しい思い出である。

私は先ず、会長になれる条件は、短気な人でなければならないと思っていた?

古賀会長に至っては、その短気さをいかに隠すかに(これもナイショ)苦労され、そして事を冷静に処すべく努力されていた。 そのため一見クールに見られていたが、さにあらず、会を思う情熱は人一倍である。

会長ポストは言うまでもなく一つである。誰れでもなれるものではない。会長に選ばれるのは、本来その人が持っている運命である。 その星の下に生まれている。

歴史を振り返って見ると、その時代々がその時必要な人材としての会長を産み出している。 その使命が終われば、御本人の意志と関係なく、そのポストを去らなければならない。そこには、時代の流れと言う大きな意志が感じられる。

今回、三津家会長が誕生した。これにはどこからも、誰れからも異論が出ていない。数年前から既定の事実であったのならともかく、歴史的に見ると稀有なことである。

三津家会長の人柄は、どなたも御存知のように、温厚、篤実、頭脳明噺である。今の時代が、このような方こそ必要な人材だとして、会長に要請したのであろう。

三津家会長の短気な面は見たことがないが、いずれ立派なワンマン会長であったと言われるに違いない。そうでなければ、会長職は勤まらない。

会員は頭初、新会長に協力すると言う。それがやがて批判にまわる。これも世の常、人の常、批判を受け入れてこそ発展もある。運命と思って諦めて頂かなければならない。

古賀先生は、自らの意志で会長を退かれた。誰れも「何故だ、辞めてくれと言った覚えはない」と言われるだろう。その引際は見事と言うしかない。 古賀会長論はいずれ書きたいが、古賀先生との酒の席で、「酒友」と言う話しがあった。そう言えば、歴代会長は皆酒豪である。

「酒友」を沢山持つこと、それには酒豪でなければならない。これこそが、会長になれる最大の条件ではないだろうか。

三津家新会長、勿論酒豪である。

下戸の代表 藤原 良春

会員の移動 (平成2年3月〜4月)

会務日誌


 3月5日 杜保委員会13:00
   8日 商組福岡ブロック研修会13:30
  12日 県薬代議員会予備会議19:00
  14日 国立病院薬局との協議会18:00(古賀,正岡,小野,藤田)
   〃 急患委員会18:00
  16日 第14回理事・監事会19:00
  20日 急患診療出動者懇親会18:30 福新楼(古賀、藤原)
   〃 薬局委員会19:00
  21日 県薬代議員会11:00
  22日 学術委員会18:30
  23日 市薬勤務部会例会18:30
  24日 健康づくり情報システム検討委員会10:00 東急ホテル(古賀)
   〃 組織委員会19:00
  27日 学術研修会19:00
  28日 アジア太平洋子供会議19:00
  29日 調剤報酬改定説明会14:00 県薬会館(正岡,小野,藤田)
   〃 市老人保健連絡協議会16:00 アークホテル(古賀)
  30日 調剤報酬改定説明会  18:30、19:30 市薬会館
 4月3日 監査会13:30
   4日 杜保委員会13:00
   6日 商組福岡ブロック研修会13:30
   7日 分業推進会議19:00
   〃 広報部会19:30
  10日 学術委員会18:30
  14日 市学薬総会14:00(古賀)
  16日 第4回市内科医会との打合せ会 19:00 
          市薬会館(古賀,高倉,藤原,正岡,小野)
  18日 第15回理事・監事会18:30
  19日 顧問会18:00 一条
  20日 市計量協会理事会11:00(古賀)
  21日 第22回市薬代議員会13:30
  23日 正副会長会15:00
  24日 県学薬評議員会13:30 県薬会館
   〃 学術研修会19:00
  25日 急患委員会18:00
  26日 県薬支部連絡協議会13:30県薬会館
  28日 南支部総会19:00
  28日 御用納め

