会報第5号 昭和54年6月1日
 ■ 巻 頭 言

薬剤師職能の高揚をめざし、業界の先陣に立つ
「福岡市薬剤師会」事業の大綱
第六回通常代議員に於ける、藤野義彦会長 演述要旨

 本日ここに第六回通常代議委員会を平和裡に持つ事が出来皆様と共に会する事を感謝するものであります。

 代議員制を敷いてその日浅くございますが、代議員の皆様は福岡市薬剤師会員五六〇名を代表してここにある事を思い起こし、亦私共執行部は皆様の委任を受けてここにある事に襟を正し、共にこの代議員会に於いてその責務を果たしたく祈念するものであります。

 昭和53年を顧り見ますと、政治的にも薬業界は大きくゆれ動いた一年でありましたが更に来るべき54年の風雲の含みの年の前夜とも云えると思うのであります。本年度にかけて保健医療をめぐる諸問題が愈々本番を迎える情勢にあります。即ち外来初診料1,000円、薬剤費、歯科材料費の半額負担、入院時給食費等1,000円負担等にわたり実質給付率82%とする案等として今国会へ引き継がれているのは皆様承知の通りであります。

 亦安全性を中心とした薬事法の一部改正、薬種商の資格化につながる問題がありましたが修正の上通過しております。又医師優遇税制の改正、実施、施行があります。

 分業問題につきましては日薬が具体方式を示して五年目を迎えたのでありますが、この間福岡市薬では研修と受入態勢の整備に力を注いで参り会員諸兄の努力にかかわらず所期の目標には遥かに及びませんが全国率3%の中で福岡市は7%に及びつつあります。

 然しながら全体として低迷して居りますがその原因は単純ではなく、処方箋に対する医師側の意識の転換なくして実効をあげるのは困難である事が明らかであります。然しこの現実は他に理由を転換することなく、吾々の努力によりこれを打開しようとするものであります。

 先の一週間分業は吾々に有意義な体験をさせ、市薬としては弾力的にそれに対処しましたが決して無意味なものではなく吾々はその結実を将来の糧としなければなりません。市薬では53年度より支部組織に改革し、組織の強化、会員諸兄と執行部とのパイプの拡大を計り、支部毎に地域医師会、歯科医師会との協力又保健所等行政機関との密着を計って参りました。

 社保委員を中心に分業推進に就ての諸施策を進め、市薬内に医薬品販売業の新設をして備蓄センター的構想の下に会員に利便を与える様全力をあげて居ります。

 広報活動の充実を求めて年四回会報を発行してすべての情報の会員への周知をはかっています。

 薬局委員会の下にホーム薬局の育成、商業組合と協調して基盤安定を期する事は更に重要であると考えます。

 休日急患委員会は常時会合等に出席して医師会と協力しつつ薬剤師職能の高揚につとめ医療福祉に貢献する様努力いたして居ります。

 前回の地方統一選挙におきましては会員、部会長、支部長の方々と共に吾々執行部としましても全力をあげて、各区の推選候補者の応援に全力を傾けて参りましたが、その運動を更に推し進めるため福岡市薬政治連盟を結成して努力したいと考えて居ります。

 新年度に於いては原則として前年度の施策を延長して参りたい考えでありますが、即ち
一、支部の位置付けのため定款改正し支部活動のアクチブ化
一、広報活動のため会報充実し
一、薬局委員会に於いて、薬局の自主指導機構を研究し、OTCの基盤安定に全力をあげ、薬局製剤につき研究を進め
一、清水文庫の設立とその運営を図る等、多々ありますが、来年度予算の基本方針は、 分業推進、組織強化、OTC安定と試験DIセンターの設立に重点をおき、現有するフクニチ社との共有の土地の利用を研究推進しこれに並行して市学薬事業を支援し、市教育委員会より要請があっている市立学校の水質検査、受入れの準備を進める事にいたし、  本年度予算は前述の事業推進に中心をおき冗費を切りつめて上程いたしました。
 然しその予算規模は五千万円の大台を越えて居り慎重に執行すると共に会員専一にと考えて居ります。(予算額福岡県薬を上回る)

 最後に二、三の点に付言さして頂きます。福岡市薬は県をリードする立場にあります。亦県は九州をリードして行かねばならぬ状況にあります。そしてその中心はアクチブ会員五六〇名を代表される代議員の双肩にかかっています。よろしくその責を痛感されんことを希望いたします。

 時局を大観する時、今日の日本の薬剤師の社会的評価は前進の途上にあると云えます。私共は薬剤師である事に誇りを持ち、他者に要求される前に自らを高め、守るべき道を守り通すならば必ずやその実績が悦びに転ずることと信じます。今の時の暫くの試練はやがての栄光の前提にあると確信して精励せられる事を切望してやみません。


「寄稿文」 昭和54年6月1日 会報第5号

◆ 血液成分の製剤について ◆

  福岡県衛生部薬務課 技術主査 嵩 昭信

 生命を維持するために、必要不可欠のものが血液であることは自明のことです。 「生命のもとになる血」とは聖書の言葉ですが、血液は私達の身体のなかで赤血球、白血球、血小板という有形成分と血漿と呼ばれる種々の蛋白質を含んだ液状成分との混合物が、それぞれの成分として、それぞれ特有の生理作用を営み、生命維持のために重要な働きをしております。生物学的表現をかりれば、血液は赤血球や白血球などの細胞を浮遊させた組織が生命を維持していると云えます。

