■ 巻 頭 言
求められる薬剤師の質の向上 (社)福岡市薬剤師会 副会長 中島英之

明けましておめでとうございます。

会員の皆様には、健やかに新年をお迎えのことと、お慶び申し上げます。 最近の薬剤師を取り巻く医療の環境は、大きく変化してきている。感染症などの急性疾患から循環器疾患などの慢性疾患が中心になり、更に臓器移植、遺伝子治療の新しい分野の進歩。早い速度で到来した高齢化社会における老人医療の重要性。入院医療から在宅医療へ、そして地域医療の重要性。医療に対する国民の関心の高まりによるインフォームドコンセント。医薬品の種類、使用方法の多様化による適正使用の課題。製造物責任法(PL法)と薬剤師の責任。医療費の増大による定額性の導入などである。そして、医療法の抜本的改正から薬局業務運営ガイドラインの厚生省薬務局長通達とつながって来た。

一方、(社)福岡市薬剤師会も平成6年は大きな変革をとげた年であった。初めての選挙制度による新執行部の遠出。福岡市薬剤師会薬局の設立。国立九州医療センターの100%院外処方せん発行に象徴される面分業の進展。医師にも参加していただく処方検討会の新しい企画。薬局業務運営ガイドライン研修会。新しい広報の考え方などであった。そして昨年10月には、団体としては初めての福岡県知事表彰を受けた。(表彰状は市薬会館第1会議室に掲示している。)今年は新しくスタートする事業と共に、これらの事業をさらに発展させなければならない。会員の皆様のご協力をどうぞよろしくお願いします。

医薬分業は、ここ数年、飛躍的に進展し、福岡県の分業率は30%を越し、佐賀県に次いで、秋田県と全国第2位の座を争っている。全国的にも、今年度は18%に到達すると予想されている。今後、30%を越して更に発展させるためには、分業の質を高め、国民の分業に対するコンセンサスを得ることが必要になってくる。そのためには、薬剤師の質を高めることが絶対不可欠な条件となる。

医薬品はどんなに品質が優れていても、又いかに有効性の高いものでも、最終的に患者の段階で適切に使用されなければ、どのような副作用事故が起きるか分からない。そこに薬剤師の存在意義と責任が生まれる。厚生省薬務局長の諮問機関であった「21世紀の医薬品のあり方に関する懇談会」が平成5年6月に最終報告をとりまとめたが、この中で強調されたのが「医薬品の適正使用」である。これまで承認、許可を中心としてきた責務行政が、使用のレベルにまで及ぶ意志を明確に打ち出したことは、画期的なことだと言われている。

医療は、診断(医師)−>処方(医師)−>調剤(薬剤師)−>服薬指導(薬剤師)−>服用(患者)−>効果、副作用の確認(医師、薬剤師)のサイクルをたどるが、「医薬品の適正使用」の基本になるのは、医療関係者、患者に対し、ニーズの高い情報を、タイムリーに迅速に用意、伝達されるシステムを確立することである。その最も重要なものが添付文書である。添付文書は、厚生省の通知で、一定の記載様式が決められているが、ズラリといろいろな情報が記載されていて、重要性の度合いが分かりにくく、結果として重要な情報を見落とす危険性がある。

今回のソリブジン事件においても、添付文書に「抗がん剤との併用によって相互作用が起こるので併用をさけること。」という趣旨の記載があったにもかかわらず大きな副作用事故が起こってしまった。この事故が報道される中で「医薬分業が進んでいれば、このような事故は防げたのではないか?」の議論が多くみられた。しかし今回の事故の場合、使用上の注意の記載の真意を、薬剤師はどの程度読み取り理解できたであろうか、と考える時、率直に言って、必ずしも楽観できない。

日本薬剤師会は、この事件に対する対策を検討しているが、その一つが「医薬品情報評価検討会」の設置である。具体的には、例えば、日本製薬団体連合会は毎月、使用上の注意の改訂があれば、その内容を全病院、医院、薬局に「Drugs Safety Update」という冊子にまとめて配布しているが、新しく加わった事項の背景にある情報、注意記載はどの程度に重篤なものか、患者にはどのような服薬指導が必要なのか、などについては説明がない。

そのような事項をわかり易く解読できないものか、その検討をこの検討会で行なおうというわけである。福岡市薬剤師会でも、処方検討会にメーカーの出席を求めるのもこの趣旨である。

結論として、医薬品が適正使用されるためには、かかりつけ薬局が育成され、面分業を中心とした医薬分業が普及定着することが重要である。そのためには、薬剤師とくに開局薬剤師は、医薬品の責任革として、地域医療の中心になって、医療、保健、福祉に貢献しなくてはいけない。今後ますます薬剤師の責任は重くなり、薬学部6年制教育問題も含めて、薬剤師の質の向上がキーワードになってくる。

そして社会から期待されている。今、その期待に応えられる薬剤師が養成されなければ、薬剤師の明るい未来はない。

受賞おめでとうございます!!
福岡県知事表彰(薬事功労)

平成6年10月17日(月)福岡県庁知事室に於いて、福岡県知事表彰が行われた。

(社)福岡市薬剤師会が下記の功績が認められ、薬事功労賞を受賞した。団体が受賞したのは県下でも初めてのことである。

1.地域医療についての貢献
1)昭和46年から三師全会議を定期的に開催し、医薬分業の基盤を築き、今年度市のホットライン事業に伴い、会として在宅介護部門を設置した。
2)昭和57年から市の健康展の開催にあたり、「くすりと健康」のコーナーを開設し、地域住民の健康相談事業を展開、更に薬草観察会を催し、一般市民に薬草の正しい使い方等を啓蒙し、地域医療に貢献している。
3)薬物乱用対策を、学校教育に取り入れ、地域に参画し青少年の健全教育に貢献している。

2.医薬分業推進についての貢献
1)国公立病院の処方せん発行に対し、面分業によるFAX分業をスムーズに進展させた。
2)平成5年度に国及び県、市の補助を受け、医薬分業推進支援センターを設置し、福岡地域保健医療圏に於ける医薬分業推進の核として、その運営を行っている。

特 集
健康フェア −健康へのラブコール−

〔早良区健康フェア〕

日 時
平成6年10月13日(木)10:00〜16:00
場 所
早良保健所
「薬剤師会出展内容」来場者:約300名
出勤者
橋口(入部)・本村(瑞穂)・清水(たっみ)・有馬(有馬)・南島(立屋敷)・行実(四箇田)・浦上(浦上)・冨田(マルエー)・青柳(青柳)・村岡(ももち浜)・上村(上村)以上11名

(1) 在宅ケアコーナー
  アンケート調査・・・・・160名回収
     集計及びコメントは別途添付
  ※ケース紹介連絡票配布(200部)
   介護用品の展示・・・(約30種類)
   在宅ケア パネル展示

(2) 医食同源(台所漢方)実物解説付き展示(19種)
  カブ・カボチャ・キャベツ・キュウリ・ゴボウ・サツマイモ・サトイモ
  ショウガ・ジャガイモ・ダイコン・タマネギ・チンゲンサイ・トマト
  ナス・ニンジン・ニンニク・ネギ・ハクサイ・ホウレンソウ
  ※「医食同源」パンフレット配布(200部)
  ※「食べられる野の薬草50選」パンフレット配布(200部)

(3) クスリと健康相談コーナー(出勤者全員)

(4) 漢方薬コーナー
  漢方生薬実物による漢方処方の展示
  ○当帰苛薬散(筍薬・蒼苑・沢潟・萩苓・川等・当帰)
  ○防己貴書湯(貴書・防己・蒼花・大喪・甘草・生妻)
  ※生薬カラーパネルの展示

(5) 民間薬実物解説付き展示(37種)
  霊芝・梅寄生・決明子・ハトムギ・夏枯草・スギナ・クコ子・クコ葉
  センプリ・キランソウ・タラ根皮・ホコウェイ根・南蛮毛・接骨木
  女貞子・マタタビ・延命草・ビワ棄・柿葉・紅花・ヨモギ・オオバコ
  連銭草・ドクダミ・ゲンノショウコ・柿帯・防己・インチンコウ・杜仲
  アマチャヅル・センナ・菊花・冬虫夏草・熊笹・ウラジロガシ・明日葉
  カシュウ
  ※民間薬の種類・効能・使い方のパンフレット.配布(200部)
  ※身近な薬草(福岡県の薬草)配布(200部)

(6) 薬用酒試飲コーナー
  ○拘紀子酒−>クコの実+ホワイトリカー
  ○女貞子酒−>ネズミモチの実+ホワイトリカー
  ○大東酒−>ナツメの実+ホワイトリカー
  ※「薬用酒の作り方」パンフレット配布(200部)

  薬用茶試飲コーナー
  ○美人茶−>与ケツメイシ・ハトムギ・ドクダ
  ○不老茶−>ヨモギ・カキ・ドクダミ

(7) かかりつけ薬局ナビゲーションシステム展示(ハナコム)

(8) 検査コーナー
  尿検査紙(エイケン)パネル展示

(9) パネル展示(市薬パネル)
  ・福岡市薬剤師会
  ・学校薬剤師
  ・薬草観察会 他


アンケート 回答比率   回収総数160枚 平成6.10.13

1.薬局と薬店の違いを知っていますか?(はい69.4% いいえ30.6%)

2.あなたは薬局をよく利用されますか?(はい45.9% いいえ54.1%)

3.一般用医薬品、調剤のどちらですか?複数回答可(一般用医薬品66.2% 調剤33.8%)

4.薬局で親切に対応してもらっていますか?(はい88.8% いいえ11.2%)

5.薬についての説明をうけていますか?(はい71.6% いいえ28.4%)

6.「ホットライン」をご存じですか?(はい46.3% いいえ53.7%)
  注)ホットラインとは在宅ケアに関する総合相談窓口です。

7.在宅、介護などについて薬局でも相談できることをご存じですか?
 (はい15% いいえ85%)

8.相談にのってくれる「かかりつけ薬局」を持っていますか?
 (はい26.2% いいえ73.8%)

  

健康フェアに出席して

初めて薬局委員という立場で健康フェアに出席し、前日の会場作り、健康フェア当日と先輩の先生方の指示の下、無事終わる事ができました。

今回の健康フェアでは、在宅ケアホットラインについての啓蒙と医食同源(台所漢方)を主テーマに実施しました。

在宅ケアコーナーではアンケート調査を行い、ホットラインについて約50%の人が知っていると分かりました。しかし薬局でも在宅・介護について相談できると分かっている人は約15%でした。又かかりつけ薬局を持っている人も約26%と少なく、今後この点を中心に啓蒙を行うべきではないかと感じました。

医食同源(台所漢方)については、身近な野菜を薬効などの解説付きで展示したところ、よく目につき来場者に大変好評でした。

薬用酒・薬用茶のコーナーでは薬用酒を飲んだあと、作り方のパンフレットを希望される方が多く盛況でした。

漢方薬・民間薬のコーナーでも多くの相談や質問があり、今回の健康フェアは大変盛況であったと思います。

(早良支部薬局委員 行実)

  

早良支部の健康フェアは前述の通りの内容でした。薬局担当の行実先生が、前日、当日と精勤され大変なご苦労でした。

私も当日参加させていただき、盛会でよかったなあと恩いました。例年より、薬剤師会の場所が狭く保健婦さん達と一緒のような状態で介護用品はどちらのかわからない位で、こちらに質問があったりして、お客さんには区別が出来ず抵抗がなかったのでしょうか?

○ 薬剤師会も丁度在宅ケアの問題をとりあげ、アンケートを求め、全体の雰囲気から、薬局での在宅介護の相談が出来ることと、かかりつけ薬局を決めて下さいとアピール、そしてあなたの家族の在宅患者にお手伝いが出来ますと訴えました。

家族にとっての、在宅介護は、大変な問題で話しかけると真剣に応じて下さるようです。

○ 一方、医食同源として台所にある野菜が健康に役立つのですと、野菜スープが癌を鋤くも癒すと話題になりました。身近な野菜が重要な位置を占めてますと話しますと「そうよね、私余りたべてなかったから食べなくちゃ」と同感して下さり、生薬、漢方薬はテレビやマスコミで報道されていて「あっこれなの冬虫夏草とは日」オオバコとか実物を見て、関心を示していました。

薬用酒、薬用茶はどうして作るの、私作っているとか、パンフレットがなくなる位持ち帰られました。

来られたお客様は既に健康に注意する年齢、年を召された人々が多かったようです。

薬剤師として、市民にアピールすることは、本当によいことだと痛感致しました。

(冨田)

  

〔平成6年第10回南区健康フェア〕

“健康にプロポーズ”というキャッチフレーズで10月12日(水)AM9:00〜PM4:00南保健所で行われた。

今年の入選標語は“一、二、散歩無理なくつづける健康づくり”“健康度知るに節目のミニドッグ”であった。

(1)ガン検診(2)健康食コーナー(3)健康相談コーナーと大きく3ブロックにわかれ、医師会の成人病健康相談、痴呆相談、介護相談、歯科医師会の歯周病予防とブラッシング指導に合わせて、南区薬剤師会もおくすりなんでも相談を実施した。

保健所とも数回打合せをし、10坪程の2階会議室の一室を借用した。

今年は、薬剤師職能のPRも十分あるので、南区5部会長を通じ、全会員が各店で認識し市民へのPRをお願いした。この為各部会より3名程度の出動をたのんだ。前日11日会場設営はPM4:00−6:30に4名出動、当日AM9:00〜PM4:00及びその後の片付けに9名が出動した。

今年新しく作り直したパネル5枚を壁面に展示、漢方生薬標本30点、ドクダミ他4点の鉢植え、及び薬用酒、ナツメ、ネズミモチ、クコ酒を机上に展示した。薬用茶については「若返りピチビチ茶」としてケツメイシ、ハトムギ、ドクダミを「物忘れしない茶」としてケツメイシ、カキ茶、ヨモギを試飲してもらうコーナーをつくった。

テルモ製薬より尿蛋白、糖の検査コーナーをつくり検査紙サンプルを配布してもらった。

九州医療センターと同機種のナビゲーションコーナーも設置し、実演した。

手土産として、ツムラよりウーロン茶缶入、大塚製薬よりカルシウムウエハース、武田食品よりビタミンサラダの提供をうけ県薬よりの「処方せんをもらったら」「福岡県の薬草」等、パンフレット等で詰合せ袋をつくり配布した。