お知らせ 第35回 第13回日本プライマリ・ケア学会について

日 時
平成2年6月17日(日)10時30分
場 所
電気ビル地下2F 8号室
演 題
「プライマリ・ケアにおける医薬分業の問題点」
シンポジスト

若松医師会会長          赤染 種彦
福岡県薬剤師会理事        井上 章治
福岡市地域婦人会・連合協議会会長 磯田スミ子
厚生省保険局医療課・薬剤管理官  植木 明廣
社会保険旬報編集部        高木 安雄
コーディネイター

福岡県薬剤師会会長        荒巻善之助

上記のように日本プライマリ・ケア学会が開催されます。

5月18日付、日刊薬業によれば、参院予算委において石井道子議員は、高齢者の薬物使用の適正化に向け、積極的な医薬分業の推進化を要請され、それに対し津島厚相は「分業があまり進まない背景には歴史的事情もあるが、薬歴管理など基準薬局における適切な投与が進むと思うので、これを育てていき、適切な分業を推進していきたい」と答弁されたとあります。

今、地域社会が必要としている薬局・薬剤師像をふまえ、新たな分業概念をとらえる為に時機を得た学会だと思います。 県薬より市薬に60名の出席要請がきております。是非ご出席下さい。

県薬会報5月号に、参加費用8,000円のうち4,000円を県薬で負担しますと書いてありましたので、4,000円出せばよいのなら出席してみようかなと思っていたのです。そしたら今度は、市薬から三津家新会長のお名前で初めて送られてきた案内状に、残りの4,000円は市薬で負担しますとなっているではありませんか。 行きます!行きます! 出席させて頂きます。てな具合で早速参加・登録費8,000円を振り込みました。

三津家会長に拍手  パチパチ……

日薬理事に就任!

荒巻県薬会長は、今回日薬理事に就任されました。 理事の職務分担はまだ決まっていないそうですが、今度からは日薬に対する不平不満は、全部荒巻先生にぶっつけましょう。
 ダイタイ、日薬はなっとらん!
 一般会員の思いがなかなか届かない。
 なんばグズグズしようとかいな、対応が遅ーい。等々。

[編集後記]

○若葉は一段と緑を濃くし、梅雨を控え愛おしくなるようなさわやかさの5月です。  4月には市薬・学薬ともに役員改選が行なわれ、新役員が選出されました。

○今回、特別寄稿をお願いした小川先生は、本年2月福岡市薬より一足早く、国立病院のFAX送信がスタートした岩国薬剤師会の先生です。  実際にFAXを受付けをなさって、どんな状況なのかを知りたくてお願いをしました。  心よく応じて下さった岩国薬剤師会、北山信会長に感謝申し上げます。

○先日市薬に、一度に200の送信ができるFAXが入りました。コンピューターは機種決定も済み、近々導入の予定です。  これらは、国立病院の院外処方せん応需のために、どうしても必要な物なのです。  そして、その準備のため、社保担当理事の先生方は、毎日市薬に出向き、一生懸命頑張って下さっています。

○「私は、まだ会長在任中であるのに、編集者から引導を渡されてしまいました」と3月号の編集後記を読んだ時の古賀会長。  「人のことを勝手に首にしておいて、自分は広報を辞めるなんて許されません。少しは申し分けないという気持があるなら、広報を続けなさい」と言う次第で、またまた編集後記を書くはめになりました。

○「あんたねー、九大に2週間も病院実習に行って、一体何の実習をしてきたと?」NTTの5月の請求書を見た時のことです。  息子にどうやら恋人ができたようで、彼女は神戸に下宿している人なのです。  夜毎のラブCallの結果がこの請求書。いつもは15,000円位なのに、5月分は何んと49,500円きたのです。  もー、頭にきたから、早速報復措置を講じました。この請求書をコピーして、取り外し厳禁!と書いて、3台の電話器にベターと貼りつけました。  フン、ざまーみろ。しかし彼のこの恋が、成就するかどうかはまだまだ定かではないのです。  とここ迄書いてきて、編集後記になっていないことに気付き反省しています。

(木原)



平成2年5月31日発行(隔月年6回発行)
福岡市中央区今泉1丁目1番1号
社団法人 福岡市薬剤師会
T E L 092-714-4416
発行人  古 賀 隆
編集入  木 原 三千代