 この血液が体内に不足すると生体が病的な状態におちいることになり、この状態を救うために血液を補うこと、輸血が必要となります。

 医療分野におけうr輸血療法は、昭和48年代の終わりごろまで、人から採血して保存できるようにした血液(保存血液)を輸血する全血輸血が大部分でしたが、昭和49年代に入り血液学、輸血学等の急速な進展、発展に伴い血液成分療法へと進展しております。

 この療法は、血液の不足や血液に由来する病気について、その病気が血液中のいかなる成分の不足によるものかを検査し、その不足している成分だけを投与することによって病気を適確に治療することができる合理性と、不必要な血液成分を一緒に輸血するとかえって有害となることを防ぐメリットがあります。例えば輸血副作用のなかで頻度の高い発熱は、赤血球と共に輸血された白血球に対する抗体出現の結果であると云われ、また全血輸血の代わりに血小板減少症に対する血小板輸血などは、本当に患者にとって必要な血球成分を補うことで極めて合理的療法とされています。

 このように従来の全血輸血の多くは、血液成分輸血、特に赤血球輸血に切り替えられつつあるのが世界の趨勢ですから、その最も代表的な製剤である赤血球濃厚液(赤血球沈層ともいう)を少しく略記し、末尾に人の血液成分から造られている医薬品としての「血液成分製剤品目表」を記します。

 これら医療の用に供される血液は、すべて人の血液によって賄われています。そして人の血液はひとり、ひとりの善意の献血によらなければ確保の方法はありません。善意の献血によって提供された血液は、一滴の無駄もなく有効に、安全に患者の疾病治療に役立ち、人々の善意として生かされることが「生命のもとになる」ことではないでしょうか。

血液製剤品目表
◎赤血球成分製剤
・赤血球濃厚液「日赤」(バック)
・赤血球沈層(人赤血球濃厚液)
・新鮮赤血球沈層「日赤」
・赤血球浮遊液(人赤血球浮遊液)
・新鮮赤血球浮遊液「日赤」
・洗滌赤血球「日赤」(洗滌人赤血球浮遊液)
・白血球除去赤血球「日赤」
・合成血「日赤」
◎血小板製剤
・濃縮血小板血漿「日赤」
◎血漿成分製剤
・新鮮液状血漿「日赤」
・新鮮凍結血漿「日赤」(新鮮凍結人血漿)
・クリオプレシピテート「日赤」
◎全血製剤
・日本薬局方保存血液
・ACD加新鮮血液
・CPD加新鮮血液
・ヘパリン加新鮮血液



第6回 社団法人福岡市薬剤師会 通常代議員会

昭和54年4月24日(火)
午後1時より県薬会館大ホールに於いて開催。
出席者総数  66名
内訳 役員  20名 全員
   代議員 31名 41名中
   一般会員15名

▲司会 白木太一郎理事
▲開会あいさつ 白勢副会長
▲藤野義彦会長演述(別掲)
▲来賓祝辞(別掲)
進藤一馬 福岡市長殿
岩橋 孝 福岡県薬務課長殿
白木太四郎 福岡県薬会長殿

▲祝電披露
山崎 拓 厚生政務次官殿
辻 英雄 衆議院議員殿
久保田秀巳 福岡市議会議長殿

▲仮議長選出
礒田正之君 仮議長に付く

▲正副議長選挙
各支部より、馬場正守、内田数彦、大隈次郎、野田靖夫、岩永栄次、勤務より木村浩三の各氏と礒田氏により選挙。

▲議長 堀江秀男君
副議長 本川栄君を選出
議長より出席者29名(最終31名)となり定数に達したので代議員会の成立を宣す。

▲緊急動議
古賀隆専務より
(1)斉田和夫氏名誉会員推薦
(2)細則中一部変更の提案あり議長一同に諮り承認す。

▲53年度 物故会員
小須賀正義、柴田益実各氏に対し全員黙とうを行なう。

◎報告一号
53年度会務並び事業報告・・・古賀隆専務理事
一、一般会務関係事項

@会員数
53年度3月 534名
54年度3月 560名
内訳
薬局   343名
一般販売  99名
薬種商    6名
勤務・他 112名
部会数
31部会 372名
東支部  4部会 40名
博多支部 8部会 88名
中央支部 7部会 89名
西支部  6部会 97名
南支部  6部会 58名

A会議
 代議員会及び総会1回、理事会14回、監事会1回、支部長会6回、部会連絡会4回、委員会23回に就き詳細報告す。

B表彰関係の報告

二、恒常的事業報告
○共済事業について
○薬剤師調剤実務研修会
○薬と健康の週間
○保健薬局、休日急患、合同研修会
○保険薬局セミナー(市薬)
○第45回九州山口薬学大会
○健康教育推進事業に就いて
○健康フェアーに就いて