他コーナーの状況も十分見学できず、残念だったが、来年は今回を参考により充実したものにしたいと思っています。

来訪者 約110人 相談者 25人位

(南支部長 小村)

  

〔'94中央区健康フェア&福祉のまちづくり推進大会〕

主 催
中央社会福祉協議会、中央区健康づくり推進実行委員会
共 催
福岡市中央保健所、福岡市婦人会館、福岡市消費者生活センター

10月5、6日の両日、国際家族年を記念して、“94中央区健康フェア&福祉のまちづくり推進大会”が開催された。

 10月5日は、中央保健所において

○ くすりの相談、各種展示、相談コーナー
   健康相談、家庭介護、害虫、栄養、食品衛生、エイズetc.
○ 家庭のお汁物の塩分測定
○ 健康朝食の試食会
○ お菓子の着色料テスト
○ 各検診コーナー
   歯科、各種がん、骨量測定

 10月6日は、中央市民センターにおいて、

○ 国立療養所、福岡東病院院長、飯野耕三先生による記念講演
   テーマ『地域の中で共に生きる』
○ 中央区老人クラブによるアトラクション
○ 福祉の絵コンクール入賞作品の表彰

 以上の様に盛り沢山のmenuで行われた。

我が薬剤師会の中央支部は10月5日中央保健所にて、新しく作製された薬剤師会のパネルを背景に“くすりの相談”のコーナーを担当しました。

園武先生、梅末先生のお骨折りでナビゲーションシステムなどの最新の機械や手作りの2種類の薬用酒などを持ち込んで頂き、当番薬剤師を三交代制にして、常時、各部会より1名ずつ参加(時間帯によっては、定員を上回る出席率)しました。

初めは遠巻きに見ていた人達(お客さんはほとんど中高年の主婦)も薬用酒のnamingの面白さにつられてか(ピチビチ若返り茶、もの忘れしない茶)ほとんどが試飲され、色々な方たちと多くのcommunicationがとれ、我々、薬剤師もとてもenjoyできました。

しかしながら、現保健所は仮庁舎である上、新庁舎への移転を目前(12月12日オープン)にしていることと、講演会が翌日であった為、人の出足が今一つだったのが残念に思われました。 

(中央支部広報委員 北島)

  

〔タコ焼きと健康フェア〕

日 時
10月29日(土)午前10時
場 所
山王公園 野球場

今回の博多区健康フェアは、検診部門と健康づくりを分けての開催となった。歯科医師会、薬剤師会、看護協会は「まつりはかた」の健康づくりコーナー。会場は、山王公園野球場に設置されたテントの中と聞いていた。チャチなテントを想像して、狭いっちゃなかろうかと心配しながらでかけた。

しかし、テントが広いじゃの狭いじゃのと言う前に行ったとたんに、大ドジ。駐車場に入れようとした時、たまたまバックミラーに写った車種が、薬局委員の山本先生のクルマと同じだったのが間違いの元。「9時に会場で合いましょう」と、前日に約束していたもので、てっきりそうだと早合点。自分のクルマを駐車して、すぐに後のクルマの運転席に「おはようございます」と声をかけたら、なんと、山本先生とは似ても似つかぬおじさんでした。

心配していたテントは立派な物でかなり広くて、ジーパン姿の予防課長とスタッフジャンパーを羽織った係長は、すでに準備に余念がない。薬剤師会も、公園に一カ所しかない水汲み場に水を汲みに行き、延長コードを引いた電気ポットで3種類の健康茶を準備した。

横のテントはUCC。食生活改善協会の会長さんやテルモさんと名刺交換しながら、コーヒーの良い香りに誘われてのモーニングパーティーとなった。

そこへ、香椎から自転車で来ましたと博多保健所長の登場。「ご苦労さまです。」といわれて、急に姿が見えなくなったと思っていたら、タコ焼き3パックの袋をぶら下げて再登場。

「えら〜く大きなおいしそうなタコ焼きだったんで」とすすめられる。オープニングセレモニーでの福岡市助役のごあいさつを聞きながら、不遜にもタコ焼きを口に運んだ。

当日は10月も未だというのに、半袖ロシャツでよいくらいの暑さ。健康茶を冷やそうということになり、西野課長が氷を買ってこられた。準備したのは、ハトムギとゲンノショウコとカキ茶。西野課長は、お客さんが少なかったら、放送してもらいましょうかといわれたが、幸か不幸か健康コーナーは休憩所のまん前。開店直後から千客万来で説明するヒマがないくらいの大盛況。冷川副会長が後でみえるそうだから、こげんこと書いとったらおこられちゃなかろうかと言いっつ、ゲンノショウコはおなか、ハトムギはお肌、カキ茶は血圧と書いて貼った。

ちょうど、ハタハタしている頃に、お助けマンの藤田先生が来てくれた。その日は、特別養護老人ホームに見学研修会の打合せに行く約束をしていたのですぐにハトシタッチ、会場を後にした。本来この報告は、広報委員の荒巻滋先生が書いてくれることになっていたが、会場に駆け付けてくれた時は、時すでに遅く準備した250個の紙コップがすべて無くなって、閉店した後だったとか。というわけで久々の市薬ジャーナルへの投稿となった次第である。

鬼に笑われるかも知れないが、来年は紙コップを255個用意して、絶対荒巻先生に書いてもらうようにするぞ!

(博多支部長 木原)

  

〔西区健康フェスティバル〕

10月13日(木)西区姪浜、西保健所

西区健康フェアでは、例年、講演会会場が隣接する西市民センターで午後1時より行われるため、保健所内の一番奥の薬局コーナーに市民が見学、相談にくるのはAM9時〜12時ごろの約3時間が勝負である。

当日は、薬局委員会で用意した薬用茶(若がえるっ茶、物わすれしないっ茶の2種類)、薬用酒は(拘柁子、女貞子、大東を漬けたもの)が好評で試飲しながら、薬草は煎じて服用するのと酒に浸すのと同じ薬草を使う場合、効能効果がどう違うか等、説明する我々を困らせる質問があった。

特にクコ酒、大束酒に人気が集まり、原液がたらなくなり、コーナーの後であわててホワイトリカーを水増してするほどであった。

我々が期待した市薬作製パネル、かかりつけ薬局、処方せん応需等についての質問が少なく、メーカー提供「尿蛋白、糖試験紙」コーナーも暇で説明員に少々気の毒なくらいでした。

質問、相談では高血圧症、メヌエル氏病、オオバコ・杜仲葉ダイエット、アジアオリンピック中国「馬軍団」が服用した冬虫夏草、スッポンの生血等の効果についての質問が目立った。もし、健康フェアが日祭日に開かれれば、若年層サラリーマン等の見学が増えるのにと少々残念に思いました。

出勤者:吉田(斌)、占部、坂巻、佐藤、竹尾(禎)、中野(勝)

(西支部薬局委員 中野)

  

〔東区健康フェスティバル〕

東区健康フェスティバル前日、本日はテキパキさんにならないと皆さんに迷惑がかかるので、早速スタートです。

西保健所で行われている西区の健康フェスティバルがお昼頃終わるので、その頃に西保健所へ到着すべく都市高速でビューと一直線。

着いた頃に片付けが始まってまして、西区の先生方にお手伝いしてもらって今回市薬で作製してもらったパネル、試飲用の薬用酒、ポット、やかん類を車の中へ入れ込みました。よし次は市薬へ、渋滞に巻き込まれずによかったと思いながら市薬へ到着。

市薬では来場者にお渡しするメーカーさんに協力して用意してもらったウーロン茶、カルシウムウエハース、他試飲用の紙コップ、健康茶をブレンドするためのお茶のティーパックなどをさらに車へ入れ込み、いざ県薬へ。県薬では以前から予約をしておいた薬草についてのパネルをもらおうと思ってお聞きしたら、7枚お願いしていた分が5枚はあったんですけど2枚がまだ戻ってきてないとのこと。う〜ん困った、しかしどうにかなるだろう(今年で2、3回目の要領で・・・)と思い、さあラストの東保健所へ。

保健所では例年の会場ではなくて、はじめての会場でした。

もっていった道具類をすべて会場へ入れ込みました。

夕方は、おそれおおくも支部長の松井先生にお願いして宗像の清田先生(松井先生がいつもお願いして、薬草の鉢植えをお借りしてます)にお借りした薬草の鉢植えを並べてセッティングしてもらいました。

当日は朝より例年通りに来場してもらえるかなあと思いながら、保健所へ検査薬の説明にとテルモさんからも応援に来てもらいました。

ポットにお茶を入れてもらい図式先生命名の「ピチビチ茶」行実先生命名の「もの忘れしない茶」を用意して準備万端、薬草の鉢を34種飾っていますので見学に来られる方は熱心にみられ「これはうちの庭にも咲いとうね」とか「へ〜これも薬草」など口々にいわれてました。

質問などは立ったままうけていたのですが、松井先生は一人につかまるとなかなか離してもらえませんでした。

今年はヤプランの花が咲いていたのが印象的でした。(清田先生は手入れに時間をつかってあるだろうなあ・・・)また、健康茶は親しみやすいネーミングのため「私に合うお茶があると聞いたっちゃけど」「これ飲んだらピチビチするかねえ」「私はボケんように飲んどかないかん」など会場をにぎやかにしてくれて貢献“大”です。

以上ドキュメンタリー風でしたがなかなかある一定の枠のなかで、一般の方に薬剤師というのを印象づけるのが大変だと再認識、一歩ずつでも納得いける前進であればと思いました。

(東支部薬局委員 中野)

  

〔城南区健康フェア〕

城南区の健康フェアは、10月6日(木)に城南保健所で催され、薬用酒(3種類)、健康茶(2種類)の試飲、学校薬剤師、かかりつけ薬局等のパネル、ナビゲーションシステム、尿タンパク、糖の検査薬の展示や、ヤツデ、ペパーミント、キンミズヒキ、イノコズチ、彼岸花etcの薬草や生薬見本が展示されました。

 また、健康相談コーナーでは、

○Ca剤で一番吸収のよい製剤は何か?
○VEは何に効くのか?沢山服用しても大丈夫ですか?

 などの健康食品の相談から

○ダイエットの漢方薬には、どんな薬がありますか?
○人参(乾燥)を頂いたが、その服用法は?
○センナ、センプリの使い方は?

 などの薬草や漢方薬の相談

○足底がジンジンして肌あれがひどい。
○右肩が痛むので、何を服用したらよいか。
○脳性マヒで、30年間セルシン(2)を1日3T服用しているが大丈夫だろうか?

 など病気に対する相談があり、それぞれに薬剤師の方が適切にアドバイスをしたり、病院等にかかる事などを勧められていました。

このような、色々な相談に対して適切にアドバイスをするためには、病気についてや薬の事はもちろん、検査値、日常生活の中での工夫、食事など、さまざまな事を知っていなければ出来ず、自分の勉強不足を実感させられました。

 今回市薬で作成したパネルについての質問は1つだけで、

○かかりつけ薬局とは、どんな事をするのですか?
○薬歴カードはどんな使い方をするのですか?

 という質問で、

医薬分業が進む中、もっとこれらに関心が持てるように、努力していきたいと思います。 今年の健康フェアは昨年に比べ少くなかったそうですが、約350人程、薬剤師会の展示に来られました。

これからの薬局は地域のかかりつけ薬局として、また、在宅医療への参加など、薬局を取り巻く環境が変り、住民の健康相談窓口として、地域に密着した薬局となるために、このような健康フェアを通して、薬局の薬剤師がどんな事をしているか、又、どんな事ができるのかを知ってもらい、薬剤師の職能をアピールするのには、よい機会であると思います。

最後に、城南区の先生方に助けていただき、薬局委員となって初めての健康フェアを無事終わる事が出来ました。ご協力ありがとうございました。

(城南支部薬局委員 満生)

<薬連のページ> あと一息の応援を!! (株)福岡市薬剤師会 副会長 冷川襄

11月6日の福岡市長選は桑原市長が3選されました。選挙期間中、選挙事務所に詰めて頂かれました先生方に厚く御礼申し上げます。

次年参議院議員選挙の石井道子後援会活動の期間も残り少なくなりました。党員獲得につきましては最終的に94%でした。100%を達成できませんでしたが、県全体としては140%と目標を越えましたので、何とか面目を保てたというところです。あとは、3月15日までに後援会会員獲得をしなければいけません。

11月28日現在獲得数9,085で目標の12.6%です。目標数72,050までより一層の御尽力をお願い致します。

<薬剤師会薬局> 薬剤師会薬局に勤務して想う 福岡市薬剤師会薬局 薬剤師 江田隆秀

この春より福岡市薬剤師会薬局にお世話になっております。会員の先生方には、これから色々とご指導いただく事となると思いますが、よろしくお願いいたします。

左手前方に国立病院九州医療センター、右手前方には福岡ドームという立地に、六角形と十二角形を基本とした奇抜な薬剤師会薬局に初めて足を踏み入れてから、早いもので8カ月の月日が流れていきました。本当に無我夢中の毎日で、薬局長である久池井先生をはじめ、薬局のスタッフのフォローをうけながら奮闘の日々がまだまだ続いています。

薬剤師会薬局は、正式名称の示すように多彩な面を併せもった施設です。その中の一つ備蓄センターは、面分業がこれから先、大きな飛躍をするうえで必要不可欠な機能の一つと思われます。備蓄センターの充実はそのまま調剤センター機能にも反映する事と思っております。

病院内薬局において、その病院の規模が大きくなればなるほど、外来患者との関わりをもつ事が困難になる傾向がみられると思われる今日、調剤薬局のあり方はどうあるべきか、その事を常に考えながら患者に接していきたいと思っております。病棟で入院患者に服薬指導を行うのと違い、限られた時間の中で適切かつ納得のいく説明の難しさを痛感している毎日です。

また、薬歴管理を行うにあたって今更ながらに感じた事の一つに、一人の患者がいくつもの科を受診し、それぞれから疾患に応じた処方を受けているという事です。病院勤務の時には頑の中ではわかってはいても、目の前にする事の出来なかった現実の一つだと思います。

複数の科から処方された薬の相互作用、重複投与等のチェックする事の必要性を痛感しながらも、患者の待時間が脳裏をかすめる調剤室で、当薬局の薬局訓を胸に刻みこみ調剤業務に従事しています。

患者一人一人の生活背景が違う以上、薬剤師サイドも、単に説明をするだけにとどまらず、患者との接点を大きくし、主治医をはじめ病院との関係をもっと深いものにした上で、患者に主体性をもたせ、患者自身が治療の担当者になるという心構えを自覚させるような服薬指導が必要であり、そのためには患者一人一人の生活指導にも関与していく事になると思われます。そういった指導のできる薬剤師を目指し、薬剤師会薬局のスタッフの一員として努力していきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。

<私と薬> 学校薬剤師の先生と私 福岡市立南当仁小学校 校長 井手一美

日曜日、NHK総合テレビ19時20分からの放映「日本人の質問」という番組があります。

その中で、薬剤師の先生の仕事内容について質問が出されていました。

このように、NHKも薬剤師の先生の仕事内容をとりあげるほど、学校教育をすすめていく上で、そして、児童、生徒にとって重要なお仕事をされていることの証明と思います。

はずかしい話ですが、保健主事の辞令をいただくまでは、学校薬剤師の先生方について認識が不十分でした。

学校に主任制ができ、保健主事の任につき、養護の先生に助けられながら、学校の保健指導計画を立てたり、学校保健委員会を開催するようになりました。委員会の持ち方の相談や保健指導について学校薬剤師の先生から、学校保健についてご指導を受けるようになって、認識をもちました。

また、年3回の学校保健委員会にご出席いただき、学校薬剤師の立場から、子供たちの健康について助言していただきました。

学校薬剤師の先生は学校保健法に基づいて、お仕事をしていただいています。

規則、第22条

(1) 学校保健安全計画の立案に参与する。
(2) 第22条の2の環境衛生検査に従事する。(定期又は臨時の検査)
(3) 学校環境衛生の維持及び改善に関し、必要な指導と助言を行う。
(4) 学校における使用する医薬品、毒物、劇物並びに保健管理に必要な用具及び材料の管理に関し、必要な指導と助言を行い及び、これらのものについての必要に応じ試験、検査又は鑑定を行う。
(5) 前各号に掲げるもののはか、必要に応じ、学校における保健管理に関する専門的事項に関する技術及び指導に従事する。

それぞれの学校の実情、その年の気候状況、子どもの実態、保護者の願いに対して常に気を配っていただいていることに深く感銘しています。

現在の南当仁小学校に校長として赴任させていただきました平成4年度は、中央区六本松の小松秀美先生でした。

いつも、にこやかに、やさしく接してくださいました。

学校保健委員会に出席され、お母様方の質問に、子供の健康の確認をするための留意事項やこまやかなご指導をしていただきました。

平成5年度は、中央区荒戸の川上繁先生が本校の担当になってくださり、大変まじめな方で、プール開き、運動会等の行事、学校保健委員会に1回も休まず出席くださいました。

今年度は樋口昌嗣先生で、本校PTAの役員を3年間していただき、お子さまが小学校卒業され、このたび、学校薬剤師を受けてくださいました。

樋口先生は、PTAの役員としての経験を生かされ、学校のこと、保護者のことをよくご存知です。

今年の夏は猛暑と小雨の日々で、プール開放の期間大変でした。

その中で、保護者からの声が2つあがりました。

 ・プールにはいると頭じらみがうつるということ
 ・プールの水に毛虫がいて、泳ぐとじんましんができるということでした。

父兄から学校はプールの水の管理をどうしているのかというおしかりも受けました。

薬剤師の先生が何度も朝、昼、夕、天候の状況、プール使用前後等水質検査をしていただきました。

そして、学校薬剤師会の監事の先生と連絡をしてくださり、

 ・頭じらみは、プールでうつることはない。
 ・プールの中には、毛虫はいなかった。

プールまでの途中、タオルケットのおく場所等で毛虫に触れているのではないか、というご指導をしていただきました。

そして、本校のプールの水の管理には、異常はないという試験センターの検査を通して学校職員にお話くださいました。

その後、保護者の方も安心してプール学習にお子さまを参加させてくださいました。

本年度は、学校薬剤師の立場より、「子どもの健康に関しての」講演や講話を2回していただきました。

年3回開催しています学校保健委員会でも校医さんと違った立場から、薬の効用、栄養の点よりお話いただきました。

私も今年で定年退職を迎えますが、ふり返ってみますと、本校に勤務しての3年間、3人の薬剤師の先生方に助けられ、感謝の日々です。

これからも、保健衛生の視点より、学校の設備、食品衛生、照度、採光、換気、飲料水、プールの水、砂場等に関するご指導、ご助言をお願いし、終わりにさせていただきます。

<私と薬> PTAと学校薬剤師 若松学校薬剤師会 会長 大石三樹雄

10月の九州ブロックPTA研究大会で、昌徳望の樋口先生より、福岡市の市薬ジャーナルに、PTAと学校薬剤師という題で、原稿を書いてほしいとのお願いがあり、はずかしながら書きました。

私は北九州市若松区の市立浜町小学校において、PTA会長と、学校薬剤師をしています。

当校では、学校保健に、校長先生、養護の先生以下学校全体が非常に熱心であります。平成4年11月には、学校保健(県、市)優良校。

平成5年、平成6年11月には、学校保健(県、市)優秀校。平成5年12月には、県学校保健模範校の受賞をしている学校です。

PTAと学校薬剤師との接点は、学校保健委員会だけといっていいでしょう。現在の若松の小、中学校の学校保健委員会の設置校は、20/23校です。そのうちで、学校保健委員会が開催されていない学校は、3/20校です。年1回以上開催されているのは17校です。

若松学校薬剤師会では、学校保健委員会には必ず出席するように義務づけ、何らかの実績報告、指導、助言をするようにお願いしています。

浜町小学校では、年3回各学期に1回開催されています。毎回、校医、校歯科医、学校薬剤師が出席し、養護教諭の要望するテーマをもとに、PTAの方にお話して、指導助言を行っています。

平成6年11月22日には、当校で第29回北九州市学校保健大会があり、第一分科会(保健管理)において、若松学薬の2名の先生が、提案者と助言者として出席しました。また、去年は、6年生の児童に、シンナー乱用防止という題で講義をしましたが、今後、PTAの方々にも、学校薬剤師として研修会などの計画を、主催していこうと思っています。

学校保健委員会は各学校長の意欲によることが多く、学校薬剤師として設置されていない学校には、校医先生等と共に設置していただくように、運動が必要であると思います。

〔一 言〕

大石三樹雄先生は、私の大学時代の一級先輩にあたられます(先生はお忘れだったようですが・・・)。10月19日の九州ブロックPTA研究大会(長崎大会)で、パネリストとして壇上から降りて来られた時、厚かましくも不躾にジャーナルの原稿依頼したにも拘わらず、快よくお引き受け頂きました。この紙面をおかりしてお礼申し上げます。

(樋口)

お知らせ

御好評を得ています支部対抗のポーリング大会を下記により行いますので、会員、御家族、従業員の参加人員を各支部長あて連絡願います。

        記

1.日 時 平成7年2月5日(日)
 集 合 午前10時
 ゲームスタート 午前10時30分(時間厳守)
 表彰式 ゲーム終了後表彰式並びに懇親会を行います。

2.場 所 城山スポーツパレス
     (電)781−2211
     福岡市中央区薬院1−1−1

3.参加費 1名 1,000円

4.競技規定
 (1)8支部対抗(東、博多、中央、早良、城南、西、南、勤務)
 (2)支部賞 
     優 勝 トロフィー及び 賞金10,000円
     準優勝 賞金 7,000円
     3 位 賞金 5,000円
 (3)個人賞
     優 勝   35 位
     準優勝   40 位
     3 位   45 位
     5 位   50 位
     7 位   60 位
     10 位   70 位
     15 位   80 位
     20 位   90 位
     25 位   100 位
     30 位   ブービー賞

(お 願 い)
(1)支部対抗のため1支部10名以上の参加をお願いします。
(2)部会長は、1月20日までに参加者を支部長に連絡し、支部長は、1月27日までに市薬に名簿を提出のこと。

研 修 第5回薬局実務研修会の終了とテキスト改訂第2版の発行報告 (株)福岡市薬剤師会 副会長 長谷川宏明

この研修会は新薬剤師の研修、リタイアした薬剤師の掘り起こし、OTC専業薬剤師の調剤への導入等を目的として、第1回を平成3年8月(受講者48名)に行い、その後第2回平成4年2月(18名)、第3回平成4年10月(40名)、第4回平成5年11月(43名)と行った。

今回は第5回であり46名の受講者があり、薬剤師会薬局での実技実習希望者は20名であり、これらの実習希望者は薬剤師会薬局で研修してもらうよう連絡している。

今回まで5回行った研修会の延受講者は195名になっており、第2回を除き40名以上の受講者があり、ほぼ定着した感がある。

今回は当初作製したテキストが無くなったことから、改訂を企画し、4月より検討に入り、内容の一部を変更し、特に広域病院処方せん応需の問題、調剤業務の中で服薬指導が占める比重が高くなったことなどから、広域病院処方せん応需の項を新設し、服薬指導の項を大幅に増やしている。

著書の先生方には限られた期間で原稿を執筆し、校正を繰り返し行って頂くなど、たいへんなご苦労をおかけしましたが、必要部数だけは研修会の初日の午前9時に届くといった、滑り込みセーフでできあがりました。

このように第2版の出来上がりが予測しにくかったこともあって、研修会の受講募集案内を出すのがぎりぎりになって、市薬会員に送付したのと、市政だよりに載せた程度しかできず、応募数に不安があったが46名の受講者が得られた。

改訂第2版のテキストは参考書としても充分利用できるものにしようという第1版の編集方針を踏襲して、第1版以上の内容豊富なテキストになっており、頁数も310頁と大幅に増加し、参考書としてもより一層利用価値の高いものとなっている。

薬剤師会薬局での実技研修と組合わさったことで、この研修会は完成されたものとなり、全国的にも他に例の無い研修となってきた。今後は、すでにテキストが出来ていることもあり、早めに日程を決めて、色々な手段で募集を行い、特にリタイアした薬剤師の掘り起こしを行いたいと考えている。また、新薬剤師の研修にもおおいに利用して頂きたい。

追記
 薬局実務研修テキスト改訂第2版の印刷実費頒布について
 テキストの内容
 I.総論
 U.医薬分業と広域病院院外処方せん応需
 V.薬事関連法規と薬務行政
 W.医療保険と保険薬局
 X.調剤実務の基本
 Y.服薬指導 1.総論 2.各論
 Z.薬歴管理
 [.医薬品情報管理
 \.福岡県薬剤師会薬事情報センターの活動と利用法
 ].医薬品卸におけるDI活動
 印刷実費:5000円

<会員の広場> 初参加の薬草観察会 南支部 大橋部会 井上調剤薬局 井上嘉明

9月25日(日)、飯盛山にて行われた、薬草観察会に初めて参加しました。

この会が例年行われているのは知っていましたが、何分学生時代より薬草というものに興味を持った事がなくていっも敬遠していましたが、今回は自主的な参加というより、薬局委員会の仕事の一環として参加致しました。

又、10月23日の市民薬草観察会の下見も兼ねているとの事。

朝9時30分、飯盛神社集合、宮司さんより神社の由来等の説明があり、西日本では最古の神社に属し、10月には「流鏑馬」の神事も行われている事などを知りました。

参加の約50名の先生方と3つの斑に分かれ、各班に冷川、有馬、大庭の各先生に講師になって頂き、集合時に少しパラついていた雨も上がり、今夏・天候にもれず猛暑の中での出発となった。

講師の先生から、山道の左右に咲く草花の親切な説明を聞いていると、今迄小径を歩いていても気に止めなかった、草花がとても新鮮なものに見えて来ました。

ピンクの小さな花を咲かせるゲンノショウコ、青くて小さな花のツエクサ、昔、草やぶの中に入って衣服にたくさん付いたイノコズチ、草相撲を取ったオオバコなど、身近に見てきた草花の名前と効能を聞いた時のなっかしさや驚きの連続でした。

50種類程の薬草を観察しながら、約1時間かけて目的地に到着、休む間もなく下山、何種類ぐらい憶えているか、せめて半分、いや2ケタと思いながらも残り少なくなっていくばかりで少々あせりぎみ、市民観察会には充分間があるからと自分に言い聞かせて無事終了。

山を下りればバーベーキューの待つ室見川河川敷へ直行。渇いた喉に冷たいビールを一気飲み。空腹と適度の疲れにビールのうまさも格別。日頃あまり接する機会の少ない先生方と共通の話題を持ちながらリラックスして話ができた楽しい一日でした。

薬草の事など何も知らない私でさえ充分楽しめた観察会でした。次回は皆さんも参加されてはいかがですか。

<会員の広場> ソフトボール大会によせて 中央支部 大名部会 (有)新日本薬局 北島啓子

菊薫る10月の日曜日、武田薬品のグランドにて、支部対抗、親善ソフトボール大会が開催されました。

前日の“巨人日本一”のミラクル優勝と成った日本シリーズの興奮もさめやらぬまま初めて薬剤師会ソフトボール大会の応援にかけつけた私でしたが・・・。勤務中や勉強会の時にはほとんど知ることの出来ない皆さんの晴れやかで生き生きとした顔・顔・顔・・・。10時のPlay ballの頃は曇っていた空も、我々の気持ちを映してか、しだいに晴れ間を見せはじめ、楽しいお弁当(Beerたっぷり、バーベQの差し入れ有り。)の頃にはすっかり秋晴れになりました。

しかし、終日風が強く、風を味方に付けたチーム、敵に回したチームの泣き別れの感があり、正に勝負は時の運です。

各チームも個性豊かで、見事にユニフォームを揃え、試合前の軽いピッチングで敵を威圧するチーム、お互いに「初めまして、本日はどうぞ宜しく〜!」とあいさつを交わし合っているチーム、足がつりそうになりながらも膿(ろう)たけたplayで観客を魅了する平均年齢やや高そうなチーム、待ち時間には、芝生で優雅にお昼寝(おみきが効き過ぎて熟睡?)しているチーム・・・と色々です。