三、重点事業報告
 53年度事業計画に基づき、市行政区毎の支部制を実施し五支部の結成をみた。 市薬組織内に、組織、社保、薬局、休日急患の各常置委員会を設け明確適正な事業の運営を目指した。

@組織活動の強化
(イ)6月17日支部発足記念式典を行い支部の発足をみた。
(ロ)広報活動の強化について市薬会報を発刊した。
(ハ)四常置委員会に於いて担当常務を委員長とし各支部及び勤務部会より委員を選出して委員会を充実し、その活動と成果を期す。

A医薬分業の推進と正常化
(イ)地区活動を活発にし受入れ態勢整備にそなえた。
(ロ)医師会と連携を密にし、情報交換し会合をもった。
(ハ)正しい分業を推進するため五者協議会を遵守した。
(ニ)備蓄センターを設立し更に研究を進める。
(ホ)銀行融資制度の実施。

三、地域医療に於ける職能強化
(イ)ホーム薬局の育成にあたり自主監視機構の検討、大衆薬、直販品のDI,薬局製剤の活用を検討する。
(ロ)休日急患センターへの協力

四、その他
(イ)会館特別委員会
(ロ)県薬会館の改装
(ハ)清水文庫の設立

◎関係団体より報告(別掲)
(1)福岡市学校薬剤師会  馬場
(2)福岡市病院薬剤師会  白勢
(3)福岡市女子薬剤師会  江口
(4)商業組合関係     山手

●報告第二号
 第38回臨時、第39回福岡県薬代議委員会出席報告  高倉博常務理事
概況報告亦会館使用規定につき報告

▲議長 以上報告一号二号、一同に諮り原案通り承認す。

●議案第一号
 昭和53年度、歳入歳出決算承認の件 藤原良春常務理事
昭和53年度歳入歳出
予算額 46,969,679円
決算額 51,307,313円

◎監査報告
 三根孫一監事 監査報告

◎質問に入る
○冨永昇蔵代議員
 新入会者について入会金のみ払い会員資格を得て会費未納の場合は如何。
●定款12条により1年経過して未納の場合除名となるが実際問題として検討したい。
○塚田豊代議員
 年度中退会者へ返金するか?
●会費の返金はできない。
 その他、矢野憲太郎、馬場勘二代議員より建設的な質問があり、執行部はその意を体して事業に当る由、返答す。

◎議案第二号
 昭和54年度、事業計画(案)決定の件  荒巻副会長 説明
一、組織強化
(1)支部組織の強化と活動支援
(2)諸委員会の活動強化
(3)広報活動の充実
(4)日薬、県薬事業の推進支援
(5)未加入会員の組織化

二、地域医療における職能の強化開発
(1)薬局管理自主指導機構研究
(2)各種研修会の開催
(3)薬局製剤の活用を研究推進
(4)ホーム薬局の育成
(5)医薬品管理流通の適正化
(6)市、休日急患診療へ協力
(7)商組及び諸団体への支援

三、医薬分業の推進及び正常化
(1)各支部三師会の結成促進
(2)行政と提携し正常化を図る
(3)医師会との連携を密にして情報交換を行なう
(4)請求業務の指導及び正常化

四、検査DIセンターの設立
(1)検査センター建設事業推進
(2)市学薬を支援し水質検査事業の受入れをはかる。

○議長
一同に諮り右承認可決。

◎議案第三号
 昭和54年度、会費(案)決定の件  藤原良春常任理事
○昭和54年度会費
A会員 53,500円  薬局、一般販売
A'会員 34,000円 薬種商
B会員 19,000円  勤務、その他
○昭和54年度入会金
A会員 80,000円
A'会員 10,000円
B会員 10,000円
●なお早期納入部会に報償金を交付し、亦最終納入期日は一月末日(従来は三月末日)まで。

◎議案第四号
 昭和54年度 歳入歳出予算(案)決定の件  藤原良春常務理事
昭和54年度歳入歳出予算額  51,181,265円

◎議案第五号
 借入金限度額決定の件  藤原良春常務理事
一金 二千万円

◎議案第六号
 定款改正の件  冨永泰資副会長
 支部別の実施により定款の一部改正の必要から提案され、原案どおり承認・可決されました。即ち行政区毎に支部長、副支部長各一名がおかれ、市薬細則中、執行部に広報部、常設委員会として学術委員会が追加されております。

◎議案第七号
 名誉会員推薦の件  藤野義彦会長
清水忠、斉田和夫両先生、長く多大の功績を残され名誉会員に推薦したい。右可決す。

◎議案第八号
 試験DIセンターを含む多目的建造物建設のため、現有する今泉の土地について等価交換に準ずる売却承認の件  藤野義彦会長
 薬剤師職能のより向上に、試験DIセンターを設立して医薬分業の進展に対応し、亦市教委より委託要請のあっている市学薬の水質試験受入れを支援する意もあり、この土地の有効利用について藤野会長詳しく説明し、質疑の後、承認可決。