それから、うさぎのぬいぐるみを着て汗ブルプルで頑張っておられた可愛いい応援団、飛び入り参加ながら仲々の打撃をしていた有望株の小学生、盛り上げて下さった美人のヤングレディース、はだしで、ユニークなファッションの国籍不明の猛者・・と楽しさ満載でした。

来年は是非cheer girl軍団をひき連れて応援に参りたいと思います。

選手の皆さん、おつかれ様でした。男らしくて素敵でしたよ!!又、来年に向けて、尚一層腕と足に研きをかけて下さい。

そして、グランドを貸して下さった武田薬品さん、どうもありがとうございました。最後になりましたが、当日も朝早くから夕方遅くまで準備と後片付け、そして終始裏方に回って献身的にご尽力頂いた薬剤師会の方々、本当にお世話になりました。爽やかな一日をありがとうございました。

<会員の広場> 「在宅医療と薬剤師」− この頃思うこと 早良支部 藤崎部会 (有)ももち浜調剤薬局 村岡朋子

在宅医療がいよいよスタートしました。まさに私達薬剤師にとっては未知の領域へ一歩踏み出す様な出来事です。

時を同じくして、たて続けに老人介護の本を読みました。一冊は「この国で老いる覚悟」他は、「老女はなぜ家族に殺されるのか一家族介護殺人事件」両方とも老人介護をめぐるドキュメントで、かなり暗い内容なので読んでいてつらくなりました。

しかしこれからの人口動向や医療費の抑制策等を考えると先々は大半の老人、(つまり私達が老人になった時?)が、在宅医療の対象者となっていくのでしょうし、本来終末は家族にかこまれて自分の家でが、理想だからもう後もどりすることはできない道なんだと思います。

その時には患者本人も、介護者も、又それをとりまく医療関係者も、人間としての人格とプロとしての力量を試される様な状況がおきてくるのではないかと思います。

その中で薬剤師である私はどういうスタンスで動けばよいのか正直なところ、ぜんぜんわかりません。どれ位まで患者さんの闘病生活にかかわりあえば良いのか、又は悪いのか、薬と介護用品だけの知識で患者又は消費者のニーズに対応できるのか。

他の商品、たとえば沐浴剤や皮膚洗浄剤等を積極的に紹介してもよいのか、中には高額な物もあるであろうし、その際こちらは親切のつもりでも、あるいは被介護者がその商品を欲しても、介護者又は金銭を負担する者がめいわくに思うことはないのか、介護する者とされる者が常に良好な状況とはかぎらないのではないか。

病人の快適さを追求すれば結果として介護者の負担をふやすことにならないのか。知識と技術の問題だけでは解決しないことが山程あるのではないか。そういうことに直面した時「私の仕事はここまでです」といった事務的な態度がはたして現場で可能かどうか、色々考えているとまさしく身がすくむ思いがします。

それは多分私の中で薬局(調剤室)から出て仕事をする薬剤師のイメージが確立できてないからでしょう。しかしながら又あまりに手本となるべき薬剤師像がないのも事実でしょう。

たとえば、ドクターやナースであれば、フィクション、ノンフィクションを通して子供の頃あこがれた人物の1人や2人は誰でも思いっくでしょうが、(私の場合は、シュバイツァーや、ベン・ケーシー、ナイチンゲール、ブラック・ジャック等です)一方、薬剤師はといえば唯一、シャーロット、ブロンテの「ジェーン・エア」に出て来る人物位です。

ただしその唯一の彼が実に在宅医療の担い手の薬剤師の理想の様な人物で、幼い主人公の体と心を救う様な働きをするのです。

わずか2ヶ所、それも数行程の登場で、まじめに職務を行うこと(ただし暖かい心をもって)で正に主人公の人生そのものを変える様な役割です。

この唯一の人物をイメージトレーニングの材料として「遠くの親戚より近くのかかりつけ薬局」と言ってもらえる様な薬剤師をめざしたいと思う今日このごろです。

<会員の広場> “見つめてみよう!生命の姿を!” 城南支部 別府部会 占部薬局 中山輝樹

アメリカの思想家ソローの言葉に、「自分の眼をまっすぐに内部に向けよ。さすれば心の中に、千の地域を見出すであろう。まだ発見されたことのない、そこを旅して、自家の宇宙誌の権威者となれ!」とあります。

昨年は、向井千秋さんが、スペースシャトルに乗り、宇宙や地球の美しさやすばらしさを語られていました。人々の眼が大宇宙へと向けられる時、その神秘さと、暗黒の闇の中に浮かぶ美しい地球の姿に感動!。哲学者になると言われます。

そして、その眼は、我が内なる小宇宙の生命の神秘にも向けられることと思います。

その生命の不可思議さに対して、仏法は生命の変化相に視点をすえて、10のカテゴリーに立てわけて説明しています。

ここで記述する変化相とは、“境界”とも生命が実感する“我”とも考えられるものです。

第1<地獄界>地獄と聞くと、悲惨な戦争や受験地獄などの苦しみの世界を想像します。“地”とは最低、“獄”とは拘束された不自由な境界のことです。

例えば、家族や自分自身が不治の病であると宣告されたり、激しい歯の痛みなど、七転八倒するような苦しみや八方ふさがりの悩みの中で、自己が不自由な状態になっていることです。

第2<餓鬼界>子供のことを“ガキ”と言うことがありますが、本来の意味は、激しい飢餓状態や財産や地位、名誉などを求める欲望の境界のことです。

第3<畜生界>犬畜生など動物をさして言われる言葉ですが、本来は本能のままに行動する生命状態です。理性や良心がなく、自分より強い者には媚び諂い、弱い物には威張り、目先のことしか考えない、人間らしい思いやりがない境界です。

第4<修羅界>ヤクザ映画のタイトルのような名前です。争いを好み自己中心的な性格で、他の人よりも、自分を立派に強く見せたがり、常に他人に勝ちたいという生命の境界のことです。この生命状態は見せかけの善人を気取って、人気とりをする人の姿でもあります。

第5<人界>一番人間らしい平静で、物事を冷静に判断したり、思考したり、行動する安定した生命状態です。しかし、この状態は様々な縁によって良くも悪くにも変化します。

第6<天界>他人に誉められたり、欲しかったものが手に入ったり、好きな人と一緒にいるときなど、自己の欲望が満たされて喜びを感ずる境界のことです。有頂天になるとか、天にも昇る気持ちなどといいますね。しかしこの喜びの状態は、長続きせず苦しい地獄界や欲望の飢餓界などへと変化します。

このように第1から第6までの境界は、線によってすぐに移り変る生命状態なので、六道輪廻といわれています。

次に今までの目先の欲望や環境にふりまわされる自分自身を反省し、真剣に人生について悩み思索する生命状態が存在します。

第7<声聞界>元来は仏の教えを聞いて悟りを得る人のことを意味しますが、すぐれた教えや考えに耳を傾けて学び精神的に生命の充足感を味わい、自己練磨する生命状態です。

これは学者や知識人だけでなく、様々な人生の経験からより深く思索し知恵を生み出す全ての人に存在する状態です。

第8<縁覚界>芸術家や科学者、哲学者など、宇宙や大自然や日常生活の中から、インスピレーションを受けて、より深い思索を重ねて悟りを得る生命状態です。しかし、この生命状態も特別な人にのみ存在するのではありません。現在の科学の発達も、すばらしい音楽も、美しい絵画も、そして多くの哲学もこの縁覚界の生命状態から生み出されたものです。

しかし、この第7と第8の生命境界も、ややもすると独善的で、自己満足に陥り大変なエゴイストの生命状態となります。

テレビ番組でゲストコメンティターとして出演している、知識人や評論家や学者にこのようなエゴイストタイプの人が見られますね。

本物の学者や哲学者、科学者、芸術家の人は全ての人に対して謙虚であり、真剣に他人の話しに耳を傾けて自らの思索の糧にしようとする人だと思います。

そして、より深い生命状態が次の菩薩界や仏界の境界です。

第9<菩薩界>他の人の苦しみや悩みを自らの悩みとして感じて、他の人々のために尽くそうと生命状態のことです。ボランティア活動をする深い思いやりや慈しみの心のある状態です。

私自身も、お客様に接する時、どこまで相手の悩みや苦しみに対して深い思いやりの心で接しているだろうかと考えると日々反省をする昨今です。

第10<仏界>仏というと仏像や偉い僧侶や釈尊などを恩いうかべる方もいると思います。しかし、この境界も、全ての人に等しくそなわっている生命状態なのです。

仏界の生命状態は、深い慈悲心と大歓喜に溢れた躍動する生命エネルギーそのものなのです。全ての生き物に自然治癒力があるように、どん底で死を覚悟した苦しい生命状態にあっても、もう一度生き抜こうとする力強い生命力がわきあがることがあります。

このように宇宙に遍満する大生命力につながる生命力を、私たちは本来もっているのです。苦しみの六道輪廻の生活から逃避したり、遊離するところに幸せがあるのではなく、その現実生活の中で己の生命力を無限大に涌きいだして、様々な全ての苦悩や怒りを乗りこえ、そして欲望などの煩悩に押し潰されるのではなく、それを向かい風として飛翔するようなエネルギッシュな人生の可能性を説いた のがこの仏法の哲理なのです。

最後に、ある詩人の二つの詩を記してこの稿をしめたいと思います。

“汝に捧ぐ”
汝よ 汝はいかにして そんなに苦しむのか
汝よ 汝はいかにして そんなに泣くのか
汝よ 汝はいかにして そんなに悩むのか
苦しむがよい 若芽が大地の香りを打ち破って伸びゆくために
泣くがよい 梅雨の彼方の太陽を仰ぎ見る日まで 己むを得まい
悩むがよい 暗き深夜を過ぎずして、尊厳なる 曙を見ることができぬ故に

“若人”
若人よ 太平洋の悠々たる うねりを知れ
奥山の厳粛なる 境地を知れ
太陽の赫々たる 情熱を知れ
紅葉の優美なる 色彩を知れ
若人よ これらを忘れず 生きぬくのだ
これらを感じて 前に進むのだ
若人よ 今日の戦いに勇敢であれ
明日の理想を 祝福せよ
過去の夢を 忘れ去れ
未来の夢に 起ち上がれ
若人よ 進め 進め
永遠に 前へ

どんなに、年を重ねていっても気持ちだけは、常に若々しい青年の気概で、この詩のように今年はチャレンジの日々を続けていきましょう。

今年も、何卒よろしくお願い申し上げます。

〔フレッシュさん紹介〕 フレッシュマン 早良支部 西新部会 大賀薬局西新店 永井俊光

私が、勤務している大賀薬局の西新店は、主に、耳鼻科、眼科、皮膚科、小児科、歯科などの処方せんを応需している薬局です。

毎日が忙しい日々を送っています。

そして私はここで2年目を迎えます。

今からが大切な時期を迎えると思っています。

最初の年は、仲々、薬剤師としての余裕がもてなかったものでした。例えば、患者への投薬時の応答にとまどったりして、四苦八苦の毎日でした。その他も、色々ありましたが、先生達の御指導のもとで、どうにか薬についての知識、又患者とのコミュニケーションにも、自信というものがついてきたと思います。

しかし、覚えなければならない事が、まだたくさんあるという事も分かっています。

自分自身が満足できる仕事をすることが、患者にとっての満足につながるのだと信じ、そのためにも自分の知識を、より深めていきたいと思います。

長くもあり、短くもある一年でしたが、みなさんも同じような思いをされたと思います。

これから先も、薬剤師として初心を忘れずにがんばっていきたいです。

今、社会はより以上の薬剤師を求めてきています。それに対応できる薬剤師に成長したいと思います。

頓服

スニーカーはいて「医師と歩こう、健康ウォーク福岡」に参加

晩秋の雲一つない青空の下、11月27日「医師と歩こう、健康ウオーク福岡」が舞鶴公園にて開催されました。県や市の医師会、福岡市などの主催です。後援として市歯科医師会などに並んで市薬剤師会も名を連ねてあります。

大濠公園や城内を散歩する7kmのコースです。数人の挨拶の中「先ず、かかとから先におろし、足の外側、小指の方へと着地し、親指で蹴って前へ一歩」と、疲れ方の少ない模範的な歩き方の指導を受け、転ばぬ様に出発しました。

参加者は約1,000名程でしょうか。「田主丸歩こう会」など、各地の歩こう会の会員さんがのぼりを揚げての参加が目立ちました。かなり高齢な方も見受けられましたが、どうして足取りはしっかりしたもので、高齢化社会の寝たきりなど暗いイメージを払拭するようなパワーに驚かされました。健康の秘訣はアウトドアーにありと。医師会の健康のススメは、この数回の健康ウオークを通してすっかり定着し、功を秦しているのでしょう。

市薬からの参加者は木村会長を始め20名ほど。中には瀬尾先生の家族こぞっての参加もあり、微笑ましく、さわやかなウオークでした。

(坂田)

■■トピックス■■ 市薬学術委員会

降圧剤はほんとうに効いているのか?(大規模臨床試験から)

β−遮断剤において

心筋梗塞に対する二次予防の面で、β−遮断剤(内因性交感神経刺激作用ISA−)の心保護作用た有用性を認めている。しかも、β1選択性の方が死亡率は少なかった。反面、ISA(+)のβ−遮断剤では有意差は認められなかった。即ち、ISA(−)β1選択性の遮断薬が一番有効であった。

ACE阻害剤において

駆出率40%以下の左室機能障害、心筋梗塞による死亡率および再発率の有意な低下が認められた。慢性心不全において死亡率の有意な低下、心不全症状のない左室不全患者において、心不全発症率の有意な低下が示された。

Ca措抗剤において

心筋梗塞の二次予防に関しては、有効でないとされている。ただ、血管保護作用については、DHP系Ca捨抗剤の動脈硬化病変抑制効果が報告されている。

みずむし最新治療法

試験管内でのMICが、0.003mcg/mlのクリーム剤が開発された(ラノコナゾール=商品名アスタット)。低濃度で有効である。外用のみでは難治である角化型足白癖に使用し、どこ迄効果が望めるか検討された(因みにヨーチンのMICは500mcg/ml)

結果 1.治療期間は、通常型の3倍を要する
   2.症状の改善が著しいのは、菌が陰転化後である。
   3.外用のみで有効率72.2%(菌陰転化率は80.6%)の効果が期待できる。
   4.副作用は49例中1例接触性皮膚炎であった。

 難治白癖菌には、薬剤側要因として

  a.塗布後基剤から角層内へ有効成分が移行する基剤の選択。
  b.浸透した成分は角層中のケラチンと結合し当分残留する。
  C.結合した薬剤成分が徐放されて少しずつ菌と接触する。

 が考えられるが、その他、菌側要因や宿主側要因により薬剤効果も大きく左右される。

PTMVol.7,7(1)AuG.,1994

くすり箱

重複投与の疑義照会で患者さんとトラブルをおこしてしまった

医師に問い合わせをすると、処方変更になり、重複の内服薬がカットされ外用薬だけを調剤して待っていた。薬局にとりにこられたのでその旨、説明をして渡そうとすると、途端に患者さんの激怒にあった。

「どうして勝手に医者に連絡なんかするのか、なんの権利が君にあるんだ、薬剤師だって?かかりつけ薬局?薬歴?そんなもんべつの薬局に持っていけば分からん、誰だってそうやって薬を貰っている、この処方せんは私のものだ、君にとやかくいわれる筋合いはない」と、外用薬を投げつけていかれた。

今にも頬をぶたれそうな気配に足も疎んでしまった。

「私は薬剤師です、何かあればドクターにそのことを連絡しなければなりません。その指導のもとにお薬が変わったのです。勝手にしたことではありません。あっちからもこっちからも同じお薬はでないんですよ。薬歴というものでお薬をチェックしています。」これが私の精一杯の声でした。

一枚の処方せん、これは患者さんだけのものではなくて、処方せんの紙そのものは、たしかに患者さんのものであるが、処方されているくすりは医師のものであり、調剤録や、疑義照会するのは薬剤師の義務である。

「薬剤師法、第24条に疑義照会をしなければ、調剤をしてはならない」

病院の薬剤師の先生に法律的なことを教えていただいたり、お世話をかけてしまった。

薬歴は患者さんにとっても、薬剤師にとっても大切な宝物だと思っている。が、患者さんと薬剤師との間のコミュニケーションをなおざりにしていたのだろう。

医師と患者さんとのあいだをつないで医療に参画することの自分の未熱さを反省させられた。

それにもう一つ、薬剤師に対する評価、医療人に加わったといっても、まだまだこれからしっかり仕事をしていかなければ認めて貰えない。「薬剤師です。」という言葉の響きに相手に安心を感じられるように、もっと、もっと研錆がいる。

(坂田)


 

 

[広報]

パネルってな〜 に?

広報委員会は“内から外へ”をスローガンに五月スタートしました。市薬ジャーナルの発行だけでなく、薬剤師職能の向上に少しでもお役に立てれば・・・と。

その一つが今回のパネル製作です。副会長の冷川先生にお願いして、パネル製作委員会を発足させて頂きました。

8月19日に第1回委員会が開かれ、メンバーは、社保委員会から末田、瀬尾、下瀬先生、薬局委員会から吉田、国武、行実先生、広報委員会からは私と冨田、坂田先生、理事の正岡先生と副会長の冷川先生の11名です。

10月に各区で行われる健康フェアに間に合うようにと、委員会を重ねました。

パネルの内容としては、医薬分業の折、面分業を市民1人1人に十分理解して頂けるようなものを中心に、日頃、薬剤師がどのような仕事をしているのか、薬剤師職能がアピールできるようなものにしました。

製作にあたっては、委員さんの紹介で、福岡まるごとイラストマップで知られるGA企画さんにお願いし、健康フェアが各区同士でバッテングしても支障がないように、各々2部ずつ作りました。

〔内 容〕

  (1) (株)福岡市薬剤師会

  (2) 処方せんをもらったら‥‥‥。
     (1)薬局はあなたが自由に選べます。
     (2)薬局と薬店は違います。
     (3)お薬のこと、気軽に薬剤師に相談しましょう。
     (4)薬局はあなたの薬歴カードを作ります。
     (5)あなたも「かかりつけ薬局」を持ちましょう。

  (3) 〈あなたの街の薬剤師〉 日々の業務

  (4) あなたの症状に合ったお薬を作れます!!

  (5) あなたは相談できるかかりつけ薬局をもっていますか?

  (6) 医薬品の情報提供or〔知識の提供〕

  (7) ご存知ですか?学校薬剤師

  (8) 薬草観察会

GA企画さんには大変ご無理を言って急がせましたが、お陰様で立派なパネルが出来上がりましたので、会員の皆様方に大いに活用して頂き、市民の方の薬剤師へ対する認識が高まり、地位向上へつながればと思っております。

尚、パネルの取り扱いについては、高価なものですから、下記の注意をお守り下さい。

(樋口)

〔取扱上の注意事項〕

  ○濡れ手、汚れ手で扱わない。表面は絶対濡らさない事。
  ○移動させる時は、必ず両手で枠の両サイドをはさむ様にして持つ。
   ケースに入れて運ぶ時は、その上に荷物を載せない事。
  ○取扱上、表面に痕をつけないよう、慎重、丁寧にガタガタ振動させない事。
  ○使用しない時には、直射日光の当たらないところに保管する事。

会議報告

【第5回理事、監事会】

日 時
平成6年9月13日(火)午後7時
出席者
木村会長、冷川、中島、長谷川各副会長、松島、占部、小野、末田、吉田、篠崎各常務理事、正岡、岩佐、瀬尾、戸田、成澤、鶴原、市花各理事、高杉、池田各監事、樋口広報委員長

議 事

1.会長あいさつ

2.報告事項
(1) 会務報告
(2) 委員会報告
(3) 学業、勤務部会、商組報告

3.協議事項
(1) 在宅ケアホットラインとの関係について
(2) 在宅医療における薬剤供給モデル事業について
(3) 未入会薬局について
(4) その他

【第6回理事、監事会】

日 時
平成6年10月18日(火)午後7時
出席者
木村会長、冷川、中島、長谷川各副会長、松島、占部、小野、末田、吉田、篠崎各常務理事、正岡、岩佐、瀬尾、戸田、成澤、鶴原、市花各理事、高杉、池田各監事、樋口広報委員長

議 事

1.会長あいさつ

2.報告事項
(1) 会務報告
(2) 委員会報告
(3) 学薬、勤務部会、商組報告

3.協議事項
(1) 平成6年度上半期予算執行について
(2) 薬剤師会薬局の現状について
(3) 九大応需について
(4) その他

委員会報告

【社保委員会】

日 時
平成6年9月22日(木)午後7時
出席者
中島副会長、小野、末田各常務理事、瀬尾理事、江藤、田中、藤田、市原、下瀬、遠藤、山本、清水、北、吉田、井上各委員

議 事
1.福岡医療圏における処方検討会の今後について
2.調剤報酬明細書の点検及び疑問点の相談業務について
3.県薬社保委員会の報告

日 時
平成6年10月4日(火)午後1時30分〜3時30分
出席者
小野、末田各常務理事、瀬尾理事、井上、浦上、吉田、田中、遠藤各委員

議 事
1.調剤報酬明細書の点検と相談業務
2.10月よりの処方検討会のあり方について

日 時
平成6年10月13日(木)午後9時〜10時
出席者
中島副会長、小野、末田各常務理事、岩佐、瀬尾理事、江藤、田中、藤田、市原、下瀬、遠藤、山本、清水、北、井上、吉田各委員

議 事
1.平成6年12月からの処方検討会について
 a)第1週日 各支部で基礎的な検討会
 b)第2週目 市薬でディスカッション形式の検討会
 c)第3週目 処方医による総めの意味で処方検討及び講演
2.支部長会(会長名にて)を開催を依頼し各支部での処方検討会のもち方を話し合っていただく。

日 時
平成6年10月27日(木)午後9時〜10時
出席者
中島副会長、末田常務理事、瀬尾理事、江藤、田中、遠藤、市原、下瀬、吉田、井上、山本、北各委員

議 事
1.支部長会議の結果報告について
2.処方検討会の実施について

日 時
平成6年11月4日(金)午後1時30分〜4時30分
出席者
小野、末田常務理事、瀬尾理事、市原、下瀬、吉田、清水、田中、藤田、山本各委員

議 事
1.レセプト点検及び相談業務について
2.処方検討会の件
3.分推問題について

【学術委員会】

日 時
平成6年11月8日(火)午後7時
出席者
長谷川、中島各副会長、篠崎常務理事、成澤、市花各理事、石飛、真鍋、藤田、小野、飛松、南里(各分担執筆者)

議 事
1.薬局実務研修会打合せ
2.1月の薬物療法研究会の内容検討
3.1月の学術委員会の日程検討
4.その他

【薬剤師会薬局特別委員会】

日 時
平成6年10月12日(水)午後7時
出席者
中島、冷川各副会長、小野、末田、吉田、松島各常務理事、成澤理事、久池井薬局長

議 事
I現状報告
U検討事項
1.各センターの運営
 (1) 備蓄センター
 (2) 調剤センター
 (3) 研修センター
 (4) 在宅医療支援センター
 (5) 会計・人事
 (6) 全般
2.運営要綱について
3.在宅医療薬局登録について
4.研修について
5.その他

【薬局委員会】

日 時
平成6年9月8日(木)午後7時
出席者
冷川副会長、吉田(邦)常務理事、戸田理事、中野(達)、山本、国武、満生、行実、中野(勝)、井上各委員

議 事
1.健康フェアについて
2.薬局業務運営ガイドラインについて
3.薬草観察会について

日 時
平成6年10月17日(月)午後7時
出席者
冷川副会長、吉田(邦)常務理事、戸 田理事、中野(達)、山本、図式、満 生、行実、中野(勝)、井上各委員 福岡市 松田係長、田原職員

議 事
市民薬草観察ハイキング福岡市との最終打合せ及び上記の準備

日 時
平成6年11月4日(金)午後7時
出席者
冷川副会長、吉田(邦)常務理事、戸田理事、中野(達)、山本、図式、満生、行実、中野(勝)、井上各委員

議 事
1.市民薬草観察ハイキングの見直しについて
2.年度内の実行計画の件
3.漢方薬研修会について
4.自家製剤研修会について

【在宅医療委員会】

日 時
平成6年9月12日(月)午後7時
出席者
木村会長、冷川副会長、吉田(邦)常務理事、岩佐理事、入江(東区)、磯田(博多)、合澤(城南)、占部(西代理)各委員、木原博多支部長

議 事
1.在宅ケアホットライン、市役所と協議について
2.薬剤師の役割分担について
3.その他
 ・28日 医師会在宅担当理事と協議
 ・30日 歯科医師会と協議

日 時
平成6年11月18日(金)午後7時
出席者
冷川副会長、吉田(邦)常務理事、岩佐理事、磯田(博多)、下瀬(中央)、合渾(城南)、浦上(早良)、柴山(南)、入江(東)各委員、南里(業務課係長)

議 事
1.在宅ケアホットラインとのかかわりについて
2.博多区モデル事業について
3.各区の実情

【広報委員会】

日 時
平成6年9月22日(木)午後7時30分
出席者
冷川副会長、樋口委員長、荒巻、坂田、冨田、織田各委員

議 事
1.10月号の校正について
2.10月号のの最構成について
3.10月号のの追加原稿挿入の件

日 時
平成6年10月13日(火)午後7時30分
出席者
冷川副会長、樋口委員長、冨田、坂田、織田各委員

議 事
1.10月号発行と反省
2.10月号の投稿者謝礼の件
3.新年号内容打合せ 特集〔健康フェア〕各区に依頼する
4.原稿依頼について

日 時
平成6年11月4日(金)午後8時
出席者
冷川副会長、樋口委員長、坂田、冨田、織田、荒巻各委員

議 事
1.新年号のレイアウトについて
2.外部ジャーナル送り先の件について

日 時
平成6年11月25日(金)午後7時30分
出席者
冷川副会長、樋口委員長、坂田、冨田、織田、荒巻各委員

議 事
1.原稿の整理と校正
2.再度原稿依頼について
3.追加原稿挿入について

【パネル制作委員会】

日 時
平成6年8月19日(金)午後7時
出席者
冷川副会長、吉田(邦)常務理事、正岡理事、国武、行実薬局委員、樋口広報委員長、坂田、冨田広報委員、東田常務理事、下瀬社保委員

議 事
1.パネルの内容と作業分担について
  (社)福岡市薬剤師会 冷川
  薬草観察会      坂田
  学校薬剤師      樋口
  OTCと健康相談   行実
  分推      瀬尾、下瀬
  薬局製剤       國武
  薬剤師とは      吉田
  医薬品の情報提供   冨田
  薬剤師会薬局     中島

日 時
平成6年8月30日(火)午後7時30分
出席者
冷川副会長、吉田(邦)常務理事、末田常務理事、瀬尾理事、樋口広報委員長、園武、行実薬局委員、下瀬社保委員、冨田、坂田広報委員、GA企画松田編集委員

議 事
1.内容検討
 (1) (有)福岡市薬剤師会
 (2) <薬剤師会> 日々の業務
 (3) ご存じですか? 学校薬剤師
 (4) あなたの症状に合ったお薬を作れます・・薬局製剤
 (5) 処方せんをもらったら・・! 3枚
     日薬の朝日新聞広告を採用
 (6) 医薬品の情報と知識の提供
 (7) あなたはかかりつけ薬局を持っていますか?
 (8) 薬草観察会

日 時
平成6年9月16日(金)午後7時30分
出席者
冷川副会長、吉田(邦)常務理事、瀬尾理事、樋口広報委員長、図式、行実薬局委員、下瀬社保委員、坂田、冨田広報委員、GA企画松田編集委員

議 事
1.朝日新聞への目薬広告使用 著作権料について
2.各パネル原稿の版下校正

 

各支部報告

【城南区研修会】

日 時
10月19日(水)午後7時〜9時城南市民センター
講 師
金谷久司先生 荒江一丁目開業
略 歴
九大42年卒 第一内科入局
北九州厚生年金病院 4年間
福岡大学荒川教授の第二内科教室
53年現在地開業
演 題
循環器疾患(狭心症と高血圧)