▲閉会あいさつ  冨永泰資副会長
 代議員諸兄の熱心な御討議を感謝申し上げ、執行部としては、全員誠意を持って事業の推進にあたり、これにお応えしたい。

◆名誉会員
「清水 忠 先生」
明治31年10月21日生まれ 81歳
大正4年3月 明治薬学校卒業
大正13年7月シミズ薬局開設
西門通り − 渡辺通りへ
昭和53年6月まで54年間開局

「斉田和夫 先生」
明治42年9月29日生まれ 69歳
昭和7年3月熊本薬専卒業
昭和10年7月サイタ薬局開設
昭和54年4月まで43年間開局
その間、福岡市薬剤師会理事、副会長、会長 歴任
福岡地区薬業協同組合理事、相談役 歴任
福岡県薬剤師会理事、常務、副会長 歴任
福岡県医薬品小売商業組合理事、副理事長 歴任
福岡県知事感謝状(薬事功労)
福岡県知事表彰状(計量事業)
九州山口薬剤師会長表彰状
厚生大臣賞(薬事功労)

◆来賓祝辞
岩崎県薬務課長殿
 薬業界はむつかしい問題が多々あり、本年度は薬事法、健保法等の改正が行なわれる。法律に従って行政指導を行なう。薬業界の発展と諸兄の健康を祈念する。

進藤福岡市長殿
 福岡市の厚生、衛生事業に市薬剤師会の寄与される事多大。更に休日急患センター等についても、特にご協力を謝す。福岡市に於いては、「市民の健康づくり」を重点施策としてとりあげており、今後ますます市薬剤師会のご支援願いたし。

白木県薬会長殿
・県薬の運営には地元福岡市薬剤師会の協力が必須。
・処方せん応需は福岡県は10%(全国3%)更に努力したい。
・九州山口薬学大会に於ける市薬の積極的協力を謝す。
・薬種商の資格化問題には、日薬は絶対反対であるが政治的には吾々は努力しなければならない。
・日薬は一般消費税に対し医薬品は除外方を交渉中。
・薬剤師会、会営薬局が出来ない場合、医師会で医師会営薬局を設立する動きあり
・情報交換の推進のため日薬で電話電送写真の設備が企画され、県も申込中。

お慶び申し上げます
◎高齢者
中村吾一郎、重松荒太郎、若狭半吉、青柳慶輔、高倉等、清水忠の各先生(順不同) ◎還暦会員(敬称略)
江口春子(田島薬局)、大賀昌子(大賀薬局)、伊田文代(イダ薬局)、灘谷武重(博栄堂薬局)、樋口 甲(ミナト薬局)、平島貞幸(アサヒ堂薬局)、碇 道良(新道薬局)、松本金也(サニー藤崎店)、淀川正基(北崎薬店)、高崎和子(五十川薬品)、井口良彦(勤務)、小島千鶴子(勤務)

福岡市薬剤師会 第34回通常総会
代議員会に続き盛大に行なわれる。
▲白木太一郎理事  司会
▲藤野義彦会長   演述
▲第六回代議員会決定事項報告  藤野会長
▲部会表彰
会費完納部会に対し金一封を贈呈して表彰
一位馬出部会殿
A当仁B浜C姪浜D博多西E井尻F七隈G住吉H友泉I春吉J大名K警固L野間M名島N箱崎O大橋P西新Q千代吉塚R簀子S香椎21博多東の部会
▲高齢者(還暦会員)表彰
▲閉会のあいさつ  荒巻善之助副会長

◎懇親会
 白木県薬会長音頭にて乾杯 来賓各位並びに披表彰等の先生方と共に終始和気の仲に会員杯が重ねられ、最後に河野義明常務理事、立って「福岡市薬剤師会万歳三唱」盛会裡に終わる。

「代議員会に於ける関係団体の事業報告」

■福岡市病院薬剤師会関係報告
    福岡市病院薬剤師会副会長 福岡市薬剤師会副会長 白勢栄次

 勤務薬剤師部会は市薬剤師会の内、特に学術部門に於いて研鑽に務めつつ職能の高揚と市薬剤師会の発展のため努力を重ねております。53年度中の主な行事、左記。

▲総会、例会254より263回まで
・実験室に於ける排液の取り扱い方(安藤)
・神経疾患について(後藤)
・薬学、医学から見た漢方(久保)
・薬剤師のための救急蘇生法(岡)
・ホルモン剤のあゆみ
 神経支配と体液支配の接点(高取)
・臨床検査値の読み方(長嶺)
・新年例会 堀岡会長挨拶
・セクレチンの化学と応用(友枝)
・薬診の臨床像(幸田)
・真菌症と抗真菌剤(占部)
▲参加会合
・第23回県病薬総会
・第6回新採用薬剤師研修会
・第9回調剤業務研修会
・第16回県病薬特別講演会

■福岡市学校薬剤師会関係報告 福岡市学校薬剤師会会長 馬場正守
 学薬総会を参照

■福岡市女子薬剤師会関係報告 福岡市女子薬剤師会会長 福岡市薬剤師会理事 江口春子

・市女子薬剤師会員138名、開局37名、勤務64名、他37名
・総会と勉強会2回行い亦市薬の研修会等にもつとめて出席する様致しております。
・九山薬学会に於いては地元女子薬として推進に協力し、女子薬剤師多数の参加を得て盛会とする事が出来ました。
・女子薬剤師の方々にハガキによる質問状を出した結論として1/2の方は就業の意志無く亦将来子女の手がかからなくなったら勤務(調剤薬局)したい意向が多。
・日進月歩の薬学に遅れる子との無い様研修を進め乍ら職能の高揚に務める様努力し、市薬剤師会の発展に協力したいと考えます。