まず患者が診察室に入ってくる時の表情や歩き方(パーキンソン)目の動きをみる。問診にうつり痛み方がキリキリ・えぐる・しめつける。ここが痛いと一点をさすのは神経症で、のどから左手に放散痛が狭心症である。聴診・ECGは発作時でないと意味がない。超音波診断により弁と心筋のうごき、肥大が予測できる。心力テにより血管造影して狭窄の部位を知る。狭心症は心筋への酸素需給関係が破綻することで発生する。

一つは運動なとにより心筋の酸素需要がふえ酸素の供給が追いっかないときにおこる。動脈硬化柱より冠動脈がせまくなったり、閉塞している場合で労作狭心症という。硝酸薬・β遮断薬・Ca拮抗薬を主に使用。

もう一つは異型狭心症である。これは明け方睡眠中ないしは安静時におき運動や情動ストレスに関係ない胸痛発作でECGでST上昇を伴い冷や汗・失神・不整脈・心筋梗塞・突然死。これは冠動脈のスパズム(れん縮又は痙攣)によりおこる。冠動脈の造影では器質的狭窄がないか、あってもそれほどひどくない。これには硝酸薬・β遮断薬・Ca拮抗薬がよい。

不安定狭心症:心筋梗塞になりやすい狭心症と考えられている。今現在ある狭心症の発作の回数や強度が増悪してからしばらくの間に特に強い安静時発作が出現したあとなどが心筋梗塞になりやすい。冠動脈が血栓で急に閉塞することによって心筋梗塞は発症するが、この不安定狭心症は冠動脈の器質的な狭窄に加えてスパズムや血栓形成などの機序が加わって不安定となり心筋梗塞へ移行しやすくなる。スパズムや血栓形成を予防する薬剤が選択される。

Ca拮抗薬:心筋・血管平滑筋へのCaの流入を阻害することにより、心筋の収縮力を抑制し血管を拡張するので血圧低下に基づく心筋酸素需要の減少である。私はヘルベッサーをよく使う。海外から外貨を稼ぐよい薬だ。

硝酸薬:100年以上前から使われている狭心症の特効薬である。現在は経口のみならず舌下、経静脈、経皮投与いづれも可能です。発作寛解薬である硝酸イソソルビトの口腔内噴霧製剤の評判がよい。

β遮断剤:労作狭心症の基本薬です。遮断剤は心拍数を減少させ血圧を低下させる事によって、心筋酸素消費を抑制し心筋虚血を改善する。

最近では労作狭心症や異型狭心症の治療の第一選択は冠血行再建術であろう。これには冠動脈バイパス術と経皮的冠動脈形成術(PTCA)があるが、最近このPTCAの進歩はすばらしい。これは狭窄した冠動脈を特殊なバルーンをもちいて広げる方法です。

なお金谷先生の講演は高血圧へと続くが長くなるのでこのくらいで報告を終わります。

(城南区支部長 栗田邦彦)

出席者30名ほどの和気あいあいとした研修会でした。近隣で開業されてある先生でも、こういう機会でしか滅多にお会いできません。講演のあと、様々の質問を受けて下さり、わかり易く、ていねいに説明して頂きました。

折しも処方検討会の第1回の循環器疾患と相まってタイミングの良いこと。頭の中でスッキリ整理できて良かったという意見が聞こえてきました。

コーヒーを片手に講師の先生と膝を交えての、アットホームな研修会。回を重ねる度に出席者も増え、今、城南支部は熱いのです!

(坂田)

 

【第1回南支部三師会親善ソフトボール大会】

11月13日、秋晴れの中、三師会それぞれの勇士(薬剤師会14名、医師会18名、歯科医師会20名)が集まり、激戦を繰り広げた。当日、この時節にも拘わらず、ポカポカ陽気、絶好のソフト日和であった。薬剤師会スターティングメンバーを発表します。(アナウンスサー風に)

1番 ショート、井上(社保、薬局委員:南を代表するハッスルさん)
2番 センター、深見Jr(最年少:今後のソフト主力候補)
3番 サード、山口(長住部会長:開設者ではソフトの実力1,2位)
4番 レフト、中島Jr(中島市費副会長の長兄:幼年より野球に親しんだ主力選手)
5番 セカンド、日高(太陽薬局ピア高宮店管理薬剤師:市薬の大会でも、度々ホームランを
    打つ、南きってのスラッガー)
6番 キャッチャー、深見(・・・何も書きません)
7番 ピッチャー、吉田(薬局委員長、在宅医療:南のエース彼の超アンダースローの豪腕か
    ら繰り出される球は時にはカーブ(風に流されただけ)時にはドロップ(ただのワン
    バウンド)並いるスラッガーもたじたじ(ストライクがなくて四球)
8番 ファースト、柴山(在宅医療担当:おっとりそうでなかなかのスポーツマン)
9番 ライト、岩佐(副支部長、社保分推:往年の名選手、約10年ぶりに主力として復活、
    ヨッ!不死鳥)ダイジョウプかな?
代打の切り札 小村(支部長:会員を想う心は他にひけを取らない)
応援団 吉田、母と娘(チアガール?)

開会式を終え深見の指導でストレッチ体操(みたいな運動)の後、第1試合が始まった。

第1試合 薬剤師会:歯科医師会 17:5 薬剤師会勝利(ヤッター)
第2試合 薬剤師会:医師会   9:10 医師会勝利(ブスー)
第3試合 医師会:歯科医師会  11:17 歯科医師会勝利

以上の様に三者1勝1敗で並び得失点差で見事薬剤師会が、優勝に輝いたのです。(感激!!)

ファインプレー賞:山口、深見Jr
ホームラン賞:日高
最高殊勲選手賞:岩佐

それぞれハッスルしたが特筆は敢闘賞:井上、初のショートストッパーにチャレンジ、シートノックで嵐の様なノックの洗礼を受け激励の拍手鳴りやまず。ユーモア賞:小村、代打で登場、打った球が前にころがった、“さあ、走れ”1歩踏み出した途端バタン!まだ片足はバッターボックスに残ったまま、体はホームベース上にドスン!!ちょうど三塁ランナーがホームにすべり込む様なシーン。傷もなく、皆々で笑う笑う笑う・・・(小村先生、笑いの種にしてすみません)

その夜、行われた打ち上げも、中華料理を食べながら、和気あいあいに盛り上がり、今後の三師会の抱える問題、院外処方、在宅医療等に関する各支部長の挨拶で締めくくった。

最後にこの大会を成功させる為、尽力を惜しまなかった多くの方々、特に深見(オッオッオ俺ダ!)に感謝します。

(敬称は略させていただきました。)
(組織委員 深見俊彦)

 

【博多区三師会合同在宅ケア研修会】

日 時
平成6年8月25日(木)7:00
場 所
博多保健所講堂
挨 拶
衛生局長 西岡 和男氏

三師会挨拶
 博多区医師会長      福嶋恒彦氏
 歯科医師会博多副支部長  佐喜真盛雄氏
 博多区薬剤師会長     木原三千代
1.在宅ケア・ホットライン事業について
  博多区保健所予防課 在宅ケア主査 牧本道子氏
2.寝たきり訪問指導状況
  博多保健所予防課 地域保健係長 大隈千鶴子氏
3.在宅ケアを支える福祉制度の紹介
  博多区福祉部 福祉課長 松村緑氏
4.市民福祉サービス公社の運営状況
  市民福祉サービス公社 事業課長 小金丸章氏
5.老人訪問看護ステーション博多の紹介
  老人訪問看護ステーション博多 管理者 万代澄子氏
まとめ 博多保健所長 押領司文健氏

上記の様に、在宅ケアの現状説明会が行われました。

統計上、何らかの介護を要する人の数は65才以上に限ってもその実に5%と一般にはいわれています。

西暦20]]年の福岡市の人口を130万人と仮定し、65才以上の人口構成比が限りなく25%に近づいていたとすれば、その人数は約1万5千人ということになります。

「水と空気とお医者の薬はただ」が半ば生活者の常識となっているこの日本で、このような条件下、良質な医薬品を適正安定供給することなど果して可能なのでしょうか。

研修会の最後、博多保健所長・押領司先生は、その種の不安に答えるかのように「今日の説明会は、在宅ケアについて、どこに聞けばよいのか、だれに聞けばよいのか、どういう事をやっているのか、というものでした。在宅ケアは医療の掘り起こしです。医療も福祉も掘り起こして、それが寝たきりを減らすのです。よろしくお願いします。」としめくくられました。

その言葉は、この研修会で示された、在宅医療により寝たきりからふつうの生活に戻る事ができた具体例とともに、来場者の多くに大きな希望を与えてくれた事でしょう。

(荒巻)

【早良区薬剤師会第2回在宅医療研修会】

日 時
平成6年10月19日
場 所
早良区西新「ジョイント5」
出席者
34名

1.講演

(1) 福岡市の在宅ケアへの取り組み
    早良保健所予防課長 楢崎明珠先生
(2) 早良区医師会の在宅医療への取り組み
    早良区医師会理事 在宅医療担当 北島和彦先生
(3) 高齢者福祉について
    早良福祉事務所 福祉課 高齢者障害者福祉係長 大野くに子先生

2.在宅患者訪問時の注意

在宅医療が、本格的に動きはじめる前に開いておきたかった。

懸案の研修会を去る10月19日やっと開催する事が出来た。

講師に早良保健所、早良区医師会、早良福祉事務所から先生方をお招きして各々の立場から現在の取り組みを紹介して頂いた。

保健所の楢崎講師からは現在の在宅ケアの制度の説明があった。10月に医師会の在宅介護支援センター発足により、セットライン機能が充実(マンパワーの増強)した事、薬剤師全会員の質問を受けて、例えば独居老人が町で転倒して骨折した時、単に救急車を呼ぶのでなく、ホットラインを通してもらえれば、ホットラインから救急車を呼ぶだけでなく、退院後の生活の点までフォローしてあげられる事が紹介された。

又、行政区の境界に近い所に住んでいる人の場合、例えば、西区に住んでいるが、かかりつけの医師、薬局は早良区の場合、在宅かかりつけ医、在宅かかりつけ薬局は早良区の、患者が希望する所、行政サービス(福祉に関する事)は、西区から受けられる様に、相談を受けた早良保健所で紹介の労を取る、という説明であった。

どちらも非常に起こり得るケースで参考になった。

医師会の北島講師からは、早良区医師会方式在宅医療後方支援システムの紹介があった。10月より老人訪問看護ステーションが発足し、動きはじめた。これは、開業医が訪問看護を行う時、看護婦をステーションより派通し、支援するシステムである。医師の問でも在宅医療への取り組み方に大きな差があるという。

薬剤師に対しては、処方する意図をキチンと把握して服薬指導してはしいという要望が示された。

福祉事務所の大野講師からは福岡市の高齢者福祉施策についての紹介があった。総合相談窓口として在宅ケアホットラインがあり、種々の行政サービスが施されている。

私たちに関係があるのは要援護高齢者対策で、ホームヘルプサービス、ディサービス、入浴サービス、その他多岐にわたるサービスが用意されてあるので、店頭でホットラインを紹介する事は、患者や介護者から非常に感謝される業務だと思った。

最後に私の方から、実際に処方せんが出た場合、患者宅を訪問する業務は薬剤師として初めての経験になるので、常識的ではあるが薬剤師がうといと思われる注意事項を再確認した。

 まず
○処方せん発行医と充分なコンタクトをとり情報の交換をし、患者について、処方内容について、医師の考えを理解した上で、訪問する事
○事前に訪問日時を知らせる事
○約束した日時を守ること
○必ず許可を得てから室内に入る事
○患者の人格を尊重し名前で呼ぶ事
○薬の内容を聞かれたら必ず医師と相談の上答える事
○訪問後必ず医師、保健婦等に情報をフィードバックする事

何でもない事の様ではあるが、これらの基本的な事をキッチリおさえて、患者を支える医療チームの一員として在宅医療に参加してほしい旨を伝えた。

長時間に渡ったが、在宅医療参加薬局はほぼ全員出席しての熱心な研修会であった。

(早良区薬剤師全会長 橋口扶佐子記)

【保健所・保健・福祉サービス調整推進会議】

※中央保健所による在宅ケアに関する伝達講習会
日 時
平成6年11月21日(月)18:30〜20:00
出席者
中央保健所(仮庁舎)講堂

会議次第

1.挨拶
  中央保健所所長 村上浩氏
  中央区医師会会長 篠崎哲宗氏
  薬剤師会中央支部長 梅末芳彦氏

2.中央区高齢者在宅ケア支援システムの概要について
  中央保健所予防課長 岩永正彦氏(司会進行)

3.医師会の取り組みについて
  中央区在宅医療委員長 船越裕登氏

4.高齢者福祉制度の概要について
  中央区福祉部高齢者 障害者福祉係長 江島和英氏

5.ネットワークによる在宅ケア支援の実例について
  中央保健所 在宅ケア担当主査 渡辺善子氏

6.在宅ケアにかかわる薬剤師のあり方について
  中央支部医療問題 協議委員 光安龍彦氏

7.質疑応答

11月21日(月)“在宅ケアに関する伝達講習会”が、中央保健所長はじめ関係各位のお取り計らいにより開催されました。

又、中央区医師会長並びに在宅担当役員の先生方にもご講演とご助言を頂き、講堂に用意された椅子も間もなく足りなくなる程多数出席(70名)、非常に熱気を帯びた会と成りました。

はじめに、村上保健所長、篠崎中央医師会長、梅末中央支部長のご挨拶、つづいて各担当の先生方の熱心な講演が会次第に法り進行しました。

お話の内容を一部紹介します。

(岩永課長)
・中央区は65才以上の人の割合が全市の平均(131,470人、10.8%)を上回っており(15,767人,12.2%)、今からの在宅ケアの需要は多いと思われる。
・在宅ケアホットライン(直通)は、@ケアを受ける人 A保健所 Bケアをする人の三者からジョイント(同時にお話がつながる)できる様になっているので、ぜひ利用を。

(船越先生)
・以前の在宅医療は、医師会より、各医師に連絡するシステムであったが、現在保健所よりの連絡となった。又、在宅医療の80%は内科であり、あとの20%は皮フ科、整形外科、眼科。今後、24時間連携体制(何名かで組んで常時、必ず一人は応じる)を推進して行きたい。
・中央区の老人訪問看護ステーションは、患者50名を目標としている。