■商業組合関係報告 地区薬業教組専務理事 福岡市薬剤師会理事 山手陽一

・三者協議会に毎月出席
・十日会(量販店)に出席
・昨年5月家庭薬諸問題に関し市内卸業者、小売業者と会合し協力対処する事になる。
・広告等に価格を記載しない件の申合せは99%実行される。
・福岡県の広告基準が決定したので商組広報で連絡する。
・量販店の開設に関しては県に陳情書を提出し亦地元業者と十分話合の場を持ち覚書等を取り交わす様指導している。
・商組の推奨品、自動車救急ユニット、ヤマゾル、バルサン等、又6月総会等につき報告いたし、特に開局会員の諸兄の協力を承りつつ市薬の発展につくしたい。


福岡市学校薬剤師会 第24回 定時総会

福岡市学薬総会は4月24日午前10時より県薬会館大ホールにて盛大に開催されました。
▲木村英樹理事の司会により
・馬場会長挨拶(別記)
・市教委渋谷課長挨拶
・市薬藤野会長挨拶
・来賓 手島秀文東区市議、南原勇一郎南区市議
・祝電 久保田秀巳市議長

▲53年度会務並びに事業報告 高倉博副会長
@会員72名、担当校203校
A会長馬場、副会長坪根・高倉、理事15名、監事2名
B会議5回
C学薬ニュース等 四回発行
D53年度主研究と調査
・給食場食器の洗浄度検査と大腸菌郡検出「県 10月」
・夏季水泳指導と学校プールの調査(日学薬)7月
Eその他事業報告(要点)
・5月28、29日 第29回十大都市協議会(名古屋)出席
・6月、11月、2月の三回 学校給食センター各三ヶ所環境調査、77名出動
・11月26日 九山大会学薬部会213名参加
・7月9日 席田中学航空機騒音の測定
・7月20日 林間学校の環境調査(篠栗町)
・8月20日 渇水期につき井戸水使用の開放プール 20校中6校不良
・表彰 篠崎正十郎、槙野英子、岩永栄次、山口博、大原五十彦、藤田胖の各氏

▲54年度事業計画案
@第30回十大都市学校保健研究協議会、参加と推進
A第26回全国学薬講習会参加
B市学校保健会、市教委との協議事項の推進と実行
C学校保健法一部改正に伴う学薬義務の強化と義務化に就いての対策

▲会計報告及び議決 山口博
53年度決算額  368万円
54年度予算額  287万円

■祝詞  市教委学校保健課 課長 渋谷健二

 市の学校保健の推進に御協力を謝す。前年度来の渇水期に於ける学校の水問題に就いてはすべて学校薬剤師に相談する様指示しているのでよろしく。
 学校保健法の一部改正によりほとんど義務化されたので更によろしくお願いしたい。 十大都市協議会に就いては、学薬部会が研究推進が立派で各部会のモデルとしている。

■祝詞  藤野市薬会長

 学校薬剤師会の諸兄は馬場会長を中心に、福岡市薬剤師会の事業の内で特に公衆衛生に関し、学校の環境衛生亦地域社会に貢献される事をお願い申し上げます。
 更に市教委より学校水質検査委託の要望を受けており、その強力支援惜しみません。 市薬所有の土地の有効利用を分業に欠かせない検査DIセンター建設と共に併設の方向に全力をあげて居ります事を申し添えて祝詩とします。

■挨拶要旨  会長 馬場正守

 理事をはじめとして全会員諸兄の熱意あるお努力により前年度は大変有意義に職務の遂行に当たる事が出来、感謝申し上げる。54年度も学校保健法の一部改正等により更に薬剤師職能の向上に、地域社会医療の向上に貢献して学校薬剤師としての責任を全うしたい。
@十大都市学校保健研究協議会が5月20・21日福岡市にて開催され、全国各地より多数の出席が予定されている。当会はその参加と推進に努力する。
A全国学校薬剤師講習会が北九州市にて5月22・23日行なわれる当会より理事20名出席する。
B市教育委員会より市立学校の水質検査(26項目極めて精密)につき依頼の申込があり、相当の機材、設備、人材が必要であるが市薬剤師会の強力な支援を求めて積極的に受入れの方向に進みたい。
C54年度南区、西区の一部に学校の増設等により人員の配置変更がある。


市薬理事会  54年5月11日

1.藤野会長あいさつ
今泉の土地問題のその後について詳しく説明あり、今後も精力的に事に当たる由。
斉田名誉会員より辞退の申出あるも是非名誉会員として更に御活躍をお願いしたい由。

2.代議員会の反省
議事進行(時間の割振り)等にやや不備の点あり反省す。
代議員会の時間のずれにより御招待した高齢者、還暦者のお方々に大変お待たせして申し訳ありませんでした。

3.定款改正の手続きは所轄官庁へ届出を済ませました。

4.市内各保健所との会合は近日中に実行される様準備中

5.各部事業計画報告
(A)組織委員会  竹尾常務
@支部の要望に準じ部会の編成替の準備会を開催する。
A病院、医院、歯科、保険薬局等の市内分布図の確実を期す。
B組織充実のため委員会開催

(B)社会保険委員会  高倉常務
@毎月綿密なるレセプト審査
A保険薬局ゼミナール 一回
B保険薬局講習会開催
 各研修会を開催し亦DIセンターの整備を促進して、医薬分業の正常化に努力を重ねる。

(C)学術部委員会  白勢副会長 並び河野常務
@研修会(特別講演会)四回
A学術図書の推選(市薬会報に掲載)
BDI拡動の研究と具体化
(イ)医薬品の臨床時に於ける質疑応答する
(ロ)薬局店頭における問題につき質疑応答する(開局会員の方は遠慮なくどうぞ)
Cくすりと健康の週間
 におけるDI担当者を勤務部会よりも出動する。
D開局薬剤師、勤務薬剤師を問わず、只管理薬剤師としての職務の向上に努力したい。

(D)薬局委員会  白木常務
@備蓄医薬品リストの改訂
A市薬会員相互の自主監視機構については早急に強力な制度で取り組みたい。
B医薬品等の品質検査に付て自主的に実施したい。
CDI,特に大衆薬、直販品等について研究進行中。
D薬局製剤を研究し、有効に活用したい。
E商組と充分連携を保ち共存の姿勢を保ちたい。

(E)休日急患委員会  成沢常務
一、委員会(6回)を通して左記事業を行なう。
@調剤申し合せの作成
A出勤規定の作成
B他委員会特に薬局、社保の委員会と協力事業を行なう。
二、研修・研究会について
@新規出動者研修会(随時)
A全体研修会(四回)
 医薬品集講義等
B調剤実務に関する研究
 休日急患委としてはDIのあり方に就いて従来より深く研究を進める必要あり、勉強会等を活発に開きたい。亦臨床検査に就いての研究に於いては、尿(篠崎正十郎先生)、血液(瀬越寿先生)が研究の基盤作りを行なっている。

(F)経理部  藤原常務
 会員の皆様(ほとんど全員)には会費早期納入に御努力頂き有難く存じます。早期納入部会には従来通り報償金を差し上げておりますが、最終納期は一月末日となっていますので御協力下さい。

(G)広報部
 市薬会報は年四回発行
@市薬の方針、事業、経過等に就いては更に正確にお伝え出来る様努力します。
A各支部、勤務、学薬、女子薬等の方々にお寄稿願い身近な問題に就いても更に考えたい。
B市薬と密接な関係ある諸政治団体、行政団体、友好的な医療関係団体との交流を図る様努力したい。


各支部の本年度計画(支部長提出)3月末日

●東支部  礒田正之支部長
@総会一回、部会連絡会四回、各部会三回
A医師・歯科医師会との協議
B会員研修会・勉強会の開催

●博多支部 堀江秀男支部長
@総会一回、委員会三回、部会連絡会五回
A対医師会との協議を進める
Bホーム薬局の育成を図る

●西支部  冨永泰資支部長
@総会、部会連絡会の開催
A組織の強化、研修会開催

●中央支部 大黒隆男支部長
@総会、部会連絡会を行い、会員の組織化を図る。
A各種研修会を通じて会員の職能意識の高揚を図る。


私が常日頃思っている事  中央支部長 国武一人

 会報へ54年度の抱負を寄稿せよとの事ですが、それよりも私が常日頃思っていること即私共薬剤師はどうあるべきかという事を私なりの考えを述べさせて戴きます。

 職能に徹すると言っても色々の分野がありまして、それぞれの分野における中身が問題であります。ここでは店頭におけるお客に対する態度といいましょうか、姿勢といいましょうか、その時の対応が重要であります。果たしてプロとして満足のいく良心的な説明がなされたかという事です。

 亦プロとして次の様な事を考えることもあります。昭和30年代頃より薬禍の問題が起こり、完全に薬害と思われるものとそうでないと思われるものがありまして、何だか後味の悪いものもあります。亦今日でも話題になっているキノホルムについても不思議に思うことがあります。取り扱いのメーカーと被害者間の白黒の問題はさしおいて、プロの体験としてどうしても納得のゆかない点があります。

 私共は昭和の一桁時代からキノホルムの製剤を販売もし調剤もやってきたし、その間何等薬禍らしきものは起こらなかった。然るに突如として昭和37年、38年頃にスモン病に認定された事です。風聞する処では過剰投与とかカルテを出せとかマスコミを賑わせていました。

 キノホルムを服用した者が全部スモン病になったかこのへんの論議も説明も聞かないし、亦学者の説も両局面があってどちらがどうか解らない医と薬との絡み合いがうまくいっていない様に思えます。

 近頃調剤薬局についても論議されていますが、ひさしを貸して母屋を取られた薬剤師が分業問題に一生懸命になるのもよく解ります。然し完全分業にするためにはまだまだよく考えなければならない事があると思います。