(江島係長)
・中央区の一世帯平均構成人員は、1.98人。これでは家族を看ることは出来ない。現在、在宅福祉対策としてはホームヘルプサービスが60%を占めるが、今後、在宅デイサービスにもっと対応してゆきたい。
・各種老人ホームは今後増やす予定は無い。

(渡辺主査)
・相談者は、対象者の既往症・相談の内容をなるべく詳しく知らせて頂く様お願いしたい。
・相談後の在宅ケアネットワークには、声の訪問、入浴サービス、緊急通報システム(ペンダント式)など有り、その他夜間巡回介護(これは民間のサービスでカギをあずけておく)なども併用できる。

(光安先生)
・会員はもれなく保険課に届出の事。(未届けがまだ多数有り)
・在宅医療を希望する人の質問にキチッと答えられる様、目薬雑誌8、9、10月号をよく読んでおく様に。
・在宅ケアの依頼があっても、今しばらくは薬剤師単独で患者宅へは行かない様にして欲しい。必ずドクター、ナースと同行する事。
・少しずっの地道な積み重ねが必要である。以上の様なお話がありました。我々薬剤師は一足遅れてこの企画に参加するわけですからイザという時に、ドクターやナースの足を引ぼる事のない様、日頃より研轢し、準備を怠ってはならないと改めて感じさせられ、又、反省もさせられました。

質疑応答に入る前に予定時間となり、ひきつづき場所を変えて(歩いて2〜3分程の“日本浪漫座”にて懇談会)希望者は個人的に質問をする事と成りました。懇談会も出席者多数の盛会で、10月のソフトボールの祝勝会と忘年会を兼ねてのにぎやかな会となり、オーナーのてっしいさん御夫妻の飛び入り参加も有り、大変なごやかなのちに約2時間で閉会しました。皆様、お疲れ様でした。

(中央支部広報委員 北島)

 

第15回市薬ソフトボール大会を終えて
(平成6年10月30日:武田薬品流通センターグランドにて)
 組織委員長 占部吉幸

優勝:中央支部、準優勝:東支部、3位:城南支部、参加チーム:両支部、博多支部、勤務部会、西、早良支部

以上の結果となり、2試合ずつの勝率が、全勝で、中央支部、東支部、城南支部が、大会規約により、九人制ジャンケン勝ち抜きで中央支部、東支部、が決勝戦を行い、優勝候補の城南支部が、本年は3位となる無念の涙をのんだ。

本年の優勝チーム中央支部は、若年選手を、ズラリとそろえ、打撃、守備、スピードと、全ての面で強剛チーム東支部を下した。

長嶋監督、巨人軍優勝の残像が残っていたかもしれない。10月末日の日曜日のソフトボール大会、日頃のトレーニング不足のタタリか、打率、守備、の個人の満足度は、低率らしく、本部テント付近での往年選手の反省の会話も少々、このままでは家に帰れるかと、次回チームに闘志を燃やす往年選手の姿は実に頼もしい。

反対に若手選手の内には、難度の高い技術をゲーム中に何回も披露され、我々応援団達にも、アマスポーツのおもしろさを、堪能させてもらった。

支部チームの応援ではチームカラーの緑のウサギ(両支部)の応援が人目を引いた。

次回(来年度)からは女性会員さんも多数、おいでになる所から、2〜3人女性参加チームを、規約化してみようかとの話も出ています。

又、来年2月初めにはポーリング大会を予定しております。各支部競っての参加をお願い致 します。

最後になりましたが、何日も前より、ソフトボール大会のグランドの確保、用具の準備、大会準備等にご協力いただいた方々、又大会当日、大会事務に当たって頂いた、市薬職員の方々に深く感謝をいたします。

 

飯盛山薬草観察ハイキング

 10月23日(日)

「今年はさわやかな好天気に恵まれて、と形容して良いのか悪いのか、」で始まる木村会長のあいさつの中に健康フェアの一環の薬草ハイキングが始まった。

5倍の難関を越えて幸運な100名の市民参加の人達、今年は熟年夫婦もちらほらとして、男性方の参加の多さが例年より目につきます。

飯盛山のゆるやかな約2kmのコース、穏やかな秋の日のハイキングです。

市役所職員の方々は携帯電話を片手に手際の良いフォローをされる。

今年は異常な日照りのせいか、葉や花も境にまみれ、ヒョロヒョロと元気がなさそうに思える。「雨が欲しい」どの草花からも悲鳴が聞こえてきそうです。それでも一生懸命に咲いている花がある。ヤクシソウ、その黄色い花びらが目に優しい。

透き通った秋空にオレンジ色の柿、甘いのか?渋いのか?有馬先生、確かめようと木の下に、草を掻き分けズンズン入って行かれた。

見事な柿一つ、口に運んで「ウッー」。

今年は福岡大学の岡部先生を講師にお願いしての観察ハイキング。熱心に説明され質問も多く出ているようでした。

昼食後、恒例の薬草クイズ5題、今回も80%を上回る正解者でした。因に「ジャノヒゲ、クズ、キンミズヒキ、アカメガシワ、ネナシカズラ」の5題です。

この飯盛山では、50種類の薬草の中、似たようなものがたくさんあってその見分け方を確認しました。

ヌルデとタラノキ
ノコンギクとシオンとヨメナ
ヤブマオとカラムシ
オニドコロとヤマノイモ

終了後は川沿いの万十屋にて遅い昼食。室見川を下に見ながら、お待ちかねのビールで乾杯!

日々の生活の中、自然により近づける薬草観察会、一日飯盛山に遊んで自然からの贈物をいっぱい貰いました。薬局委員の先生方はじめ諸先生、お疲れさまでした。

(坂田)

※ヤクシソウ
 その名は、薬師如来像の後にある光背の形がヤクシソウの葉の形にとてもよく似ているところに由来する。葉のつけ根は耳形に茎を抱く。薬効は胸やけ、食べすぎ、胆石。干した全草を煎じる。

 

野草賛歌

12月9日(金)・10日(土)の両日、NHK福岡放送センタービルに於いて、“未来にやさしい生活デザインフェア”が行われた。

会場では、現在市販されている在宅介護福祉用の最新機器・用品の展示および実演、在宅介護や老人福祉に関する相談や講演会が催された。

福岡市薬剤師会常務理事で福岡植物友の会幹事の末田順子先生が、「野草賛歌」〜野の花に魅せられて〜と題し、1時間講演された。

福岡植物友の会の末田でございます。

この会は、本当に植物や野辺の草花が好きな方々が集まった趣味の会でございます。

私ども植物友の会は、今年で35周年を迎えまして、先日12月4日に35周年記念例会を行って参りました。例会は426回を数えます。

毎月第3日曜日を例会日と決めまして、会員の中から指導者を決め、植物の解説、説明をしていただいております。

オゾン一杯の空気を吸いながら、森林浴をしながら、「あそこに、ゲンノショウコが咲いてるよ」「あら、ここに、女郎花が咲いてるよ」といつの間にか花につられて、どんどん歩いてしまう、趣味と実益を兼ねたとてもいい健康法だとも思っております。

最近の医療や医薬品の進歩により、人の寿命が伸びて参りまして、高齢化社会の訪れと共に退職後の人生が長くなってきました。

この退職後の人生をいかに心豊かに、充実して生きていくかということは、その人の人生にとってとても、大切な事だと思います。

週刊誌を見ておりましたら、退職後、家でゴロゴロしている御主人に向けられる奥様の言葉として

1.今後仕事どうするの
2.何か趣味はないの
3.どうして3度3度ご飯食べるの
4.何処か行くとこないの

30年以上御家族のために一生懸命働いて来た御主人に向けられる言葉としては、かなりの誇張はあるとしても、余りに胸がえぐられる様な言葉だと思います。

皆様方もその様な事になりませんように、なにか生きがいをお持ちになるようにとお勧めいたします。

「死ぬまで現役」という言葉がよく言われますが、とてもいいことだと私は思います。何か人の役にたっているということ、又生活の中で人に何かを期待されているということ、何か自分にも仕事があるということで、生きがいが沸いてくるのではと思います。

しいのみ学園の創立者でいらっしゃいます局地先生は、今88才ですが、人生に、余生などあってはいけないと、今も、元気でしいのみ学園で頑張っていらっしゃいます。

それと同時に楽しく心ゆたかに、生きていくための潤滑油として趣味をもっことがとても大切だと思っております。

それは自分が興味があるもの、好きなことならなんでも良いと思います。

私どもの植物友の会にもご夫婦で同じ趣味をもってお出でになります本当に理想的な老後をお過ごしの方々も多うございます。

先日、九重の近くの万年山に登ったときのことですが、広々とした草原を真っ赤な四駆が疾走してきました。どんな若者が乗っているかと思いきや、チェックのペアルックの初老の御夫婦に驚き、その微笑ましい姿は、とても素敵でした。

誰しも、この様な素敵な老後を送れたらと願わない人はいないでしょう。そのためには、先ず健康でないといけません。年を召してきますとどうしてもあちこちに、故障は出て参りますが、一病息災、その病気と上手に付き合っていく賢さが大切だと思います。

私、薬剤師でございまして、色々な患者さんとお話する機会も多く、薬の飲み方等お話することがありますが、複数の病院にかかっていらっしゃるような場合は、必ずDrなり、薬剤師にご相談下さるようにお願いします。

同じ様な働きのある薬を重ねて飲んだりしないように、又合わせて服薬した場合の相互作用による副作用、最近の重篤な例といたしましては、皆様方の耳にも新しいと存じますが、ソリブジンの件があります。抗癌剤と抗ウイルス剤でありますソリブジンと併用致しますと、死に至はどの副作用がでるのです。

その様なことをさけるためにも、私ども薬剤師は、各薬局では、皆様方、どの様な薬を飲んでいらっしゃるかという服薬状態を記録していく薬歴簿というものをつけております。私共の薬剤師会といたしましても、この様な医療事故を防ぐためにも、研修、努力を重ねておりますので正しい治療のためにも、なんでもご相談下さい。

又、10月より薬剤師も本日のテーマであります在宅医療にも手助けすることができるようになりました。医療人として、皆様方の健康のために努力しております。

そして、もう一つの気をつけておかねばならないことは、生きがい探しの2人旅が、突然1人旅に変わる時が、早かれ遅かれ、必ずやって来ると言う事です。

女性は還しく生まれておりますので、なんとかなりますが、男性の場合心配です。「女やもめに花が咲き、男やもめにうじがわく」と申します。

男性の方もある程度の日常生活の事は出来るようになっていてはしいと思います。

先達て、経済企画庁長官より国民生活白書というものが発表されておりましたが、高齢化社会の到来と共に、21世紀に向けて、欧米並みの核家族化が進んで来ると言う事です。会社人間である男性も、自分の身の回りの事は、自分でできるようになっていてほしいと言う事、退職後これを白書は、第3ステージと呼んでいます。心豊かに暮らせるようにしっかりした人間関係を造っておくべきだと言う事、何か趣味を持つべきだと言う事を提案しておりました。

私を登山に誘ってくれた友人が主催する登山グループで、木曽駒ヶ岳と木曽の御岳に登りましたが、今村さんという84才のおばあちゃんがいらっしゃいました。この方は、登山を始めたのが50才とのことで、それでももう、登山歴34年のベテランでいらっしゃいます。

あいにくの土砂降りの中、キップランプをつけて、とても元気に登られました。とてもお洒落で、生き吐きとしていらっしゃいます。若者の中に、すっと溶け込んで来られます。山に登っていると自然と草花の名前も覚えると言う事で、詳しくていらっしゃいます。お手本として、かくも素敵に、年を重ねていきたいものだと思っております。

今まであちこちの山に登りながら、植物の写真を映して参りました。

スライドで、野の花たちに出会っていただきたいと存じます。

人の場合もそうですが、その方の名前を覚えますと、とても親しみがわいて参ります。花でもまったく同じ事がいえるのではないでしょうか。

私も、最初は、名前なんて、別に覚えなくてもいいと思っていましたが、名前を覚えますと、とても、親しみがわいてきて、「あら、また出会ったね。」ととても愛しさを感じます。

又、その花の「いわれ」などを知りますと、もう忘れられなくなってしまいます。

では、スライドを見ながら御説明して参ります。

 春から秋への野の花たちの紹介
 福岡県の薬草の説明
 有毒植物
 おわりに

自然の中に心を置くというには心に広がりが出来るような気がいたします。

自然のなかにいると、色々悩んでいたことも、霧の様に消えていくように感じる事も良くあります。

皆様方、福岡市の街路樹にもいろんな種類がありますがお気付きですか?