 私共は御存知の通り政治的にも経済的にも医療機関中でもっとも弱く、亦学問上からも社会的見地からも信頼感や尊敬念も残念ながら劣っています。最近ではその辺の事情も大分変わりつつあります。そこで今こそ店頭に於いて常に国民の信頼感を勝ち取る姿勢が最大の急務と思います。

 例えば健康管理指導(言葉では簡単ですが大変な努力を要します)などは最適の職能だと思います。斯様な事は開業医にとっては暇がありませんし、点数稼ぎにもなりません。その様な盲点をついて納得のいくアドバイスすれば信頼感も出てくるし、矢張り餅屋は餅屋に任せろという国民の声を聞きたいものです。之が分業になる一端ともなれば幸甚です。


博多支部会員に告ぐ   支部長 堀江秀男

 市薬剤師会が支部制になり各区支部が発足して1年になる。支部長として御世話をさせて頂きましたが各部会長先生他多くの先生方の御協力と御支援により、当博多支部は組織的に整備充実しました。

 本年度は市薬定款の改正により支部も明確化し、私の責務の重大さを痛感し支部会員の皆様のための博多支部作りに努力致します。薬剤師会への愛着と認識を更に大きくお持ち頂ける様運営面に又活動事業に実践する所存です。申すまでもなく会は会員が動かすものです。舵の修正も推進力も会員諸先生の力です。力強い和やかな博多支部に絶大の御協力を御願いします。

 さて本年度運営計画と活動方針は五月中に決定し、六月に総会にて皆様の御意見など承ります。追って御通知申し上げますが必ず御出席し御参加下さい。

 博多区は板付空港、博多駅、博多港と名実共に福岡の玄関で東京、大阪の大手民間企業の事業所等が多く、構築物等の近代化で都市化の様相が強く発展も素晴らしいものがありますが、一方人口は横這いで地元企業特に小企業は必ずしも進展しておりません。私共小売薬業も一部住宅地を除いては沈滞気味に思われます。この様な時今後我々は如何に対処すべきか、この問題を取り上げ組織力と皆様の良識を以って探求したいと思います。

 業界紙等で御存知の通り先般の医師優遇税制の改正による量下げ医療に伴う処方箋発行が取沙汰されています。医師会は武見日医会長が医師会営調剤センターを各地につくる構想を発言されています。私共薬剤師としての真の分業理論に基づく理想的分業が最も望まれるところですが、機を逃がしては分業への方向すら見失う恐れがあります。処方箋応需につき種々の方角から研究する機会をつくります。前向きな姿勢で真剣に分業調剤を御考えになり薬剤師職能の達成に努力して下さい。

 マンツーマン調剤薬局の経営につきましても種々問題点もあります。これも課題として研究すべきです。過日、相浦博多区医師会長と冨永社会保険委員ともども面談しました所、我々薬局に大変御理解もあり処方箋発行の気運が御話の中にありました。医師会も徳州会問題で軌道修正が順調に行なわれているようです。

 本年度は、支部としてOTC小売薬業と分業応需態勢につき、充分研究のうえ活動事業を行なう予定です。会員皆様の御賛同を御願いする次第です。また支部事業の一端として会員の融和団結を計る意味で懇親会、奥様会等企画致す予定です。宜しくご理解の上、御協力を切に希望します。


支部に望むもの   東支部会計  正岡民次

 医薬分業が、急速に進展する今日、市薬において、支部制がひかれたことは、大変意義があると思う。

 先日の統一総選挙においてわが東区は、二名の県会議員と、又市議を各東区の部会が一丸となって応援し、全員当選に至らしめた。今回の団結は、支部制の大きな結果だったと思う。

 又、今後の薬業界において思う事は、会を代表し、支部が担当保健所、当区の行政区にかいし、保健衛生、医療行政の一員となりたいものである。それと共に、会員も薬剤師という立場を自覚し、地域住民の薬の専門家として、常にアドバイスできるよう、勤勉に励みたいものである。

 又、調剤室の清潔さは勿論だが、調剤に必要な最低設備器具「自動分包機、加除式天秤、自動滅菌器」はそなえ、今後の医薬分業において役立てたいものである。

 薬剤師の大きな役割は、日一日と社会住民のため役立ち信頼されるものでありたい。そのためにも、今こそ支部制への協力・団結を用いて、大きく飛躍しようではないか。


清水文庫運営規則  昭和54年5月決定

(管理)
第1条 清水文庫の運営は学術委員会が担当する。
第2条 委員会の委員長は会長が任命する。
第3条 委員会は委員長が必要に応じて召集する。
(閲覧) 第4条 清水文庫の図書を閲覧する事の出来る者は次の通り。
(1)本会の会員
(2)本会の職員
(3)前項に規定する者の他は会長の許可を受けた者
第5条 図書の閲覧は原則として市薬会館内で行なう。
第6条 退室の際は閲覧の図書を事務局に返納する。
第7条 閲覧の日時は休日を除き次の通りとする。
    閲覧日時 午前9時より午後5時迄(但土曜日は正午)
(貸出)
第8条 図書の貸出を受ける事の出来る者は本会会員
第9条 貸出期間は一週間とし一回につき三冊以内とす。
第10条 貸出を希望する者は事務局に申し出て、貸出簿に必要事項を記入する。
第11条 貸出図書は他に転貸してはならない。
第12条 事務局は必要がある時は返却日以前に図書の返却を請求する事が出来る。
第13条 貸出図書を返却する際には事務局に返却し係員は貸出簿の記載と照合す。
第14条 辞書及び特に定めた図書は貸出さない。それらを貸出すには会長又は委員長の許可を要する。
第15条 閲覧又は貸出図書を汚損あるいは紛失した者は同一図書又は相当の代金で弁償しなければならない。