先日、博多駅から大橋に帰る間に、車を運転しながら、木々の紅葉の色にも様々な色があるのに気付き、街路樹の種類を数えてみました。ケヤキ、プラタナス、ナンキンハゼ、イチョウ、シナサワグルミ等、その紅葉の色がひとつ、ひとつ違ってとても美しい景観をなしているのですね。

風に吹かれて、転がっていく枯れ葉にも、何か愛しさを覚えてしまいました。自然ってほんとに素晴らしいと思います。

やさしいお声と美しい100枚近くのスライドを使っての講演に、会場の外まであふれ出た一般市民はうっとりと魅了された。

(樋口)

 

身近な薬草出版記念祝賀会

11月5日(土)午後7時よりホテル日航福岡に於いて、冷川襄先生の「身近な薬草出版記念祝賀会」が150名の出席のもと盛大に開催された。

先ず、発起人を代表して木村英樹先生が友人として、冷川先生の“身近な薬草”の出版の経緯を話され、更に「今日の企画はグループとか団体ではなく、友人として皆様にご案内させて頂きました」と冒頭あいさつされた。続いて発起人の紹介があり、ご来賓の方々のご祝辞を賜わった。

日本薬剤師会副会長の荒巻善之助先生は、「今日、薬剤師は陽の当る場所に出て来ておりますので、このように著書や新聞などで、薬剤師の仕事の一部として具体的に国民に語りかけるチャンスをもつことはよいことだ」と祝辞を述べられた。

又、福岡県薬剤師会会長の梶原敬史先生は、「薬剤師は市民の健康を守るというより、市民と手をつなぐことに身近な薬草を通して自然を愛する気持、自然の四季のものを愛することによって、環境整備を行うことが薬剤師の務めとして、外部の方向へ結びつくことと思います」と述べられた。

次に公務の多忙にも拘わらず東京から駆けつけて頂いた、山崎拓衆議院議員および太田誠一衆議院議員の先生方からも心温まるご祝辞を頂いた。

更に祝辞は行政を代表して、福岡市衛生局長の西岡和男先生、薬務課長の成国勝彦先生と続き、来賓の最後に九州大学名誉教授で、福岡植物友の会会長の渡辺忠雄先生が、会での私達の知らない冷川先生の一面をご披露された。

来賓紹介、祝電披露の後、冷川先生が謝辞を述べられ、乾杯にうつった。

乾杯のご発声は、福岡大学薬学部長の三橋国英先生がなされ、祝宴に入った。

会場は和やかな雰囲気に包まれ、それぞれのテーブルで話に花が咲き、料理に舌鼓を打ちながら宴たけなわとなった。

福岡植物友の会から冷川先生に、マウンテンキャップの贈呈が行われ、髪の毛の多い(?)頭にキャップをかぶられ、九大の後輩でもあり、中国語会話のクラスメートでもある坂田博子先生から、中国語でお祝のスピーチがあり花束を贈呈された。

更に両手に花というところで、広報委員の冨田那美、織田登紀子先生からの花束贈呈があり、宴も最高潮に達したところで、和気あいあい、と楽しい一時を過ごした出版記念パーティも、倉田憲治先生の閉会の言葉でお開きとなった。

(樋口)

【学薬のページ】

2学期活動の報告と3学期活動予定

学薬の皆さん益々お元気でご活躍のことと思います。早いもので本年も、残り少なくなりました。さて、冬期には学校環境も変わってきます。照度、教室内の空気、校内騒音等、条件が悪くなります。このようなことを、お考えになり、学校執務をお願いいたします。

なお、3学期には市学薬統一検査事業として、各校体育館の照度検査を実施する予定です。追ってご通知いたします。

(1) 会務、事業経過

8月5日 第1回砂場砂倦怠持ち込み
8月8日 額約器具整備(新入子分)
8月10日 会員保管器具確認通知
8月17日 砂場砂検査 有馬、城戸他
8月22〜23日 九州地区学校保健協議会 木村 堀江出席(鹿児島)
9月9日 第3回三役会(研修会他)
9月12日 第3回理事会
9月22日 開放プール定期検査集計
10月1日 会員名簿配布
10月3〜8日 飲料水検査 検体持ち込み
10月5日 全国一斉調査各支部集計事業検討委員会(研修、検査事業)
10月6日 市学校保健会理事会 木村他
10月13日 県学薬理事会 木村、小松他
10月18日 第2回給食センター調査
10月21日 市学薬研修会 (平成5,6年度入会者)
10月24日 市長選挙応援出動 小松他
10月26日 学校環境衛生協議会(東京) 堀江他
11月9〜 全国学薬大会・全国学校
10日 保健大会(和歌山市)小松、中野他
11月12〜13日 九州山口薬学大会(那覇市) 木村、堀江、小松他
11月19〜20日 日薬学術大会(千葉市) 木村、浦野、深見
11月21日 県下一斉調査集計
11月26日 県学業伝達講習会 会員多数
12月1日 福岡市学校保健大会 早良市民センター

(2) 3学期活動スケジュール

1月(2月)3学期飲料水検査・採水
2月    3学期給食センター環境調査
2〜3月  市学薬統一検査事業(全校対象) 体育館(講堂)等の照度検査

平成5・6年度入会会員対象の研修会(基礎I)報告

10月21日、市薬会館会議室及び試験センターに於いて、平成5年及び6年度学業入会会員を対象に、基礎Iとして研修会を開催した。

出席者は約60名(出席率約80%)で、午後7時から9時半の2時間半、講義と実地研修を行い、今後の日常の学薬活動に役に立つ理論と実技を研修しました。

〔主な研修内容〕

(1) 講義I 学校薬剤師と学校環境の実態 講師 堀江副会長

 学校保健法第2条に規定されているように、健康診断や安全点検と同一の重みをもって校内の環境衛生検査を学校保健安全計画に入れ、かつ学校が主体的に実施しなければならない。

 学校が行う環境衛生定期検査に当り、学校の非常勤職である学校薬剤師が、学校の常勤職員である保健主事や養護教諭等と協力して実施する。又、学校に行った折は、校長と認識を高めてほしい。学校内の環境衛生検査は次の三つに分けられる。

 (1)定期環境衛生検査
  これは学校薬剤師が主に行う。
  照度及び照明環境・騒音環境及び騒音レベル・教室の空気・飲料水の管理・学校給食
  の食品衛生・水泳プールの管理・排水の管理 以上7項目

 (2)臨時環境衛生検査
  学校が必要と認めた時行う 
  学校の清潔・ネズミ、衛生害虫等

 (3)日常における環境衛生(日常点検)
  指導助言を行う。


 ひき続き、(1)の定期検査7項目について、講義があった。


(2)講義U 本日予定している実地研修検査についての講義を行う。

 (1)残留塩素の正しい測定方法
  講義及び実技指導 野口美智子先生

 (2)照度検査・給食食器の洗浄検査
  講義及び実技指導 猫越 寿先生

(3)実地研修
  試験センター及び会議室において次の3つのグループに別れ順次研修を行った。

 (1)残留塩素・pH測定〔野口美智子先生〕
 (2)照度検査     〔猫越寿先生〕
 (3)給食食器の洗浄検査〔木村英樹会長〕

 

第41回全国学校薬剤師講習会伝達講習会報告

 11月26日、午後2時〜4時40分、県薬会館に於いて、伝達講習会が行われた。

〔主な内容〕

(1)県薬務課が保有している薬物乱用防止を目的にした映画の上映があり、学校での利用を要望された。

 (1)題名「ウィル・断る勇気」
  アニメでシンナー乱用の恐ろしさを説明上映時間約25分・小学校高学年以上

 (2)題名「ダメ・ゼッタイ」
  恐怖のシンナー乱用を内容としており上映時間的20分・中学生以上。

(2)伝達講義
 7月、青森市にて開催された第41回全国学校薬剤師講習会の講義内容を 八幡学薬理事・脇園隆二先生及び県学薬・野口副会長両名より、説明がありました。

 (1)学校保健の現状と課題
 (2)学校経営と学校保健
 (3)環境教育と学校環境衛生
 (4)エイズについて
 (5)青森県における自然の保全を求めて
 (6)学校環境衛生の基準の主旨と新しい学校環境衛生活動の展開

以上の項目の詳細は、省略します。要点として

(1)学校薬剤師は、今まで以上に学校保健委員会等を通じて、学校に指導助言をお願いしたい。

(2)学校環境衛生は、環境教育そのものであり、そのためにも学校薬剤師は今後の地球規模の環境変化情報を把握することも大切である。

 

表彰受賞おめでとうございます

文部大臣賞 中野佐先生
文部大臣賞 古賀隆先生
文部大臣賞 坪根百彦先生
日本公衆衛生協会会長賞 木村英樹先生
県教育委員会賞 江口春子先生
県学校保健会会長賞 木村英樹、吉成親拾、山手嘉子先生
市教育委員会賞 小田浩平先生
市学校保健会会長賞 土肥善衛、江頭溜先生
日本学校薬剤師会感謝状 福薗洲雅殿(福岡市教育委員会 保健体育課長)


〔学薬広報担当 堀江・竹尾〕

会 務 日 誌 (平成6年3月〜5月)

9月1日 福岡市医師会老人訪問看護ステーション開所祝賀会 18:00
     福岡市衛生局と在宅医療について打合せ
  5日 社保委員会 13:30
  6日 総務会 19:00
  7日 学術委員会 19:00
  8日 薬局委員会 19:00
  12日 在宅医療委員会 19:00
     健康ウォーク福岡実行委員会 18:00
  14日 組織委員会 19:00
  16日 パネル制作委員会 19:00
  19日 健康週間実行委員会 15:00
  20日 在宅医療研修会 19:00
  22日 広報委員会 19:30
     社保委員会 19:30
  25日 会員薬草観察会
  28日 在宅医療医師会打合せ会 19:00
     薬物療法研究会 19:00
  30日 歯科医師会と協議 19:30
     くわはら敬一氏を励ます総決起大会 13:00
10月4日 社保委員会 13:30
  5日 中央区健康フェア
     小倉市薬剤師会 薬局視察 12:30
     セミナー「太田誠一君とその仲間たち」 16:00
  6日 城南区健康フェア
  7日 薬務課事務打合せ 19:00
  8日 山崎拓「政治懇話会特別セミナー」 11:00
  9日 薬草観察下見 10:00
  11日 国立病院九州医療センター打合せ 19:00
     パネル制作委員会 19:30
  12日 薬剤師会薬局委員会 19:00
     商区健康フェア
     緑進会議団体長会議 14:00
  13日 処方検討会 19:00
     広報委員会 19:30
     早良区・西区健康フェア
  14日 三役会議 19:00
     東区健康フェア
  17日 薬事功労知事表彰式 13:30
     薬局委員会 19:00
     学術委員会 19:00
  18日 理事会 19:00
  23日 福岡市薬草観察会
     桑原敬一出陣式 13:00
  24日 支部長会 19:00
  26日 福岡市計量協会理事会 11:00
     薬物療法研究会 19:00
  27日 処方検討会 19:00
     定期監査 19:00
  28日 博多区健康フェア
  30日 ソフトボール大会
11月1日 計量記念式典 14:00
     急患委員会 19:00
  2日 平成7年度衛生局補助金陳情 9:30
  4日 薬局委員会、広報委員会、パネル制作委員会 19:00
  6日 市長選挙
  7日 製薬会社連絡協議会 19:00
  8日 学術委員会 19:00
  10日 処方検討会 19:00
  12日 第59回九州山口薬学大会
  13日  同 上(
  18日 在宅医療委員会 19:00
  19日 第27回日本薬剤師会学術大会
     第5回薬局実務研修会 14:00
  20日  同 上(一次) 10:00
  24日 処方検討会 19:00
     石井道子を励ます会 19:00
  25日 広報委員会 19:30
  26日 第5回薬局実務研修会 14:00
  27日  同 上(二次) 10:00
     医師と歩こう健康ウォーク福岡 9:00
  29日 ユニバーシアード
     医療救護部会 16:00
  30日 三役会 19:00

[編集後記]

近頃からだがきついので自分で尿検査をしてみました。蛋白質、糖、鮮血、マイナスです。血圧も正常。それでは肝臓はどうかなと思って病院に行き血液検査をしていただきました。肝臓もパスでした。その時のデータの事ですが、コレステロール183mg/dl(130〜220mg/dl)HDLコレステロール82mg/dl(40〜80mg/dl)中性脂肪54mg/dl(50〜150mg/dl)という値です。

先生がおっしゃるには「女性でHDLコレステロールがこんなに高いとはめずらしいね。いい事です。」と。すぐに私にはピンと来た事があります。「先生これは私がDHA、EPAを飲んでるからだと思います。これしか思いあたりません。」すると先生は「やっぱりDHAはいいんやね。患者さんにも出した方がいいなあ。中性脂肪が低いからきついのかもしれないね。」

と言われました。これも心当たりがあるのです。痩せたくて朝食抜き。晩だけ食べるダイエットをしていた為でしょう。でもこの事は先生には笑われるので言いませんでした。

血液って正直ですね。生活がそのまま反映されるんですね。正直だからこそ検査に使われるのであって当たり前と言えばあたりまえの事ですが、感心しています。

DHAは成長期の子供や受験生に飲ませると頭がよくなると言われていますが、これを裏付ける検査方法はあるのでしょうか?CTやMRIでは頭が良くなってるかどうかはわからないでしょう!試験の結果がものを言うのでしょうか?

3人目の子が中学を卒業した時もう広報委員はする事がないと思いほっとしてましたのに、張り合いができました。よろしくお願いします。

(織田)

  

10月29日(土)、博多区健康フェア当日の午後、報告の原稿を書こうと会場の山王公園へと出掛けました。“祭り博多”と言う催しと同一会場で行われたためか、来場者があまりにも多く薬剤師会の会場がなかなかみつかりません。必死で探していると運よく博多保健所長の押領司先生から声をかけられました。

「薬剤師会の先生方はもう帰られましたよ」と笑顔の一言。「私が報告の原稿を書くごとなっとうとに、これはおおごとですよ。」と思わず答えた私に、「大好評でしたよ、お茶もすぐに売り切れたみたいで」と炎天下お茶の試飲につめかけた来場者の様子を説明下さいました。

強い日差しのなかフェアのお世話を下さった博多支部の先生方、お疲れ様でした。

博多区の木原支部長にお電話で事情を説明したところ「それならば私が書きましょう」と、その一言に救われた私でした。

(荒巻)

  

“荒巻先生、ご結婚おめでとうございます”心よりお祝い申し上げます。

去る12月4日(日)、ホテルニューオータニ博多に於いて、新婦美佳さんと結婚式を挙げられました。私も広報委員長として案内を受け、喜んで出席させて頂きました。バイオリンやフルートの音が流れる素晴らしい盛大な結婚式でした。

美人の美佳さんのハートを射止めたのは、恐らく日頃の広報委員として鍛えたあの文才によるラブレターではなかったかと思います。これからは、腰を落ち着けて広報活動が出来ますね?

新婚旅行はハワイと伺っておりますが、帰って来られたら欧州ならずハワイの薬局紀行を書いて頂けるものと期待しております。

私もハワイと聞いて、19年前大学の研究室に居た時分、ハワイのオアフ島の教会で結婚式を挙げたのを想い出しました。当時は1ドル360円の時代でした。来年は結婚20周年を記念して、1+1が4となりましたがハワイ旅行でもと考えております。鬼が笑うかな?

(樋口)

  

  

平成7年1月1日発行
福岡市中央区今泉1丁目1番1号
社団法人 福岡市薬剤師会 T E L 092-714-4416
発行人   木 村 英 樹
編集人   委員長  樋 口 昌 嗣
 委 員  冨 田 郁 美
      織 田 登紀子
      坂 田 博 子
      荒 巻   滋
担当副会長 冷 川   襄
印刷所   (有)興英社印刷