新購入書籍名(会報第4号につづく)
DI実例集第3 堀岡正義編
学校保健    川畑愛義
公衆衛生    西川真八・井上彦二郎
微生物学各論  川名林治
微生物学総論  菅沼 惇
図解薬理学   高木博司・植木昭和・岩田平太郎
産業中毒便覧  後藤 稠・池田正三・原 一郎
常用新薬の薬理 小沢 光
環境科学    小泉明・岡田晃・田中恒男
医薬品相互作用とその評価 米国薬剤師会・日本薬剤師会
薬学生薬剤師のための臨床医学 日本医薬情報センター 食品衛生学   藤原喜久夫
病理学     今井環・遠城寺宗知・田中健蔵
7379の化学薬品 化学工業日報社


社団法人 福岡市歯科医師会 新役員御紹介

第十七期役員就任挨拶のため御来会されました。

会長   加藤 担先生
副会長  中富貞次郎先生
同    新郷礼二先生
専務理事 萩野琢二先生
常務理事 水ノ江文生先生
理事   中富憲次郎先生
同    河野博之先生
同    岡野 勉先生
同    内田雄康先生
同    大坪 伝先生
同    蒲池徹志先生
同    大熊 寛先生
同    堀田 聖先生
監事   村田清七郎先生
同    田窪雅宣先生

本年度より福岡市歯科医師会の支部制施行され、左記の方支部長に御就任の由

東 区支部長  花田 勝先生
博多区支部長  葛西 昇先生
中央区支部長  築山達輔先生
西 区支部長  讃井善治先生
南 区支部長  安藤武俊先生


お知らせ  県薬連絡など

◎抗生物質医薬品の内、経口剤の取り扱いについて
 54年3月13日 厚生省告示第29号をもって、同年4月1日以降、製造(輸入)される当該医薬品については、検定合格証紙による封が施されないため、当分の間証紙の貼布したものと、ないものが市場に流通されることになります。

◎医療用医薬品の販売について
 医療用医薬品の分割販売に就き県薬局委員会で検討中ですが法違反も勿論、副作用等の事故も考えられ、慎重に。

◎市薬専用電話新設  281−0311
 従来県薬の電話を併用しておりましたが、五月より専用電話新設、御用の節はどうぞ


== 市薬日誌 ==

3月2日   常務理事会、理事会
  4日   東支部総会(礒田支部長)香椎一品香(藤野、古賀、山手)今後の支部運営について
  5日   博多税務署来会、事務打合会
       社保、国保レセプト審査(高倉委員長外)
       会館特別委員会(藤野)
 12日   久保田秀巳を励ます会  高倉ホテル(藤野外)
 14日   組織委員会(竹尾委員長) 藤野、冨永、古賀
       亀井光講演会へ出席(藤野)
       林武彦県議講演会へ出席(藤野)
14〜15日 健康フェアー 青少年文化センター(坪根、西森、松岡、中尾外)
 17日   山崎厚生次官来会
 22日   県薬支部長会及び社会保険委員会へ出席(藤野)
 23日   中央支部総会(国武支部長) 県薬会館(藤野)
 24日   保険薬局セミナー(ステーションプラザ)高倉委員長、藤野外
 27日   地方選挙告示、各地選挙事務所開きへ出席(藤野外)
       県薬代議員会(藤野、高倉外)
 29日   理事会
 31日   今泉土地問題についてフクニチ新聞社へ(藤野、荒巻、古賀)
       安河内スズエ殿(元 九州薬事新報社)葬儀 万行寺
       (藤野、荒巻、古賀外会員多数)

4月2日   支部長会
       監査会(三根、松尾、藤野、古賀、藤原)
  4日   社保、国保レセプト審査(高倉委員長外)
  5日   市歯科医師会新役員来会挨拶
  7日   一丁目薬局(国武氏)新築開店祝いへ出席(藤野外)
 13日   会館特別委員会
 17日   休日急患委員会(成沢委員長外)
 23日   理事会
 24日   市薬第6回代議員会、第34回総会  県薬大ホール
 28日   久保田市議長訪問(藤野、吉田)
5月2日   市役所衛生部へ(藤野、吉田)
  4日   社保、国保レセプト審査(高倉委員長外)
  8日   南支部総会(大黒支部長) 荒巻、古賀
 11日   理事会
 15日   県薬支部長会
       西支部総会(冨永支部長) 藤野
 22日   全国学校薬剤師講習会(戸畑)
 23日   24回全国衛生教育大会(青少年文化センター)
 30日   市薬支部長会